どうして、特許検索に分類を使うと良いのか。 | 情報検索、プロの視点/酒井美里ブログ

どうして、特許検索に分類を使うと良いのか。

昨日は企業内講習会で、



初回でしたので、

まず、検索全体の流れについて、

お話をさせていただきました。





酒井メソッドの検索では

 ↑名前つけるほどでもないかな。結構オーソドックスですので。

「分類を上手に使うこと」 を、非常に重視してます。



・・・というか、



私自身、

「分類がないと、仕事できません!」

という状態で、

ほんと、各種分類には助けられています。





「私は、特許情報の世界を、

 こんな風に捉えてます。」

というのを、



講習会スライドから、1枚お見せしましょう!(笑)

酒井美里公式ブログ「検索が好き!調査が好き!」-slide




よく、自己紹介でお話しするのですが・・・





私、生物学科出身なのに、

精密機器メーカーに拾ってもらったので、



出願権利化をしていた頃も、

また、

調査部門に移ってからも、





電気などの基礎知識からして、乏しかったので、

勉強してみても、知識の定着にものすごく時間がかかり、



検索をする上でも、

「脳内のテクニカルターム」が乏しいので、

最初は、全然結果が出せませんでした。(涙)






それって・・・今だからわかるのですが、







脳内にあるテクニカルタームで検索できるのって、



 ・「自分の知っている単語」が

 ・
公報のテキスト(本文)に書かれているもの限定。

酒井美里公式ブログ「検索が好き!調査が好き!」-slide2


・・・なんですよね。





で、



テクニカルタームの知識が増えてくると、

キーワード検索は、

ある程度結果が出せるようになるのですが、





「どうにも、キーワード検索しにくいもの」 って

やっぱり残ってしまうのです。





代表的なのは 「図面」



ちょっと盲点ですが、

「本文中の表に入っている数値など」も、

テキスト化されておらず、検索できなかったりします。

(図で埋め込まれていたりしますもんね。)



それから、

「思わぬ表現がされている、明細書」

検索エンジンは、入力した通りの文字列を探すものなので、

入力者が思いつかなかった表現、っていうのは 探してきにくいです。※

(※概念検索で偶然ヒットする、というのは、また別の話で。)





こういうものを、

最大限、分類検索でカバーしつつ、



分類検索の結果って、

「自分の知らなかったキーワード」を含んでいるので、

これ、うまく再利用エコマークしましょうよ!





・・・っていうのが、基礎編のポイントで。nipa*



私も、この方法で、

「明細書に使われているテクニカルターム」を

少しづつ覚えてきました。。。

今も、日々勉強中です。にっこり









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