目黒記念、有力馬情報? | さかなくんのパカパカ日記

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お待たせしました。それでは明日東京競馬場で行われます目黒記念の有力馬の情報です。



5/26(日曜日)

第2回東京競馬12日目12R
第127回目黒記念(GⅡ)有力馬情報
芝 2500m/GⅡ/4歳上/国際/ハンデ


【レースの見解】

今やダービー当日の最終レースに行われる事が浸透してきた伝統の一戦。ダービー後の独特な雰囲気の中で行われる事で、そのダービーの結果次第でジョッキー心理が変る事は言うもでも無い。特にダービーで有力馬に乗る、武豊、クリスチャン、ユーイチ、ウィリーなどは少なからず影響は出るだろう。直前の結果は是非加味して頂きたいところ。


2 コスモロビン
牡5/56.0kg 
柴田大知/清水英克
騎手厩舎連対率:55.0%
東京芝:2-1-2-1 
芝2500m:2-0-1-2 
最高タイム:2.31.0
前走は58キロで久々、調教量も満足のいくものではなかったが、後方から一気の差し切りを決めての勝利。「結果的に中身ができていて、欲を持たずに無理のない騎乗がハマったのでしょう。まあ準オープンでは力が違ったという事ですね。ひと叩きしたからと言って、大幅に変わった印象はありませんが、このレースは昨年3着している実績がありますからね。ハンデも56キロならば楽しみはありますよ」と陣営。反動を考慮しつつの調教で、正直なところデキは良さそうではないが、関係者もビックリのポテンシャルの高さがある。冗談混じりでである厩務員が「ウチなんかじゃなくて関西のイイ厩舎にいたら、とっくに重賞の2.3つは勝っているよ」との事だった。因みに、コスモ3頭出しの中で一番気があるからこその鞍上柴田大知騎手でもある。


3 タッチミーノット
牡7/57.5kg 
横山典弘/柴崎勇
騎手厩舎連対率:25.0%
東京芝:2-2-2-2 
芝2500m:0-0-0-2 
最高タイム:2.31.2
前走の日経賞は流れと馬場に苦労しながら大崩せずに4着。その後は放牧を挟んで、ここを目標に調整してきた。「帰って来てから順調そのものですし、状態はとても良いですよ。蹄底が浅いので、道悪や荒れた馬場だと気にしてしまうので、前走の中山では馬場は走りにくかったのでしょう。その点、パンパンの良馬場で、しかも時計の速い今の東京はこの馬にピッタリの条件です。距離も問題ないし、ハンデ57.5キロも実績から覚悟していましたよ」と厩舎サイド。コディーノを下ろされて、ダービーに騎乗馬がいなくなってしまった横山典弘騎手にとって、ココはある意味勝負どころ。ただ、もしダービーでコディーノが勝つ様な事になれば、精神的なショックを受けてしまい、騎乗に影響する可能性はある。


4 ムスカテール
牡5/56.0kg 
内田博幸/友道康夫
騎手厩舎連対率:55.0%
東京芝:1-1-0-1 
芝2500m:0-1-1-0 
最高タイム:2.30.1
前走の天皇賞は速いペースを前で追走したが、前半からモタれ気味で、4角では不利もあり納得のいかないレースで終わってしまった。「本来、あんなにモタれる馬ではありません。中間はその点を改善する様に調整してきたし、左回りならば、右回りほどひどくはないでしょう。乗り慣れた内田博幸騎手になるし、距離も丁度良いですね。ハンデ56キロならば、定量より1キロもらっている事になりますから、巻き返しますよ」と陣営。適条件で大幅に見直しが必要の一頭。


5 カポーティスター
牡4/56.0kg 
福永祐一/矢作芳人
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:1-0-0-2 
芝2500m:0-1-0-0 
最高タイム:2.32.2
当初の予定は天皇賞・春~シンガポール遠征だったものの、「万全の状態で使えないから」と回避を即断。すぐにこのレースに目標を切り替えたとあって、「疲れは取れて満足できる状態です」と厩舎サイドも胸を張る好態勢。一部では「天皇賞を使う時点で、このローテ変更は頭にあった」という評判もあり、一般的に言われている『予定変更の誤算』を過度に意識する必要はなさそうだ。その天皇賞と言えば、「馬より鞍上(前走騎乗の高倉稜騎手。今回は福永騎手が騎乗。)が舞い上がっていた」(某関係者)という評価があるように、行くでも控えるでもない中途半端な競馬をしてしまったことが敗因。2走前にはフェノーメノと0.2秒差、ココでも全くヒケを取らない地力を持っていることは確かである。「良馬場で56キロ、ココはチャンスだと思っている」と、厩舎サイドも色気を持って使ってくるそうだ。


7 ノーステア
セ5/55.0kg 
蛯名正義/鹿戸雄一
騎手厩舎連対率:27.8%
東京芝:5-2-3-4 
芝2500m:未経験 
人気に推された前走だったが、聞いていた通り久々で反応が一息で、終い差を詰めてくるも3着までだった。「間隔が開いたせいか、前走は特に鈍かった、と乗り役さん(前走騎乗の三浦皇成騎手。今回は蛯名正義騎手が騎乗。)にも言われてしまいました。一度叩いてだいぶ素軽くなり、明らかに前走以上のデキなので、今度は反応も変わってくるはずです。東京コースで55キロならば、この馬にとってベストの舞台で最大のチャンスだと思います」と陣営はヤル気。因みに、この馬と11RのワカタカCのシンキングマシーンの厩務員さんは親子との事で、「父が先に勝って次は息子、親子で連勝」と張り切っていたらしい。


8アドマイヤラクティ
牡5/57.5kg 
岩田康誠/梅田智之
騎手厩舎連対率:25.0%
東京芝:1-0-0-0 
芝2500m:未経験 
さすがにGⅠでは少し相手が強かったものの、自分の形に徹して4着なら及第点以上の好内容。その後はすぐにこのレースを目標に調整が開始されており、「トモと腰が更に良くなった」と助手が絶賛するくらい馬が充実しているそうだ。厩舎サイドからは「敵は斤量だけ」という声も出ているらしく、精通の筋に言わせれば「かなり自信を持っています」とのこと。5月に入ってわずか1勝止まりと、ココに来て完全にブレーキ状態の鞍上(岩田康成騎手)は気になるところだが、その鞍上はダービーに騎乗馬がいないこともあって、「僕のダービーはこれですから」と言うほど気合が入っているらしい。ちなみに、このアドマイヤとともに「ウチの二枚看板」と言われているショウナンマイティは、来週の安田記念に出走。これが何やら仕掛けてくるらしい…。


11 カフナ
牡5/56.5kg 
戸崎圭太/池江泰寿
騎手厩舎連対率:33.3%
東京芝:1-0-1-2 
芝2500m:未経験 
ココに来てようやく本格化してきた印象の強いこの馬。元より、デビュー当初から何度も本命公開から的中馬券をお届けしているドル箱馬だが、その当時から「パンとすればさらに凄い馬になる」と言われており、ついにその素質が開花したという見方は西でも支配的。前走で手綱を取った戸崎騎手も「乗りやすいし、アクセルを踏んでからの反応が抜群。本当にイイ馬です」と手放しの絶賛ぶりだったそうで、ココ参戦を聞いた時も「足りると思いますよ」と話していたらしい。この中間も手加減ナシに攻めて状態は「むしろ前走以上」という話。軌道に乗った素質馬、ポンポンと重賞獲りを狙っている。


16 ルルーシュ
牡5/57.0kg 
ウィリアムズ/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:4-1-0-0 
芝2500m:1-0-0-1 
最高タイム:2.29.9
出遅れて、慌てて行ったら掛かってしまい、終いはガス欠で全く伸びなかったマクドノー騎手のひどい騎乗の前走は「参考外」と陣営。放牧を挟んで、このレースを照準に定めてシッカリと乗り込んで来た。「アルゼンチン共和国杯を勝った時にには及びませんが、先週辺りから気合が乗って、良い感じになってきました。GⅡ勝ちの実績があるので57キロは仕方ないところ」と厩舎サイドは気にしていない。木曜日の追い切りはコディーノの先導役を務め脇役扱いだが、水曜東京入厩藤沢勢の大トリ、実は主役級の1頭でもある。




なお、予想につきましては後ほど。(ダービーの予想の前にお話します。)