木を見て、森を想像してみた | マイペースのススメ

木を見て、森を想像してみた

今日は、木を見て、森を想像するっていうことについて
書いてみたい。


今朝、なんかの番組でH.I.S.の会長が出ていて、
同社の紹介VTRがやっていた。


H.I.S.にはこんな良いことがありますよ~
という内容を、宣伝染みた感じにせずに紹介していて、
今年の始めに40歳の若手社長にバトンタッチをした
なんていう話題も取り扱っていた。


キャスターが会長に、「どういう気持ちで社長にバトンを
お渡しになったのですか?」みたいなことを聞いたときに、
会長は、「売り上げ10倍、社員10倍にしてくれ!」
と言ってバトンを渡されたそうだ。


軽く笑いながら話をしていたが、この一言は流せるものでは
ないような気がした。まったくお客さんの方を向いていないから。
お客さんの方を向いて仕事をするなら、まったく別の言葉が
出てくるんじゃないかなぁと思う。


もしかしたら、次の社長はそういう考え方とは違うのかも
しれないが、これまで会社を作ってきた人がこの発言をするという
ことは、売り上げ重視のアイデンティティが残っているような
気がしてならない。


ある意味で、すごく正直で素直な人なのかもしれないが、
個人的にはあまり良い印象は受けなかった。
それまでの、宣伝部分が台無し。


この一言で、極端な話、社内の風土や経営方針まで想像してみたけど、
合ってるかどうかはもちろん分からない。でも、こうやって想像して
みたり、感じてみたりすることは大事なんじゃないかと思った。


果たして、木を見て森を見れたのかどうか?
それは、これからH.I.S.を使ってみるとわかるんかな。
機会があれば。