初日は、余所余所しかった選手達も、今ではクラブハウスから笑い声が聞かれ、グラウンドでもコミュニケーションが取れているのが良く分かります。
いじる人、いじられる人の住み分けも出来た様です（笑）。
午前中は、体づくりのフィジカル中心。
午後は、パスやトラップなどの基本的な練習を、どういう意図でやるのかを、柱谷監督から指示された練習。最近は、ゲーム形式の練習も増えて来ました。
島原キャンプでは、トレーニングマッチも組まれているので、どこまで仕上げて来るのか、今からとても楽しみです。
まだ、どういう組み合わせで、スタメンを組んで来るのか、分かりませんが、横一線のスタートである事は間違いありません。25人の選手達の戦いは、すでに始まっています。
今季の北九州には、新加入18人の中に新卒で入って来た選手が6人います。彼らは、ここ北九州でプロ生活がスタート。その決意が、練習でも自分の持ち味を出そうと、必死にプレーしています。
その中でも、分かりやすい風貌のおかげで、どうしても目が行ってしまう選手がいます。
北九州出身の柿本健太選手と、鹿児島実業高校から入って来た、山之内優貴選手です。
2人は練習でも、ポテンシャルの高さを、いかんなく発揮しています。
柿本選手は、FWとしての強さと高さが印象に残り、山之内選手は高校生離れした、落ち着きと技術の高さが垣間見えます。
そこで今回、2013年の一発目のインタビューを、この2人からスタートする事にしました。
先ずは、柿本健太選手から・・・
ープロ生活がスタートしましたが、どんな印象ですか？
柿本 健太（以下、柿本）「そうですね、まだ始まったばっかりですけど、良い疲労が来てる。これから、ゲームとかが練習に入って来るので、楽しみですね」
ー地元のクラブ、ギラヴァンツに対して、どんなイメージを持たれてましたか？
柿本「地域に近いというか、本当にサポーターに愛されているクラブだと思っていました」
ー地元っていう以外に、入団を決めた理由とかはありますか？
柿本「一番入りたかったクラブだったんで、充実していますし、良い感じです」
ーニューウェーブ時代から、本城に試合を観に来ていたんですか？
柿本「あとは、鞘ヶ谷（競技場）とかも行っていました。九共時代は、練習試合とかでも本城に来ていたので、本城はなじみ深いですね」
ーその本城で、これからプレーする訳ですが？
柿本「そうですね、やっぱり小さい時からの夢だったし、あそこで活躍したいと、思っていましたね」
ーいつ頃からサッカーを？ そして、いつ頃からプロを目指していましたか？
柿本「幼稚園の年中です。サイドとかでもプレーした事はあるけど、ずっとFWでした。（プロは）小っちゃい時から思っていたけど、具体的には高校の時です」
ーFWの良さって、ドコだと思います？ 柿本選手は、どんなFWですか？
柿本「良さは、点を取ったら、みんなが喜んでくれるとこですかね。自分は、ドリブルとかで仕掛けるタイプじゃ無いので、ペナルティーエリア内での高さだったり、外からでもゴールを狙うシュートだと思います。そういった所を、サポーターに観て貰いたいですね」
ー今は、大学からプロになる選手が多いですが、柿本選手は大学サッカーで何を学ぶ事が出来ましたか？
柿本「大学に入った時から、プロを意識してやって来て、良い仲間にも恵まれて、監督（米山 隆一さんは、スカパー解説でもお馴染み）も協力的で、良い指導を受けました。プロになる為の良い環境があった。その結果、プロになる事が出来ました」
ーこのギラヴァンツ北九州というクラブで、どういった選手を目指して行きますか？
柿本「このチームで、代表的な選手になりたいですね。ギラヴァンツと言えば、自分と言われる様に！」
ー今季の、個人的な目標を教えてください。
柿本「試合に出る事と、出たら絶対（ゴールを）決める事です。最初に、インパクトを残したいです」
ー最後に、応援してくれるファンやサポーターにメッセージを！
柿本「地元出身ていう事もあるので、サポーターの皆さんに顔を覚えて貰える様に。良い仕事をしたいので、先ずはキャンプから、しっかりやって行きたいと思っています。応援、よろしくお願いします」
25 FW 柿本 健太 （北九州市出身）1990/10/19生 183cm 77kg
ー始まった、プロ生活の印象を教えてください。
山之内 優貴（以下、山之内）「プロは、オンとオフの切り替えが、本当に凄いですね（笑）。高校の時とは、全く違います」
ー鹿児島県出身ですが、北九州の街・クラブに、どの様なイメージを持たれてましたか？
山之内「みんな温かい人ばかりで、ファンとかも。住みやすいですし、練習環境も整っていて、良い場所ですね」
ーどこか、行きましたか？
山之内「小倉には、この前行きました」
ー去年、練習に参加されてましが、それは入団を決めるのに大きかったですか？
山之内「はい！（去年も今年も）先輩とかが優しくしてくれますし、居心地が良いので、プレーがし易いです。そういった所が、環境が良いと思った点です」
ー去年の三浦監督とは違って、柱谷監督は、どんな監督ですか？
山之内「内に秘めてるモノが物凄くある人で、練習とかも面白いですね」
ー山之内選手は、いつ頃からサッカーを始めましたか？
山之内「小学校二年生からで、ずっと中盤でプレーしていました」
ー昨年、スポーツメーカーのプロジェクトで、世界の同年代の選手達とプレーをする機会があった様ですが、刺激や、何か得るモノはありましたか？
山之内「技術とかは、普通に日本人の方が上手いんですけど、ハングリー精神というか、ココの場面では負けない、局面局面が強くて。やっぱりそういう所の差を感じました。国によっては、A代表に選ばれている同世代もいるので、自分も負けられません」
ー山之内選手のプレー、どういった所を観て欲しいですか？
山之内「試合を読みながらプレーするところです。長短のパスを織り交ぜながら、判断良く出来る。ゴールへ向かう姿勢だったり、パスやシュートにしろ、そういった所が自分の持ち味です」
ーこのクラブで、どういった選手を目指して行きますか？
山之内「中盤の、絶対的な存在の選手に、なれる様に頑張ります」
ー今季の、個人的な目標を教えてください。
山之内「先ずは試合に出て、サポーターのみんなに、どんなプレーをするのかを知って貰って、ゴールとか、そういった形でチームに貢献したいです」
ー最後に、サポーターにメッセージをお願いします。
山之内「一年間、長いシーズンですけど、自分もしっかり戦うので、サポーターも一緒に戦いましょう！」
26 MF 山之内 優貴（鹿児島県出身）1994/9/18生 183cm 70kg