リスティング広告からの受けページの最適化として、
PCにおけるLPOの手法はアメリカからツールが進出したこともあり、
かなり確立されてきたように感じている。
行動仮説をたてて、ABテストやって、マルチバリエイトテストやって・・・
みたいなことは、けっこうIT系の記事やブログなどでも紹介されている。
そんな中、最近リスティング広告がさかんになってきたモバイルはどうなのだろう。
そろそろモバイルでもLPOとか出てくるんじゃないのかな・・
と、思っていたら、アイレップさんが記事書かれていたので、
勉強ついでに引用してみた。
japan.internet.com:モバイルランディングページ最適化(モバイル LPO)の実力
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PC ではサイト訪問者の興味を引くコンテンツが無い場合、8秒で40~60%が直帰する(SEM 総合研究所調査結果)が、モバイルでは5~6秒が限界で、7秒で読み込みが遅い(※3)と感じ始める。PC よりも時間の感じ方が多少短いようだ。
7秒までに読み込まれるページサイズを平均(※3)すると、約20k 以下がモバイル LPO では最適なサイズとなる。
この体感速度の差には、PC ユーザーとモバイルユーザーのシチュエーションの差が一因として考えられる。
モバイルユーザーが最も検索行動を行うシチュエーションは、「通勤通学時・就寝前・起床後・夜間・待ち合わせ時・外出先・旅行先」(※3)など、通常の生活時間の合間であり、休息時間などの10分20分の間に見ている傾向が見られる。
------〈引用ここまで〉----------------------------------------------
モバイルは、5秒くらいが限界ですかあ。。
PCよりもせっかちのようだ。
モバイルユーザーの検索シチュエーションによるということだが、
合間とか休息時間などの暇つぶしに見るということだよね?
暇な時間なら、そんなにせっかちにならないんじゃないのか?
という気がするのは僕だけだろうか。
うーん、確かに、合間のわずかな時間に検索しているから、
というロジックは納得できるのだけれど、
通勤通学時や就寝前なんかは時間があって暇つぶしに見てる可能性のほうが高いはず。
------〈引用ここから〉----------------------------------------------
ユーザビリティテストを行った所、デザイン好感度が高く、申し込みの意思を引き出すページ構成(※3)では、必ずファーストビューにリンクが存在する結果となっている。
PC よりも忙しい時間の合間に見ているために、目的意識を持ったユーザーはより短時間で目的に到達できる導線が敷かれている事を好む傾向があると見られる。
------〈引用ここまで〉----------------------------------------------
上の部分は納得。
ケータイの画面の中で、ファーストビューでいろいろリンクしてくれると、
クリックしてみたいなって気持ちになる。
でも、目的に到達できる導線が敷かれることが重要ではないような気がする・・・。
ケータイの画面の中って、いろいろクリックして、
いろんなところに入り込んでしまう感覚が楽しいのであって、
明確な目的をもって、リンクを探すという流れがあてはまるかどうかは少し疑問。
もちろん、そういった効率的な導線というものが理想的であり、
そこをシステマチックに理論付けるのは重要なことだと思う。
だって、LPOでコンバージョンにつなげないと意味ないだろうから。
しかしながら、
ケータイはもうちょっと違った見方でランディングページを考える必要があるのではないだろうか。
きっちりした最短距離の導線でコンバージョンを狙うだけではなく、
目的だけではない何か別のコンバージョンにつなげるのも可能なような気がする。
ショッピングでいう、“ついで買い”みたいな・・・。
SEMの視点が中心だから仕方ないだろうけど、
モバイルユーザーの特性を考えて、
さらに、いろんな分析をしてもらえると良いかもしれない。
おそらく、ターゲット毎に傾向も違うだろう。
ビジネスマンと若年層のケータイ世代では、
かなり検索における行動も違い、LPOの質も変わってきそうだ。
このあたりの傾向も見えてくると、かなり面白そうだ。
僕もあまりトライしていない分野なので、
まだまだいろいろな可能性があるような気がする。
(もしかしたら、ケータイを中心にビジネスされている方から見れば、
既に知っていることで、単に僕が知らないだけのような気もするが・・・)