お待たせしました。それでは今日札幌競馬場で行われます札幌2歳ステークスの予想です。
【レースの見解】
過去にはダービー馬ほか、後々のGⅠホースを輩出しているだけあって、夏の2歳重賞の中では最も注目度の高いステークスとなっているこの一戦。来年は改修工事のため開催の無い札幌フィナーレを飾る重賞という事もあって例年以上の盛り上がりを見せているが、それに相応しいメンバー構成。先々に向けても、そのレースぶりには注目だろう。
◎ 6 トーセンパワフル
○11 ラウンドワールド
▲ 7 マイネルホウオウ
△ 3 コディーノ
8 コスモシルバード
2 ロゴタイプ
5 エデンロック
13 ジェネラルグランド
【本命馬の話し】
センス溢れるレース振りでデビュー戦を楽勝した後は放牧に出されて、8/10に函館に入厩して調教を積んできた。再三併せ馬をこなして申し分のない仕上がり。札幌に移動してからはパドックを入念にスクーリングして、久々なのでゲート確認も行い、万全の態勢で臨む。アヴェンチュラを担当していた腕利きが手掛けるが、「余裕があったデビュー当時に比べるとすごく成長しました。重厚だけど柔らか味があるので脚元の心配もありません。今までにこんなに完成度の高い2歳馬は見たことがありません。軽い芝より洋芝は合いそうだし、久々でも能力の違いを見せ付けて欲しいですね」と強気に構えている。
【「岩田マジック」再び!?】
・11 ラウンドワールド・・・・『勝たないと次の2歳Sでは除外対象になる可能性があるので、何としても勝ちたい』との前走、好位から楽に抜け出す強い競馬で着差以上の強さを見せての勝利。この中間も岩田康成騎手が志願して調教に騎乗して入念に乗り込んでいる。「疲れなく絶好調です。これまで跨ったウオッカ、ブエナビスタに通じるものがあります。なのであくまでもココは通過点ですが、次元の違いを見せて勝ちたいですね」と岩田。デビュー戦でトーセンパワフルに敗れている事に関しては「あの時は追い切りが足りなかったので仕方がありません。それであれだけの馬に勝てる程甘くなかったですね。強さは認めますが、順調さと札幌の芝実績で今回は負けません」との事。手掛ける助手さんは、かつて桜花賞目前、故障で断念したレーヴディソールを担当。『この馬でクラシック』という思いは強いハズ。
【こっちだって「この馬でクラシック」!?】
・7 マイネルホウオウ・・・・前走はラウンドワールドに完敗の形だが「放牧明けで馬体に余裕があったし、先に動いたぶん勝ち馬に目標にされてしまいました。それで0.1秒差なら上出来です。スムーズに折り合えてレースが上手な馬だし、どんな流れになっても対応できると思います。あんまり使い込むとまだ体力がついてきませんが、一度叩いた2戦目くらいが丁度良いと思います」と厩舎サイド。鞍上柴田大知騎手は水曜日に札幌に駆けつけて調教に騎乗、「とても良い雰囲気でした」と好感触を掴んでいたとの事。