今日もご訪問有難うございます。
阪田 陽子です。
「頑張って!」という言葉
実は「頑張れない」励まし方になってしまうことが多い
そんなお話を致しましたね。
今回は
「相手をリラックスさせる励まし方」です!
私がよく使う方法
それは…
「相手がネガティブだと思っていることをポジティブに言い変えてあげること」
「1点だけ具体的アドバイスをしてあげること」
そして
「いつも見守っていますよ」という隠れたメッセージをこめること!です。
例えば部下がプレゼンを前に緊張しています。
「あら~?緊張しているの?」
そんな問いかけに
「準備不足なもので…」
それに対しては
「あなたはいつも完璧を求めるからね~
なんでも準備不足に思っちゃうのよね~
でも、誰よりも準備してきていると思いますよ~」
お気づきですか?
「準備不足」というネガティブ思考を「誰よりも準備してそう感じるのだ」と、ポジティブ思考に持って行っていますね。
更に、この言葉の中には
「あなたのことはいつも見てきたんですよ」
そんなメッセージが隠れています。
ここで相手との信頼関係が生じます。
そうすると、不思議なことに…
なんだか安心感が出てくるものなのです。
しかし、もちろん、このまま終了しては相手はまだ不安が払しょくされません。
ではどうすればよいでしょうか?
それは「具体的なアドバイスをする」
例えば「何か間違ってしまったことを言ったとするでしょう?
そうしたら、訂正すれば良いだけのことよ。
それでも、もし、自分がへこみそうになったらこう言いなさい
<これで、この説明は皆さんのご記憶に残せたのではないかと思います>」
また「上手にできるかどうか…」
そんな部下にも、同じように完璧を求めすぎないよう諭します。
「そんなに上手なのに、まだ上を目指しているの?
いつも向上心もって取組むものね~」
そしてアドバイス
「完璧にしゃべれば良いというものではないのよ~
言い間違いも<味>だと思って。
ロボットが説明しても、印象に残らないでしょう?
ちょっとばかり起伏があった方が、相手は印象に残りやすいんだから。」
このように
「ネガティブをポジティブに」
「具体的に1つ」
「見守っている気持ちを表す」
この3点を取り入れて「励ます」
そうすると、相手はリラックスして臨んでくれるようになるでしょう。
ただ、リラックスさせるために言いがちな「禁句」もあります。
例えば
「失敗したっていいんだから」
「自分のやりたいようにやったらいいよ」
「ぼくはね、こうやって成功したんだよ、君もそうすれば大丈夫だよ」
…
これでは、折角のやる気を削いでしまったり、見離された感じがして不安感を増幅させたり…
また、成功談は自慢話と紙一重
そんな内容は、相手が「自分には合わない!」と思った瞬間、混乱を来たします。
気をつけましょうね。
「頑張って!」
ただでさえ、そんなシチュエーション
緊張して力が入りまくっています。
これ以上「頑張らせない」言葉かけで「頑張らせる」
3つのポイントをベースに、話してみて下さいね!
最後に。
折しも受験シーズン
試験前の励まし方
今までガミガミネガティブな内容を言いすぎてしまったママ
ご自身の反省の弁を素直に述べましょう。
そして
「あなたの頑張りは偉かった。
本当に立派だと思っている」
そう、一言かけてあげましょう。
「見守ってきたんだよ」
そういう思いを素直に伝えることがとても大切です。
更に
「緊張したら、この方法 を使ってみて。
プロ野球選手も使うらしいから」
そんな具体的アドバイスを与えてあげて下さいね。
あとは、笑顔で「行ってらっしゃい!」
そこで、思わず「頑張ってね」
そう言っても大丈夫でしょう。
何故なら、お子様との「信頼関係」ができているからです。
常に「相手を思いやる」
その気持ちを忘れず「励まし」の言葉をかけましょうね!