スプリンターズS予想。 | さかなくんのパカパカ日記

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『談話室「さかなくん&ブサ雄」』の競馬版です。競馬に関する話を主に書いています。

お待たせしました。それでは今日中山競馬場で行われますスプリンターズステークスの予想です。



【レースの見解】


名牝の域に達しているカレンチャンが連覇に挑む。GIを連覇した馬は沢山いるが、どんなレースでも2年連続で勝つというのは難しい事。特に、このスプリンターズSはフェブラリーSと並び連覇が難しいレースと言われている。安田記念やマイルCSには連覇した馬が複数いるが、極限のスピードとパワーが必要な中山のスプリント、本当のピーク時でしか勝てないのだろう。今年のスプリンターズSでピークを迎えているのは…!?そうなると、『もう一方の厩舎の期待馬』の可能性もひょっとして!?



◎16 ロードカナロア

○14 カレンチャン

▲ 3 ドリームバレンチノ

△ 7 リトルブリッジ

   5 ラッキーナイン

  15 エピセアローム

   4 サンカルロ

   2 フィフスペトル

   8 スプリングサンダー


【本命馬の話し(再掲載)】


カレンチャンの初重賞制覇となった阪神牝馬Sなどでも調教パートナーを務めた事がある安田隆行厩舎の次期看板馬。デビュー当時はスピードを生かして逃げてこその馬だったが、4戦目から手綱を取った北村友一騎手が「溜める競馬」を教え込み、ドラセナ賞では、結果的には逃げ切り勝ちも、スピード任せの競馬ではなく、道中で脚を溜めて終いを伸ばす競馬を見せた。次走の葵Sでは、さらに2番手で折り合い、終いキッチリ伸びて快勝、そして圧巻の京洛Sは好スタートながらスッと下げ、中段の外めで前に壁が無くてもキッチリと折り合い終いは弾けに弾けた。しかしこの時点でも「まだ本格化はしていません。本格化すればカレンチャンより強くなる」と話していた。
成長途上だったことと内枠が災いし伸び切れず3着と敗れた高松宮記念、そしてやはり内枠が災いした函館SS、その騎乗振りから前走では岩田康成騎手に乗り替わり(高松宮記念では福永祐一騎手が騎乗。)となったが、逆に「どんな競馬でも勝てる」といった自信過剰気味の騎乗で足をすくわれまたも2着惜敗。ただこの3戦はこの舞台に向けての経験としては全て価値あるレースだった。カレンチャンとの序列が入れ替わる時は間もなく、それがこの舞台である可能性は十分にある。今までとは打って変わって大外16番枠、これも運だろう。スタートが速く好位で折り合える今のロードカナロアにとって絶好枠とも言えそうだ。


【サクラバクシンオー以来の『連覇』なるか!?】


・14 カレンチャン・・・・言わずと知れたディフェンディングチャンピオンでもあり、今のところは短距離では現役NO1の存在。さらに、過去数々の名馬が挑んできたが成し得なかった史上初のスプリントGI3勝目を目指し参戦する。トライアル的レースのセントウルSが、強引な競馬で終い甘くなるも「次はやっぱりカレンチャンだ」と思わせるレース振り。春のオーシャンCよりはかなり良いトライアルだった。体を504キロと大きく増やしてきたが「成長分もある」と驚きのコメント。本当に5歳牝馬で夏に成長しているならば、それは恐ろしい出来事だ。一部の馬をよく知る牧場関係の者に言わせても「昔の年齢表記なら6歳、人間で言えば25歳くらい、奥手だったとしてもスプリンターとしての盛りは過ぎているのでは…」という声も聞える。ただ、この馬を良く理解している担当は「デキはもの凄く良くなっている」との事で、たとえ「盛り」は過ぎていても、このレースまではまだ可能性はありそうだ。このレースが大きなターニングポイントになる事は間違いなく、勝つ可能性もゼロでは無いが、全く走らないシーンがあってもおかしくはない。


【ボーナス狙い?それともチャンピオン狙い?】


・7 リトルブリッジ(香港)・・・・11~12年シーズンの香港最優秀短距離馬。22頭という他頭数の1000m戦でも楽に番手に付けられる先行力が武器(行こうと思えば楽にハナにも行けたというほど)、前残りが多いこのレースには打ってつけのタイプと言える。来日前に跨った主戦ジョッキーから「物足りない」という辛口のジャッジが出たことから、一時はデキナシのウワサも飛び交ったが、「追うごとに良くなっている。計算どおり」と厩舎サイドからは前向きな話が入ってきている。来日後に生で見た関係者が口を揃えて「ノドが鳴っている」と話していたことは気掛かりも、遠征競馬で伝統のGIを勝つのは実力の証、「今年の外車の中ではコイツだろう」という意見があることもまた事実。因みに、グローバルスプリントチャレンジの100万ドルボーナスを受け取れるチャンスがあるのもこの馬。勝てばリーチが掛かる。(カレンチャンも対象ではあるが、3カ国での優勝が条件でもあり事実上は難しい)