今年9月までの日本酒の出荷状況が発表されました
平成28年9月 造り方別出荷状況
9月 前年 前年比 1~9月 前年 前年比
吟醸酒 4,7kl 5,0kl 94,7% 42,4kl 40,0kl 107,2%
アル添吟醸酒 1,5 2,0 75,8 14,8 15,4 95,9
純米吟醸酒 3,2 3,0 107,5 27,7 24,2 114,4
純米酒 5,4 5,1 104,9 43,0 40,1 107,2
純米+純吟 8,6 8,1 106,2 70,7 64,3 110,0
全酒合計 41,1 43,9 93,7 344,9 351,2 98,2
造り方別シェアー
9月 1~9月 平成27年度(年間)
吟醸酒合計 11,4% 12,3% 11,3%
アル添吟醸酒 3,6% 4,3% 4,5%
純米吟醸酒 7,8% 8,0% 6,7%
純米酒 13,1% 12,5% 11,3%
純米吟醸酒+純米酒 20,9% 20,5% 18,0%
本醸造酒、普通酒は削除していますが、それぞれの1~9月の前年比は
本醸造酒 :94,5% 普通酒 :95,7%で、相変わらず前年割れの厳しい状況です。
また、9月の吟醸酒はずいぶん久しぶりに前年を割りましたが、内訳をみるとアル添吟醸酒が大幅に前年を割ったためで、純米吟醸酒は順調に伸びています。
さらに、純米酒も順調に伸びており、純米吟醸酒と純米酒を足すとそのシェアーはついに20%を超え、いよいよ純米酒へのシフトが本格的に始まった、逆に言えば、消費者はアルコールを添加した酒を選ばなくなる傾向であると言えるでしょう。
日本酒の本格的な消費時期に入る、これからの動向に期待が持てそうです。