今日もご訪問ありがとうございます。
阪田 陽子です。
28日の仕事納めで気が緩んだのか、風邪をひいてしまいました。
しかも、忘年会目白押し!
更に今日は、親戚一同集まっての年越しホスト!
…死にそうです…が、頑張ります。
さて。
そんな間隙を縫って、前回 の続きを。
この時期多い「同じ話を繰り返し話す人」への、美しい対応の仕方です。
前回もお伝えしましたが、もし、自分が同じ話を繰り返してしまった時。
相手に「その話、以前聞きましたけど」
こう言われたら…
「相手と話したことを忘れていた」=「軽んじてしまった」という印象を与えてしまう
だから、その対処をどうするか 、というお話でしたね。
では、もしご自身が繰り返し同じ話をしてしまったら、どうしたら良いでしょうか?
同じように「その話、2回目ですけど…」
これがベストなのでしょうか?
繰り返し同じ話をするということは、よっぽどそのお話が重要なのか、もしくは強烈な印象があったのでしょう。
ですから「その話、以前も聞きましたけど…」
そんな返し方は「あなたにとっておきのお話をしたい!」
このような、有難い相手の気持ちを削いでしまうことになりますよね。
そこで、お勧めなのが
「初めて聞いたようなフリをする!」
しかも、「知ってるんだよね~実は」
そのような軽んじた態度ではなく、気遣いのある言葉を添えましょう。
初級コースとしては
「凄いですね~」
「ビックリですね~」
このような、感情を込めた言葉で返すと相手も気持ち良くお話してくれるでしょう。
もちろん、ずっとこの返しだとわざとらしいですし、ご自身も嘘に疲れてきてしまいますよね。
そこで中級コース
「そのあと、○○さんは、どうなさったんですか?」
「そのあと、何か影響はなかったんですか?」
もしくは
「その成功の陰には、相当な御苦労があったのではないですか?」
そのような言葉かけをすると相手も
「実はね~…」
「例えばね。…」
以前と違うお話を引き出すきっかけ言葉となるのです。
そうすると、相手もまた滔々とお話できますし、ご自身も同じ話ばかり聞かされて退屈になることは減るでしょう。
更に、上級コース
もし、相手が「これは、以前もお話したかな?」と気付いた場合。
ここでは、あえて嘘を言う必要はないでしょう。
その代わり
「良いお話は何度伺っても勉強になります」
「そのお話は、何度伺っても元気がでます。今日もパワーを頂きました」
そんな大人な返しができる…
これは、相手が喜ぶだけではありません。
きっと「話を良く聞いてくれる人」として印象に残ることでしょう。
え~、なんか媚を売っているみたいで嫌だわ~
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、前回気付かなかった学びも見つけられるかもしれません。
それに、伺うシチュエーションが違うだけで、ご自身の感じ方も、相手の会話の内容も、少し違っているかもしれません。
実は、真摯な態度で伺うと、繰り返しのお話も悪くないもの…
特に、繰り返し同じお話をする人は、お年を召した方が多い。
ということは…ご自身以上に知識を豊富にお持ちである可能性が高いですね。
その知識を労せずして伺えるということは、ビジネスなどにおいては非常に有益です。
もちろん、その場で伺えなくても、あなたを「話を聞いてくれる人だ」
そう思って頂くだけでも、他の人にはない重要なお話をもっと話してくれるかもしれません。
相手に自分を印象付ける、という意味でも、非常に大切な行動ではないかと思います。
ただ単に「また同じ話か~」
そのように思わず、折角だったら何か別の知識を頂こう
そんな態度で臨むと、きっと良い方向に向かうでしょう。
大人の美しい対応をすること。
それは、ご自身の知識を増やすだけではありません。
相手にご自分を印象付け、将来「あの人は素晴らしい」と言って頂ける礎となる可能性が大きい。
是非、この機会を「チャンス」と思って対応してみて下さいね。