多次元に生きる

多次元に生きる

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!
2015年2月

毎週土曜日は早朝から 少し遠方のテニスクラブで仕事があり
高速道路を使って車で出かける

その日も無事にレッスンを終え
帰途についていた

コートを出てしばらく走ると
片側4車線の広い直線道路が 高速のインターまでしばらく続く
制限速度60キロだが 80キロくらいで車が流れていることも多い
だが油断すると スピード違反を取られることも知っていた
しょっちゅう誰かが 白バイや覆面パトカーに 止められているのを見かけていたからだ



2014年の5月以来 スピードメーターを見ながら
運転することが 習慣になっていた
そうしなければならない事情があった

ゴールデンウィーク 娘を試合会場まで送っていくのに
急いでいて 前の車を追い越そうと右側車線に入ったとき
スピード違反で捕まっていたのだ

短期の免許停止 

1989年以来 特に気にしなくてもずっと無事故無違反を通してきた

何か気づかなければならないことがあったのだろうと
戒めを心に刻んだ



2015年2月のその日も注意深く運転していた
どこかの地点までは・・・
だが意識がスライドする直前
次のレッスンの段取りを考えていたことは はっきりと覚えている

運転中 突如 額の裏側にスクリーンが現れた

道路に取り付けてある3つの電光掲示板がいずれも
97・98・99・100・・・
とオレンジ色に光りながら切り替わっていく映像が見えた

スピードが出すぎているのだと
瞬時に理解できた

その途端現実に戻り スピードメーターを見た
空いている4車線道路の一番右側の先頭を走っていた私の車は
いつの間にか もう少しで100キロを超そうとしていた

血の気が引いた

とっさにバックミラーを見ると
○○府警と書いたバイクに乗った警官が
ピタッと後ろについていた
半分覚悟を決めていた

だがその直後 ○○府警のバイクは
私の車から離れ 左折していった


スライドした意識が あまりにも鮮明だったので
この出来事のあと しばらくの間 同じ場所を通るたび
額のスクリーンに映し出された電光掲示板がないか
確認したが見つけることはできなかった