[EXCEL] バブルチャートを思い通りに描くTIPS (パテントマップ)

酷暑が続く名古屋から、戻ってきました。

昨日は名古屋市内の大学で、
　・　海外特許　(ＥＰ，ＵＳの基礎）　と
　・　パテントマップの作成
２コマのワークショップを担当させて頂きました。

※　先週アップしたスライドが、ワークショップ用です。
　　間違いを教えて下さった皆様、ありがとうございました！



今回も、ワークショップの内容から、
「パテントマップ作成のＴＩＰＳ」　をひとつ、お裾分けします。


・・・と、言っても、
内容は　Excelの操作に関すること。

Excelの知識がある方には　
「なーんだ」　という話だと思いますので、
スルー　の方向でお願いします。



それでは・・・

特許庁・発明協会などで発行している
「特許流通支援チャート 」　や
「技術分野別特許マップ 」　などで、

下記のような「バブルチャート」を見たことがある方、多いかと思います。




(出典：平成16年度・特許流通支援チャート「携帯機器用電源」 )


これと同じようなマップを、Excelに描いてもらうTIPSです。


自分で作るとしたら、


まず、事前に分析したデータを
縦軸／横軸　に　目的／構成　を配置して、集計します。




で、Excelのグラフ機能に「バブル(バブルチャート)」　があるので






えいっ、と
　・・・　なっ！？





これじゃあ

仙台市博物館／主な収蔵品

伊達政宗の陣羽織じゃあるまいし、って感じです。

（なんか、わかりにくい例えで、すいません。。)




では、ここからがＴＩＰＳ本編です。


じつは、
普通に集計表を用意して、バブルチャートを描画するだけでは、
これ↓はできないはずなんです・・・。





では、どうするか？

集計表に、
下図の「黄色い列・水色の列」を書き加えるだけです。


この表だと･･･

●「目的」の直後、黄色の列が「左右の位置情報(横軸)」　で、
　　下→上　に連番。

●「構成」各列の直前に、１行ずつ入っているのが「高さ方向の位置情報(縦軸)」
　左から「１　１　１　・・・」　「２　２　２　・・・」　と連番。　
　です。


という感じで、
ちょこちょこ・・・と、表に小細工加工を加えまして、



再びバブルチャートを描いてみると、
ほら、この通り！




狙った位置に、解析した通りのサイズで、
バブルが表示されます。


もう、決して水玉呼ばわりはさせません！(笑)





では。