出願人名の現地表記/原語表記を、Wikiで調べる。
こんにちは。サーチャーの酒井美里です。
Twitterではここにいます 。
※検索関連のトピックや、検索のコツなどをつぶやいてます。
FollowもRemoveも、お気軽にどうぞ♪
外国特許の検索、
最近は特に、
「アジア圏」を検索する場面が増えていますよね。
アジア圏で苦しめられるのは、
やっぱり、見知らぬ文字の数々・・・
(関連記事 → タイ特許の、にょろにょろした文字の話 )
出願人名も例外ではなく、たとえば
「ノキア、ってタイ語ではどうやって書くの?」
って聞かれたら・・・?
むむー。絶対わからないです! (きっぱり)
出願人名の現地表記を調べる方法は
従来からいくつかありますよね。
たとえば・・・
・ 日本語/英語で調査できるデータベースで、
調査対象国の公報番号を、最低1件ピックアップ。
現地の公報を見て、表記を確認する。
・ 対象企業のWebサイトから、
調べたい国の現地法人/営業拠点等のリンクを探す。
リンク先で、現地表記を確認する。
・ 検索エンジン(Google等)で、
検索対象国=調査対象国 に設定。
現地向けの企業サイト等を割り出し、確認する。
・・・・などの方法です。
ところが、Wikipediaを使うと、
「い、今までの苦労は、一体・・・?」
と、呆然とするほど、
簡単に現地表記がわかってしまいました。
本当に単純・簡単すぎるので、
きっと、既に実行されている方もいると思います。
が、
Google検索で、同様の情報がヒットしなかったので、
空気を読まずに、ご紹介します。(きりっ)
Wikipediaで、出願人名の現地表記/原語表記を確認する方法
1)日本語Wikipediaで、調査対象の企業名を検索します。
検索例は 「ノキア」 です。
2)画面左側のメニューバー 「他の言語」 を見てください。
「調査したい国/言語」を探して、クリックします。
・・・って、
先頭の「العربية」から、
読めないんですけど・・・・? (汗)
えー、大まかにいうと、この言語表記、
・ 「国名」ではなく 「言語名」 で書かれてます。
・ 表示される順番は、おおむね、
「言語名を英語で書いたとき」 のアルファベット順です。
たとえば、先頭の العربية は アラビア語。
また、途中に、
・・・・・・・・・・・・・・・
Euskara
فارسی
Suomi
Français
Gaeilge
・・・・・・・・・・・・・・・
E、F、G の間に Suomi が入っているのも、
Suomi = Finnish (フィンランド語) なので、
「英語での言語名」で考えると、この位置でOKです。
・・・という情報を踏まえて・・・
わからない時は、勘でクリック! (わわっ、ごめんなさい~)
3) クリックした先のページを見ると・・・?
翻訳ツールの入ったブラウザを使っていると、
「タイ語のページです」などと教えてくれるので、便利です。
(注 : Wikipedia内には、Google翻訳が未対応の言語もあります)
言語が変わっても、Wikipediaの基本レイアウトは同じなので、
タイ語ならば、
「日本のWikipediaでも、ここだったな・・・」 という箇所を狙って
コピー&ペーストすれば、検索に使えます。
あと、特許検索の場面では、
まだまだ、使う機会は少ないかもしれませんが、
一部の言語(アラビア語など)では、
「左右が逆」 のレイアウトになっています。
ご参考に。
4) 検索してみました!&衝撃の結末。
タイ特許庁DB は、英文の出願人入力もOKなので、
当初は 「ネタ程度」 にお見せしようと思ったのですが・・・
検索した自分もびっくり。
衝撃の結末を迎えました。(大げさ)
最初は、アルファベットで 「nokia」 と検索したもの。
5件、と出ましたが・・・
タイ版Wikipediaからコピー&ペーストした
โนเกียを入れてみると・・・?
ぶっ!(←思わずお茶を吹き出した音)
305件ですってーー。
これ、とんでもない差ですよね!
薄々気付いてはいましたが、ほんと、
「アルファベットも許容するから・・・」
なんて思っていると、
ひどい目に遭わされそうですよ。。
ヒットリストを見ると、Applicantはこんな感じ。
念のため、逆方向に翻訳してみると、
ちゃんと、Nokia Mobile Phones がヒットしてます♪
・・・・ある程度、規模の大きい会社でないと、
各国のWikipediaに載らないかも・・・?
という感じはするものの、
運良く掲載されていれば、
結構簡単に、出願人表記が探せるので、おすすめです!
出張スケジュール のご案内
↓↓↓近日開催のセミナーのお知らせです。
Twitterではここにいます 。
※検索関連のトピックや、検索のコツなどをつぶやいてます。
FollowもRemoveも、お気軽にどうぞ♪
外国特許の検索、
最近は特に、
「アジア圏」を検索する場面が増えていますよね。
アジア圏で苦しめられるのは、
やっぱり、見知らぬ文字の数々・・・
(関連記事 → タイ特許の、にょろにょろした文字の話 )
出願人名も例外ではなく、たとえば
「ノキア、ってタイ語ではどうやって書くの?」
って聞かれたら・・・?
むむー。絶対わからないです! (きっぱり)
出願人名の現地表記を調べる方法は
従来からいくつかありますよね。
たとえば・・・
・ 日本語/英語で調査できるデータベースで、
調査対象国の公報番号を、最低1件ピックアップ。
現地の公報を見て、表記を確認する。
・ 対象企業のWebサイトから、
調べたい国の現地法人/営業拠点等のリンクを探す。
リンク先で、現地表記を確認する。
・ 検索エンジン(Google等)で、
検索対象国=調査対象国 に設定。
現地向けの企業サイト等を割り出し、確認する。
・・・・などの方法です。
ところが、Wikipediaを使うと、
「い、今までの苦労は、一体・・・?」
と、呆然とするほど、
簡単に現地表記がわかってしまいました。
本当に単純・簡単すぎるので、
きっと、既に実行されている方もいると思います。
が、
Google検索で、同様の情報がヒットしなかったので、
空気を読まずに、ご紹介します。(きりっ)
Wikipediaで、出願人名の現地表記/原語表記を確認する方法
1)日本語Wikipediaで、調査対象の企業名を検索します。
検索例は 「ノキア」 です。
2)画面左側のメニューバー 「他の言語」 を見てください。
「調査したい国/言語」を探して、クリックします。
・・・って、
先頭の「العربية」から、
読めないんですけど・・・・? (汗)
えー、大まかにいうと、この言語表記、
・ 「国名」ではなく 「言語名」 で書かれてます。
・ 表示される順番は、おおむね、
「言語名を英語で書いたとき」 のアルファベット順です。
たとえば、先頭の العربية は アラビア語。
また、途中に、
・・・・・・・・・・・・・・・
Euskara
فارسی
Suomi
Français
Gaeilge
・・・・・・・・・・・・・・・
E、F、G の間に Suomi が入っているのも、
Suomi = Finnish (フィンランド語) なので、
「英語での言語名」で考えると、この位置でOKです。
・・・という情報を踏まえて・・・
わからない時は、勘でクリック! (わわっ、ごめんなさい~)
3) クリックした先のページを見ると・・・?
翻訳ツールの入ったブラウザを使っていると、
「タイ語のページです」などと教えてくれるので、便利です。
(注 : Wikipedia内には、Google翻訳が未対応の言語もあります)
言語が変わっても、Wikipediaの基本レイアウトは同じなので、
タイ語ならば、
「日本のWikipediaでも、ここだったな・・・」 という箇所を狙って
コピー&ペーストすれば、検索に使えます。
あと、特許検索の場面では、
まだまだ、使う機会は少ないかもしれませんが、
一部の言語(アラビア語など)では、
「左右が逆」 のレイアウトになっています。
ご参考に。
4) 検索してみました!&衝撃の結末。
タイ特許庁DB は、英文の出願人入力もOKなので、
当初は 「ネタ程度」 にお見せしようと思ったのですが・・・
検索した自分もびっくり。
衝撃の結末を迎えました。(大げさ)
最初は、アルファベットで 「nokia」 と検索したもの。
5件、と出ましたが・・・
タイ版Wikipediaからコピー&ペーストした
โนเกียを入れてみると・・・?
ぶっ!(←思わずお茶を吹き出した音)
305件ですってーー。
これ、とんでもない差ですよね!
薄々気付いてはいましたが、ほんと、
「アルファベットも許容するから・・・」
なんて思っていると、
ひどい目に遭わされそうですよ。。
ヒットリストを見ると、Applicantはこんな感じ。
念のため、逆方向に翻訳してみると、
ちゃんと、Nokia Mobile Phones がヒットしてます♪
・・・・ある程度、規模の大きい会社でないと、
各国のWikipediaに載らないかも・・・?
という感じはするものの、
運良く掲載されていれば、
結構簡単に、出願人表記が探せるので、おすすめです!
出張スケジュール のご案内
↓↓↓近日開催のセミナーのお知らせです。