「難しいものを分かりやすく、面白く!」難解なものに挑戦するあげまん税理士・行政書士 坂野上満の小部屋

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「一読理解、二読難解、三読不可解」とも言われるのが税法。そのような難しいものを簡単にお伝えすることに日々腐心している税理士・行政書士のセキララな実体をお届けします!「あげまん」って何や!と思われた方。いらっしゃいませ!!

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昨日も群馬に勝って勝ち数が昨シーズンに早くも並んだグラウジーズ。今日も勝ってあとは仙台89ersの勝利を待つだけ・・・という感じになればいいな(仙台が勝つと秋田を抜いて富山が首位に立つ)。

さて、残り試合が少なくなると取らぬ狸の皮算用も楽しいのだが、もう一つ、個人の記録というのも楽しみになる。

今シーズンのランキングではリバウンド部門にグラのサム・ウィラード選手が2位につけているんだけど、こちらは残念ながらトップは取れそうになくなってしまいました。ということで、グラから個人タイトルを取る人は今シーズンはいないということに。

となると、bjリーグの個人通算記録で今シーズン達成できそうなものは何か探してみました。

ありました、ありました。

まずは、今シーズンに達成された節目の記録から。

水戸選手の1,000リバウンド
城宝選手の1,000リバウンド
サム・ウィラード選手の1,000得点、1,000リバウンド、100スティール
アイラ・ブラウン選手の2,000得点、1,000リバウンド、400アシスト、200スティール

さて、残り少なくなってきた今シーズンのあと7試合中に達成できそうな節目の記録って??

あるんですよ。2つも。

城宝選手の5,000得点(昨日の試合が終わった時点であと53得点)と500スティール(同じくあと5つ)。どちらも来週の青森戦かその次の仙台戦で達成できそうですね。

最後に来シーズン達成できそうな節目の記録。

藤江選手の1,000得点(昨日の試合が終わった時点で735得点)
水戸選手の3,000得点(同じく2,850得点)と500スティール(同じく418個)
城宝選手の1,000アシスト(同じく939個)

こんな記録の追い方も面白いですね!
http://sakanoue-zeimu.info/

こちらです。

アメブロのブログと並行するかもしれないし、こちらは廃止するかもしれません。新ブログは税務中心にしようかなと思っています。

ということは、こちらはグラなどの話題用にとっておこうか・・・

取り急ぎ、「新」の開設お伝えでした。こちらも宜しくお願いします!!

坂野上 満
超久しぶりの更新です。

確定申告の時期も終わる今頃の時期になるとバスケットシーズン大詰めを迎えます。おととい、昨日とグラの試合を観に行ってきましたが、大阪相手に1勝1敗。今朝の報知には「金満大阪撃破」と書いてあり、吹いた・・・。

さて、グラはレギュラーシーズンあと10試合。ホームが6試合でアウェイが4試合。アウェイも含めて残り全試合観に行きますが、昨日の試合が終わった時点で32勝10敗。首位の秋田とは1ゲーム差(実質0.5ゲーム差)の2位。3位の岩手は今週連敗したから、こことは3ゲーム差(実質3.5ゲーム差)。

上位3チームの残り試合の対戦を見るとグラが圧倒的有利のように見えますが、試合はやってみないと分からない・・・。秋田は外国籍選手が2人怪我でいないのでとても気の毒です。今のところ、今週末の最下位、埼玉戦と来週末の仙台戦は常時外国籍選手が2人という不利な状況で戦わなくてはならず、とても気の毒ですが、勝負は勝負。ここで秋田は取りこぼしがあるような気が・・・。

とにもかくにも、グラは2位通過は最低限のノルマ(3位以下だとプレーオフをファーストラウンドから戦うことになる。2位以上だとファーストラウンドは不戦勝)、ぜひとも1位通過をしてほしいところです。1位通過と2位通過は表面上は有利不利は変わらないことになっている気がしますが、対戦相手が変わるのでやはり近県対決を促す意味でも1位通過をしてもらいたいところです。

さて、グラが2位以上となるための条件は・・・・。

①来月ある首位秋田と3位岩手の直接対決で秋田が2勝した場合
 岩手は2敗しますから、グラは残り10試合を6勝4敗で2位以内が確定します。
②秋田が1勝1敗だった場合
 岩手は1敗しますから、グラは残り10試合を7勝3敗で2位以内が確定します。
③岩手が2勝した場合
 岩手が残り全勝する可能性が残りますから、グラは残り10試合を8勝2敗で2位以内が確定します。

もちろん、これらは岩手が秋田との直接対決以外の試合を全勝するという前提なのでもう少しハードルが下がると思います。

また、グラが1位となるための条件は・・・。
①現在、首位の秋田がグラより1勝多く、直接対決はもうないため、秋田に残り全勝されるとグラに1位通過の目はありません。だから、グラが1位通過するための条件は少なくとも秋田に1敗してもらうという他力本願なところがあります(つまり、現在グラには自力1位通過の可能性がない)。
②秋田とグラが勝ち数で並んだ場合、直接対決の成績からグラが上になるので残り10試合を「秋田より1つ以上多く勝つこと」が1位通過の条件となります。
③残りの対戦を観てみると、秋田は埼玉(H)、仙台(A)、岩手(H)、東京(H)、横浜(A)で各2試合ずつ、グラは新潟(A)、群馬(H)、青森(H)、仙台(A)、東京(H)で各2試合ずつとなります。

やってみないと分からない世界ですが、グラと秋田の1位通過の鍵を握るのは6位争い(6位に入ればプレーオフに進出できる)をしている仙台、青森、横浜と4月の秋田対岩手の直接対決です。

ここからが取らぬ狸の皮算用。

秋田は現在、前述の通り、外国籍選手2人が出場不可の状態で、イーストの中では実力中位のチームと思われます。恐らく、埼玉、仙台、岩手の6試合で2敗はするだろうと。東京戦は外国籍選手も戻ってくるので問題なく2勝するとして、最終戦の横浜が最後まで6位争いを演じているようだとここで横浜が1勝する可能性が高い。横浜は秋田を得意としているようですし・・・。すると秋田は残り10試合を3敗すると見ます。

するとグラは残り10試合を8勝2敗でいけば1位通過となる訳です。

うーん、どこで星を落とすかな?来週の新潟はまだ新潟が負けたことのないアオーレ長岡が試合会場だし、群馬と東京は2勝できるとして、青森と仙台は6位争いをしているチームだから一筋縄ではいかなさそう・・・。頑張ればグラは残り試合全勝できる可能性も十分にあるし、グダグダ・・と3敗くらいしてしまう可能性もあるかな。

なーんてことを楽しめる時期になってきました。ファンの勝手な妄想ですが、これができるのもファンの特権。選手をはじめ、チームの皆さんは大変でしょうが、私も頑張って応援していきますのでみんなで一体となって1位通過、そして優勝を目指しましょう!!
超がつくほど久しぶりに更新するとあって、「ブログを書く」というところにどこから入っていけばいいのか分かりませんでした・・・。

さて、私は冬の期間の週末は必ずプロバスケットのbjリーグの富山グラウジーズというチームの試合に没頭するのですが、そのチームで今シーズンのキャプテンを務めている城宝匡史選手という「プロ」がいます。何がプロかというと、有言実行、素人にはとても真似することのできない華麗なプレー、ファンを大事にする姿勢・・・・。私とはちょうど一回り違うのですが、本当にこちらが学ぶことばかりで、素晴らしい選手です。

一昨年の夏、滋賀レイクスターズからFAで富山グラウジーズに来てくれました。彼が来るまでの富山グラウジーズはお荷物球団で、勝ち試合が観れればもうけもの、というチームでした。実際、毎年埼玉ブロンコスと最下位競争を繰り広げ、見事に(?)最下位の座を守っていたのですが、前々シーズンが始まる直前、「城宝匡史選手と契約合意」の文字がグラウジーズのHPに掲載されたとき、「ほんまかよ??」って思いました。

彼は今でもbjリーグを代表する点取り屋。そんな選手がこのお荷物球団に本当に来てくれるんだろうか?そう思ってました。

当時の彼はこのように発言しています。「弱いチームを強くして自分自身の価値を高めたい」。すごい自信だな、と思っていました。

実際、彼が入団した初年度はチーム史上初めてとなる自力でのプレーオフ出場を遂げています(東カンファレンス5位)。で、2年目はヘッドコーチが変わり、さらにパワーアップしてこれまたチーム史上初となるシーズン勝ち越し(35勝17敗)で東カンファレンス3位に。

そして迎えた今シーズンですが、その前にとても大きな問題が立ちはだかります。それは彼にFA権が発生したこと。bjリーグではシーズンの8割の試合にベンチ登録されると2年に一度FA権が発生することになっています。城宝選手が富山に来てくれて2年が経ってしまったのです。

ようやく長かったお荷物球団の時期を終え、これから常勝チームに変貌を遂げようとしているチームにとって彼の離脱があればまたあの苦しい時代に逆戻りするかもしれない・・。でも城宝選手はより強い球団を求めてFAにより富山を去っていくだろうと多くの人が予想していました。城宝選手はプロになってから大阪、東京、滋賀、富山とチームを移っていますが、どのチームもたまたまだとは思いますが、2年で去っていることもあり、今回も御多分にもれず2年で・・・と思っていた訳ですが、彼の出した結論は「富山残留」。この報に触れたときはすごくうれしかったですね。後日、残留の理由が分かったのですが、「今シーズンはこのチームで優勝できると思うから」だったそうです。

そしてキャプテンになり、チームは絶好調。今日現在、17勝5敗で東カンファレンスの2位。彼一人の力でこの位置にいる訳じゃないけど、彼が2年前、このチームに「プロの仕事」を持ち込んでからというもの、まったく違うチームになり、今日に至っています。

先日のラジオ出演時も「早く1位になって富山のみんなを喜ばせたい」と発言しています。正に有言実行。そう遠くないうちにこのような日が訪れると思います。

常に向上心を持ち、チームの勝利を考え、自分もさることながらチームメイトを生かすことのできる選手。本当にプロなんだなって思います。本当に尊敬に値する選手です。

こういう思いからささやかながら今回、彼の個人スポンサーになりました!!

いつまでも富山グラウジーズでプレイし、ゆくゆくは「ミスターグラウジーズ」と呼ばれるような存在になって欲しいと思います。今も進化中の彼には怪我だけはしないで華麗なプレーをわれわれファンの前に披露し続けてもらいたいものです。

明日、あさってと富山でバンビシャス奈良戦。もちろん両日とも試合を観に行きます。来月秋田で行われるオールスター戦のメンバーに選ばれた彼と彼のチームメイトの素晴らしいプレーに今から期待でわくわくしています。
消費税率が来春から8%に引き上げられることになったが、それとセットで「中小企業の消費税の転嫁」に焦点があたっているのをご存じだろうか?10月1日に「消費税Gメン」という名前で報道されていたあれもこれの一貫だ。

一般の方はこの報道に少し違和感を持たれたかもしれない。「えっ、消費税って私たちに転嫁されて払った消費税がそのまま国に納められてるんじゃないの?」という感じで。

平成元年に消費税が導入されて以来、「消費税は消費者からの預かり物」という概念が定着しているが、あれは国税側が滞納を抑制するために使った都合のいい方便。つまり、全くの嘘ってこと。

消費税法って、わずか67条からなる法律だけど、これをくまなく読んでも「消費者が納税義務者」とか「消費者に転嫁」とか「預かり金を納付」とか「消費者から徴収」といったフレーズはただの一箇所も出てこない。さらに驚くことに、法令上、「消費税は間接税である」というようなフレーズも全く出てこない。なんでやろか?

答え。現在の消費税は大平内閣のときに法案が作られるも廃案に追い込まれた「売上税」がベースになっているから。ベースになっているというより、基本そのままでちょっとお化粧をしなおした、と言ったほうが正確かもしれない。

今の消費税は「売上税」なのだ。つまり、納税義務者は事業者で、「消費者が負担するもの」ではなく、「事業者が売上高の一部を国に召し上げられるもの」なのだ。もっといえば、消費税は直接税だってこと。だって、売上の一部に課税され、その売上を上げた人が納税義務者だから。

したがって、事業者がその国に召し上げられる売上の一部を値段に転嫁しようがしまいがお国にとっては全く関係ないし、法律上もそんなこと想定していない。

ところが、この法律で行ってしまうと「何故、事業者だけがその収入(利益ではないよ)の一部に課税されるんだ?不公平だ!」という話になり、滞納や不申告が増えてしまうことは容易に想像できる。そこで、竹下内閣のときにちょっとお化粧をして名前も変えて出てきたって訳。

「消費税」だって。笑っちゃうよね。これだと「売上税」と実質は同じなのに「(納税義務者は相変わらず事業者なのに)実際にこの税金を負担するのは消費者の皆さんだから事業者の皆さんには特に負担をお願いすることはありません」という都合のいい嘘がつける。消費者が負担した消費税は「預かり金的性格のものだから・・・」と国民感情を煽っておけば脱税も防ぐことができるということでかなり秀逸な理論を確立していった訳。

ところがあくまで嘘は嘘。だんだんとその都合のいい嘘がうまく整合しなくなってきた。何故か?その原因は皮肉にも税率を上げたことにある。

当初は3%という軽微な税率だったから(それでも事業者にすれば大きな負担であったが)転嫁しようがしまいがあまり大きく取り上げられることはなかった。ところが、ここにきて8%ともなるとこれを転嫁できるかどうかは特に中小零細企業にとっては死活問題になることは間違いない。

ここで「えっ?」と違和感を持つ人も多いだろうから付け加えると、「消費税を転嫁するのは何も消費者に対してだけじゃない」ってこと。事業者間だって転嫁しないと消費者から消費税相当額をもらえないのと同じようなインパクトがあり、経営の可否を分ける。

一般消費者が消費税について知らされていないのは正にこの部分だ。

私も去年、消費税率の引き上げが国会を通った直後から「消費税率の引き上げは中小企業の倒産を加速させる」と言ってきたが、何人かの方から「そんなことはない。我々が負担している消費税をそのまま国に納めるだけだから税率が何%になろうがそんなことには影響しない」と言われてきた。彼らに届いていない現場の生の状況は正にこの部分。事業者間のことである。

確かに対消費者にしても5%還元セールをやれば消費税は転嫁できていることにならず、競争原理が激しく働く業界では自腹を切って消費税を納めているところもあるだろう。これは広く一般に「あ、消費税の転嫁ができてないな」と知らしめる行動として認識されるかもしれないが、事業者間取引で例えば大企業(工事発注側)が外注先である中小建設会社に「消費税分は引いて振り込むからよろしくね」なんてやっても一般には知られることがない。これが中小零細企業の経営体力を蝕んていく。

しかも、消費税は「売上税」。転嫁するなんて元々想定してないし、「やりたきゃどうぞ」ってスタンスだ。上記のような取引も「自由競争下で行われる合理的な経済取引の一つ」で片付けられてきた。

日本人の年間自殺者数が3万人前後となって久しいが、初めて3万人の大台に乗ったのは消費税率が3%から5%に引き上げられた年だったというのは全くの偶然だろうか?ひょっとすると上記のような無理強い取引を強いられ、税務署からは「預かり金的性格のものを納めないというのは不届き者だ」という厳しいプレスをかけられつつ、死を選ばざるを得なかった中小零細企業の経営者も相当数含まれているのではないかと推測する。

これまで転嫁については全くシラを切り通してきた当局が「消費税Gメン」なるものを組織して中小企業に対する転嫁を大企業が拒んでないかをチェックするそうな。何もしないよりいいじゃないかという声も聞こえてきそうだが、笑止千万。「売上税」から「消費税」に法律改正することの方が先だと思う。
って夢をみました。なかなかリアルな夢だったので詳細に至るまで書いてみようと思います。


時は201×年、消費税の税率が15%に上がっていました。5%から8%になるまで17年かかったのにそれからの上がりペースは速かったようです。

もちろん、国の基幹税目は消費税。法律の適用がとても厳格になっていました。まず原則課税の場合、税務調査で帳簿及び請求書等の提示ができない場合には即、仕入税額控除否認でその分の15%が追徴されます。期ズレもなかなか痛い。仮に1,000万円の売掛金が漏れていたとするとすぐに150万円の追徴になります。

税務調査官の仕事はかなり楽になったようです。だって、原則課税のところに入ってちょっと厳しく仕入税額控除関係のことを帳簿保存要件からつつけばすぐに100万、200万になるんだから。ちょっと年配の調査官が言ってました。「昔、こんな金額の追徴を取るのに寝ずに情報を取ったり資料とにらめっこしたりしたもんだけど、今の若い人達はこんなに楽に仕事が進むんだからうらやましいよ」。

税務調査官は「何が正しい税額かを明らかにすること」ではなく、「納税者がした申告の間違いをどれだけ見つけられるか(つまり、いくらお金を取れるかってこと)」が仕事なので、追徴の額がそのまま評価になったりします。だから消費税の税率アップと要件の厳格化によって一番得をするのは何をかくそう、彼らです。

また、こんなこともありました。

簡易課税が有利になると思いきや、フタを開けてみたら原則課税が有利だったということはよくあります。しかし、税率が15%ともなるとシャレで済まなくなるんですよ。税抜き経理をしていたら決算で簡易の不利税額(簡易課税で損をした額)は雑損失に計上されますが、これが今までとは桁違いの額になってました。200万円だって。

税率が5%のときには5千万の5%は250万円だから200万円も不利になるってことは設備投資でもしない限りはなかったのですが、15%の世界では5千万円の15%は750万円。フツーに200万円の不利差額って出る世界でしたよ。こわ~。

消費税って損益にも大きな影響を及ぼすんですよ!

①税抜き経理をしていれば、「②消費税の処理が正しく、③原則課税で全額控除ということを前提にすると」損益は正しく表示されます。しかし、これらのうち一つでも要件を満たさないと期中の損益は結構いい加減なものになってしまいます。

まず、①税抜き経理ではなく税込み経理にした場合。これは今でもだけど、毎月納付すべき(又は還付されるべき)税額を予定計上しておかないと決算でどかーんと損益が変わってしまいます。

②消費税の処理が正しくないと5%のときにはあまり気にならなかったけど、15%になるとかなり損益が狂いますよ・・・・。100万円の課税仕入れを間違えるとそれだけで10数万円の損失計上だからね・・・。利益が出てると思って決算対策をしたら大きな損失だったって。笑えない・・・

③の原則課税で全額控除ではなく、個別か一括、又は簡易課税だったら税抜き経理の場合には必ず消費税精算差額が出ます。これが5%のときはあまり気にならたかったけど、15%になったときにはこの精算差額まで予定計上していかないと期中の損益が狂い、決算でどかーんと損益が変わってしまいます。

で、税務調査のときに追徴が出て社長が会計事務所の責任だって半ば半狂乱になるわ、調査官は人ごとなので半ば遠い目をしながら腹の中で笑ってやがるわ、簡易課税で税額が大きくなったら決算で社長に弁償しろと言われるわ、お客様の借入先からは「お宅の月次損益はどうなってんの?」と嫌味を言われるわ、どーしろってんだー!!!!!

ってところで目が覚めました。

でも、この夢って近い将来実現しますよ。嫌なことですが。

私もこの業界に入って十数年、リスクが高いのは相続・贈与・譲渡といった資産税だと言われました。しかし、資産税は確かに難しいしリスクは高いのですが、調べる時間があります。一つ一つ要件をつぶしてお客様に説明をしていけばそれなりにできたりするのです。

しかし、消費税率が10%を超えてくると一気に消費税はリスク税目に変身します。特に原則課税。これって、仕訳の一つ一つですよ。帳簿の保存がないというだけで追徴にかかる調査官はごまんといますよ。1億円の5%は500万円ですが、15%は1,500万円。資産税の世界だけだと思っていた桁の数字が中小零細企業でも当たり前に税額として出てくるようになります。

このままのルールで進んでいったら、それこそ、消費税の申告代理をしない会計事務所も出てくるかもしれません。「ウチは免税事業者か簡易課税しかやんないからね」って。

国はこんなことの対応は全く考えません。彼らは納税義務の履行をするのは一方的に国民の義務だって思っているから。そのための環境整備なんて全くなされていないのに。だから滞納額が一番多い税目になっているんでしょ?霞ヶ関ではやるべきことをやらずに国民に押し付けるのが当たり前になっているらしいので、今に消費税がこの国の社会を壊してしまうかも・・・です。

税理士賠償責任保険があるじゃないか!

・・・・残念ながら、税賠は夢の中では定額免責額が300万円、消費税についてはさらにその300万円を超える部分の50%が免責となっていました。まだ保険が存在しているだけましか、と思うしかない状況でした。

それで私は夢が覚める直前、タイトルの結論に至るのでした。「消費税率が15%になったら会計事務所なんてやってらんねーよ!リスクが高すぎるし、神経がもたんよ。廃業だ、廃業。やめてやる!!!!!!」

分かった!この解決策!!消費税だけ税務署か商工会議所の臨税でやる。そこで消費税額を確定してきてもらってあとは会計事務所がやりまっせ!ってなことにはならんわな。

これがそのまま正夢にならないことを願って・・・
昨日大阪地裁でいわゆる馬券脱税裁判の判決がありました。

この裁判のあらすじはこんなところ。

年収約800万円の元会社員が市販の馬券ソフトを独自に改良し、それを利用して当初100万円からほぼ全レースで馬券を購入、それを転がしていくことによって平成20年~22年の3年間に購入総額約28億7千万円を投じ、当たり総額約30億1千万円を手にしたもの。よって差し引き約1億4千万円がこれによる利益。この利益を申告しなかったとして大阪国税局が告発したというものです。

で、注目されたのはその脱税額。

所得税法で例示されている訳ではないのですが、通達(税務当局の内部の事例取扱い説明書)には競馬の配当金は「一時所得」と書いてあります。一時所得だと経費になるのは当たり馬券の購入費用だけで、はずれ馬券の購入費用は経費にならないので脱税額は約6億9千万円とされていた訳です。

おかしいですよね!?手許には1億4千万円しかないのに6億9千万円の課税がくるんですよ!?

確かに一時所得の計算をするとそのような変なことになるのでしょう。しかし、元会社員はこれを3年に渡って「継続・反復して」やっている訳です。一時所得はその名の通り「一時の、たまたま実現したもの」という性質を持っており、継続していたらこれに当てはまらないのです。

昭和時代に一時所得というものができたとき、競馬の配当金はおっちゃんの小遣い稼ぎで、3年間もほぼ全レースに金を投じ、配当を転がすという人はほとんどいなかったでしょう(今でもまれだと思いますが)。しかし、コンピューターが発達した現在においてはずぶの素人でも今回のようなことができてしまう可能性があるということ。つまり、税法が現代の社会情勢に合わなくなっていた部分といえるでしょう。

しかし、今回のように1億4千万円の利益に6億9千万円も課税するというような事態が起こるとは想定外だったでしょうね。

分からないのは国税局の対応。6億9千万円も課税した意図はどこにあったのでしょうかね?

だって、納めることができないのは誰がみても分かりますよね。納めることができなければ国税当局も彼が破産するか死ぬかのどちらかまでずっとその滞納額を管理し続けないといけない。彼を破産させたかったのでしょうか。それとも「普通の生活していたら到底手にすることができないような金額を儲けて申告しないなんて許せない。みせしめにしてやれ」と思ったのでしょうか。いずれにせよ、儲けた金額は一銭たりとも彼の元に残さないようにするという処分だったのは明らかですね。

今回の地裁の判決では「一時所得ではなく雑所得」としてはずれ馬券の部分も必要経費と認め、脱税額を5,200万円とされたようです。ま、妥当なところでしょうね。

ここからは私の想像ですが、司法当局も国税当局もこの問題は長らく触れたくない部分だったのだと思います。今週末に競馬の祭典、第80回日本ダービーが開催されますが、これを主宰するJRA(日本中央競馬会)の監督省庁は農林水産省。JRAは同省の一級の天下り先でもあります。

この税の問題を大きくするとどうしても馬券の売り上げに大なり小なり影響が出ることでしょう。だって、はずれ馬券は経費にできないというからには、トータルで負けていても税負担が出てくるのが一時所得だから。で、長らく見ないふりをしていたのがこの分野だった訳。

税がネックとなって馬券の売り上げが落ちると農林水産省も面白くない訳ですよ。そこでシカトを決めていた部分に大きな脱税事件が明るみに出た。よりによってダービーウィークに地裁判決。今年のダービーの馬券売り上げにどう影響するのでしょうかね!?

いっそ宝くじ同様、非課税にしちゃえばこんな問題は生じないんですけどね。馬券の売り上げも宝くじの売り上げも一部は国の歳入になる訳だから。それとも、一定額以上の配当金の払い戻し時に所得税を源泉徴収しますか???

素朴な疑問ですが、この元会社員が無申告ではなく、最初から雑所得として判決通りの額を申告・納税していたらこの問題は起きたのでしょうかね?おそらく国税もそのまま認めていたのではないでしょうか。

いずれにせよ、今週のダービー(の売上)が楽しみになってきましたwww

今月の始めからりょりょと一緒に朝6時の「基礎英語1」を聴いています。りょりょが中学生になったからということなのですが、私も30年ほど前にずっとやっていたことを娘とやってみようと思い、テキストも定期購読することにしました。


「基礎英語1」は中学1年生向けなのでとても易しい英語を楽しく学ぶということに力が注がれています。我々が聴いてきた「基礎英語」とは番組作りが全然違いますね。


私のときは小島義男先生と男女のゲスト一人ずつの計3人でやっておられましたが、どちらかというと発音よりも「言い回しを覚える」ということが中心だったと思います。それはそれで大変役に立ちました。


今の「基礎英語1」は探偵さんと近所の(?)中学生の会話が中心。そうなんです、会話が中心なんです。いわゆる日本語英語の発音とは違うんだということが強調されているように思います。「誰だ?ノット アット オールなんて言ってるのは?」なんてことを言われたりします(でも、not at allの発音って難しいんですよね・・・)。昔に比べてとてもフランクな感じです。


たまに分からない単語が出てきたりしますが、私自身は前後の関係で分かります。りょりょはどうなんでしょうか?でも、忠実に発音してますよ。


15分間の「基礎英語1」が終わったら「基礎英語2」が始まります。私たちの時代の「続基礎英語」にあたるものです。


りょりょは「1」が終わるとごはんを食べに下に行ってしまうのですが、私はそのまま「2」を聴いています。中学2年、3年のときにはほとんど聞き取れなかった「続基礎英語」が今はほとんど聞き取ることができるようになっています。やっぱり、30年の時間っていうのはこういうこともできるようにさせてくれるんだな、と。


「2」も難しい単語はあるけれども構文自体は中学校の英語の範囲を超えません。日常会話ならこれで十分かな、と思います。ニュースや学問、ビジネスはまた難しいのですが・・・。


毎日早起きして朝日とともに英語を浴びるというのは大変気持ちがいいものです。りょりょと一緒にずっと続けていきたいと思っています。

ボブ・ナッシュというアメリカ人を知っている人は少ないと思います。しかし、彼は今私の生活環境で最も身近なアメリカ人。といっても、彼が私のことを知る由もないのだけれど・・・。


何を隠そう、彼は今シーズンの富山グラウジーズのヘッドコーチ(監督)です。


10月にシーズンが始まった当初は海のものとも山のものともつかない人でしたが、彼の戦術、基本的考え方がここ1か月くらいで鮮明に分かってきたところ、ものすごく視野が広く、思慮深い人だということが分かりました。


今年の富山グラウジーズの特徴は「連敗しない」ということに尽きると思います。その甲斐あってシーズン大詰めの現在、首位とゲーム差なしの2位。シーズン途中、なかなか連勝できないことや試合中の凡ミスが減らないことにいら立ちを募らせていたのですが、ここにきて彼の目指してきたチームとは何だったのかが分かってきました。


今の順位が信じられないくらい今でも凡ミスは多いです。エースはいません。選手の年棒総額もリーグではむしろ低いのではないでしょうか?しかし、選手年棒総額が富山グラウジーズの倍くらいかけている新潟アルビレックスBBと同じ勝ち数。ひょっとすると今週末の結果次第でこのチームの上を行くくらいの勢いです。何故?なぜ?ナゼ?


選手の頑張り、スタッフのご苦労、運の良さ・・・いろいろ重なり合ってのことですが、特にボブ・ナッシュHCのチーム方針とクレバーな選手操縦術によるところが大きいように思います。


彼の特徴を一言で表すならば、「老練」。年輪の積み重ねによる巧みな、というか、狡猾な作戦や戦術を見ているとそう言わずにいられません。それに応える選手もすごいと思います。これもボブ・ナッシュのリーダーシップのなせる業。彼のやりたいことが選手に伝わって、それが選手を動かしているのでしょう。


彼の今シーズンのチームイメージはおそらく「無事、これ名馬」と「回して回してみんなで乗り切る」ということだったのでしょう。


とにかく、シーズンを通して大きなケガをさせない。これが終盤の4月に入って非常に大きな意味を持ってきています。ライバルチームの中にはケガ人だらけでまともにスターティングが組めないチームも多い中、富山グラウジーズは今でも選手ローテ―ションは基本的に同じ。普通のことをいつも通りにやっているだけのように見えますが、ケガ人がいたらこんなこと、できませんよね。そのために練習、試合を通してムリをさせず、みんなで回して勝つ。つまり、誰か一人(エース)に頼るチームは作ってこなかったということです。


昨シーズンの方がプレイは華やかだったと思います。しかし、今シーズンの方がはるかに成績がいい。選手が入れ替わっているので単純な比較はできないけれども、残っている選手の起用方法は昨シーズンと全然違います。


派手な連勝はここまでなかったけれども、今になって連勝が始まっています。ここまで1勝1敗で(連敗せずに)耐えてきたのがようやくシーズン終盤になって実ってきたのでしょう。こんな連勝の4月を迎えるとはシーズン当初、誰も思っていなかったでしょう。ボブ・ナッシュを除いては。彼の先を読んだ戦術には脱帽としかいいようがありません。いつもコーチボックスで大きなジェスチャーをしているおもろいおっさんかと思っていましたが、とんでもない。


私も彼に教えてもらったこと、今、じゃなくてゴールがどうなんだという考え方。大切にしていきたいと思います。


※bjリーグの21チーム中、10月のシーズン開幕当初から全部の月で勝ち越しているのは富山グラウジーズだけだそうです。連敗せず、月に一度だけ連勝して毎月2つずつ(3月は4つ)コツコツと貯金を重ねてきた結果でしょう。ファンのひいき目ですが、今年はこのチームが優勝にふさわしいと本気で思っています!!

久しぶりの投稿です。

ついにグラが球団創設初のシーズン4位以内を確定させました!!そして、これまた球団創設初の2位!シーズン開幕当初を除いては初めての順位です。しかも、1位とゲーム差なし。これを昨日のアウェイ千葉戦の勝利で決めた訳ですが、これまたチーム史上最多タイの5連勝。見ていてとても楽しいですし、負ける気がしないです。イーストカンファレンスでは間違いなく今、最も勢いのあるチームであることは誰の目にも明らかでしょう。

富山グラウジーズの所属するbjリーグはイーストカンファレンスとウェストカンファレンスに分かれており、それぞれ11チーム、10チームあります。グラはイーストカンファレンス。それぞれのカンファレンスの中で順位を決めて最後はそれぞれのチャンピォン同士がbjリーグチャンピォンを争うのですが、いずれのカンファレンスも6位以内、4位以内、2位以内でプレーオフの特典が違います。

6位以内でまず、プレーオフ進出の権利が与えられます。つまり、7位以下でレギュラーシーズンを終わるとプレーオフに進むことはできないということ。そして4位以内だとそのプレーオフ1回戦をホームで戦うことができます。さらに2位以内だとプレーオフ1回戦は不戦勝。2回戦を勝ち進むだけでファイナルラウンド(優勝決定戦)に進むことができる、ということ。

これまでのbjの歴史を見るとレギュラーシーズン1位通過のチームが全てそのシーズンの優勝チームとなっています。ということは、グラも今にも手が届きそうな1位で今月末のレギュラーシーズン終了を迎えればその可能性が高くなると思われます!!

イーストカンファレンスのチャンピォンになれば来シーズンのホームゲームで「2012-2013 EAST CONFERENCE CHAMPIOMS」のペナントを掲げることができます。さらにbjチャンピォンになればそのペナントも・・・・。

「勝ち試合が観られれば儲けもの」といわれ、シーズン52試合中7勝しかできなかったお荷物球団だった時期もありました(最下位の常連)。昨シーズンから変身を遂げ、今の位置にいるのが夢のようです。浦和レッズサポーターの気持ちがよく分かりますwww

今週末は同率3位(昨日の結果で1位~3位が勝率で並んでいる)の横浜ビー・コルセアーズをホームで迎え撃つことになります。レギュラーシーズンはあと6試合。3チームの対戦相手を見てみると1位新潟は秋田(A)、大阪(H)、仙台(H)、2位グラは横浜(H)、大分(A)、信州(A)、3位の横浜は富山(A)、千葉(H)、埼玉(A)。もう有利不利ではなくなってきました。ここまでくるとケガをしないことと強いマインドをもって試合に臨むことでしょう。

今週末は地元高岡で同率の相手との直接対決。相手は手ごわいチームですが、ここ数試合はぱっとしないので今の勢い十分にこれまた球団史上初の6連勝を決めて欲しいと思います。6連勝といわず、11連勝フィニッシュも視野に入っているように感じるのはファンのひいき目によるところでしょうか?

残り試合のシミュレーションをしていると夜も眠れなくなりますのでそこそこにして、今日は娘の中学校の入学式に付き添いで行ってきます・・・