函館2歳S、有力馬情報? | さかなくんのパカパカ日記

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『談話室「さかなくん&ブサ雄」』の競馬版です。競馬に関する話を主に書いています。

お待たせしました。それでは明日函館競馬場で行われます函館2歳ステークスの有力馬の情報です。




【展開予想】


ダートながら最初の2ハロンを23秒3でハナを切ったタイセイロバリーが速いが、枠順の兼ね合いからトルークマクトが再度先制も。どちらにせよハナ争いはこの2頭か。それでも1200mの重賞とはいえまだキャリアの浅い馬同士の争い。極端に速い流れにはならないだろう。平均からやや速いくらいの流れか。フルゲートで後方からだと勝負所でのロスが心配。勝ち負けするためには中団あたりまでにはつけておきたい。

【有力馬情報】


・1 ストークアンドレイ・・・・新馬戦は好位のインで引っ張りきりの手応え。直線に向くと抜群の反応で一気に抜け出すという味な競馬で新馬勝ちを収めた本馬。このレース振りについて元JRA調教師の某情報筋はこう振り返った。「はっきり、完成度が違いますね。まだ体つきなどは成長の余地がありますが、それでもレース振りは実に大人びたもので乗り手に逆らわない素直さもありますので、現時点での仕上がりという点では一歩抜けている印象です」さらに某情報筋はこう続けた。「追い切りの動きは申し分の無い動きを見せていました。いかにデキが良いか伝わります。それに関係者は“勝ち祝いのバーベキューを日曜に予定している。まぁそれはそれとして函館の最終週ということで親しいファンも来てくれるみたいだから何とか勝ちたい”とも話してくれましたね。本気度が伝わってきましたよ」今年の2歳戦の重賞勝ち馬第一号になる資格は十分。


・6 コスモシルバード・・・・前走の着差はクビ差と地味なコスモシルバードだが、レースの中身は意外と濃い。488キロの馬体はいくらか余裕残し、その影響かスタートも遅く後方からの競馬に。また少頭数の新馬戦ということで1200mでもペースは流れず前有利の展開だったわけだが、それを直線だけでぶっこ抜いて見せた点を高く評価すべきだろう。某情報筋も「木幡(木幡初広騎手)も緩い流れで厳しいと思っていただろうけど、まさかあの位置から届くとはね。差された四位もやられたって感じだったよ。でもあれで素質の高さを確認できただろうし、だから木幡もエターナルムーンの方ではなくこちらを選んだってこと」鈴木オーナー2頭出しのここはコスモが狙いと某情報筋。一度使われて行き脚も付くはずで穴の資格は十分だ。


・4 トルークマクト・・・・1戦1勝が大半の中でこの馬はデビュー戦で7着に敗退。それが影響して世間では伏兵扱いに留まりそうだが、「絶対に侮らない方がいい」と元JRA厩務員の某情報筋が警鐘を鳴らす。「デビュー前から稽古でよく動いていたためトレセン内では評判だった馬。初戦は敗れましたが、距離を短縮した前走は持ち前のスピードを見せてくれましたし今は前走のようなスピードに任せたレースがベストでしょう。その前走の勝ち時計は2回福島の2歳戦でダントツに速い1分9秒8。力の入る函館に替わってもポンと行ければ押し切りもあるはずですよ」元JRA騎手の別の某情報筋も「以前と比べて貴行(嘉藤(かとう)貴行騎手)も最近は騎乗依頼が増えてきてモチベーションも上がってるし、この馬にもかなり期待しているよう。ここは自分をアピールできるチャンスと捉えているようだし、下手な競馬はしないはずだよ」と締め括った。


・8 ローガンサファイア・・・・前述トルークマクトと比べると前走の勝ちっぷりが地味に映るローガンサファイアだが、その背景にはこのような理由があったという。「前走は仕上がり途上だった分、無理をさせなかったというのが本当のところです。実は元々この馬は先週下ろす予定があったのですが、同じキャロットファームの馬でセレクトセールにディープ産駒の弟が上場されることが決まっていたヨゾラニネガイヲをセレクトの直前に回すことになったため、このローガンサファイアは当初の予定よりも早くデビューする事になったのです。そのため仕上がりとしては決して万全ではなかったのですが、それでも前走はゴール前で抑えるほどの余裕。関係者の評価もあの1戦からかなり高くなったようですし、使った上積みなども加味するとここも好勝負になるはずです」トルークマクトに続き熱を込めて語った某情報筋。その話しに会議出席者は納得の表情を浮かべていた。



・11 ティーハーフ・・・・武豊騎手のスポット参戦が話題を呼んでいるティーハーフ。一方でこのレースは当地でデビューした馬以外は苦戦を強いられているという本馬にとって嫌なデータがあるが、元JRA騎手の某情報筋は「ノーマークは危険」と注意を促した。「今年から番組が改正されたことでその傾向に変化が見られてもおかしくないし、何よりユタカサイドは今後ダーレー側との繋がりを太くしたいという意向があるようで、今回の函館参戦も少なからず関係しているのだろう。ユタカにとってはもちろんここがメイチだし、この馬のための参戦なわけだからユタカマジックが見られるかもしれないね」中2週で函館への輸送は気になるが、某情報筋の言うとおり軽視は禁物。


・12 タイセイロバリー・・・・「初戦は敢えて控えるレースをして失敗した分の負け。前走のように行ければ持ち味が出るから初戦の負けは力負けじゃないね」この馬も初戦で土が付いてしまったクチだが、それにはしっかりとした理由があったと某情報筋。むしろ前走ダートとはいえ1000万並の時計で圧勝したレースを評価すべきだという。ポイントは連闘で臨む点だが、陣営関係者いわく「中間のテンションは心配するほど上がっていないし稽古の動きを見ていても硬さも見られないから、デキは高いレベルでキープできている」と太鼓判。これならば狙える。


・2 アットウィル・・・・一昨年のマジカルポケット、去年のファインチョイスに続くこのレース3連覇を目論む領家厩舎。陣営関係者に今年の意気込みを聞いてみても「ウチの厩舎は毎年北海道開催に力を入れているし、オーナーにも毎年いい馬を入れてもらっているから結果を残さなければいけないのは当然のこと。でも重賞を3連覇できる機会は滅多にないし、ファインチョイスといいこの馬といい宮川オーナーにはお世話になってるから何とか勝ちたいね」と厩舎内のモチベーションは相当高いようだ。血統的に来年のクラシック云々よりもここがメイチ勝負の本馬。すんなりと買い目指定が決まった。


なお、予想につきましては明日の早朝にでも。