二人でひとつ。『野ブタ。をプロデュース』#10 【完】 | 私的空間.com

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毎日の生活の中で感じた様々な事柄を書き綴っております。

第十話  「青春アミーゴ」


信子ちゃん、成長したね~。

自分の事より修二や彰、酷い虐めを仕掛けた蒼井の事まで心配している。


そんな信子だからこそ、周囲の残酷さに傷付き、心を閉ざしてしまっていた。

自分より他人を大切にする子は、傷付く事が多くて当たり前だから、、、。


だって、皆はそんなに優しいわけじゃなくて、平気で笑顔で人を裏切れたり、踏み付けたり出来るのだから、、、。


傷だらけで瀕死の状態だった信子の心を、ここまで元気に回復させてくれたのは、修二と彰の偽りの無い友情。


どんな事があっても、きっと心の支えとしてお互いの中に存在し続けるのでしょうね!



◇あらすじ◇

修二(亀梨和也)が転校することを知った彰(山下智久)信子(堀北真希)は、大きなショックを受ける。だが、気持ち良く修二を転校させようと決め、何か記念になることはないかと考える。信子は彰と修二の冗談を真に受け、ゴーヨク堂店主(忌野清志郎)の実家の神社で、みこのアルバイトを志願。みこの姿で修二に”ノブタパワー”を注入する。そんな折、信子が誤って神社の木の枝を折ってしまう。店主は一番大切な人に罰が当たると言い、罰封じのお守りを信子に渡す。信子はそれを持って修二と彰のもとに走る。

goo テレビ番組ナビ  より



nobuta

修二は引越しの事が言い出せないでいた。

言えないのか、言いたくないのか、とにかく言い出せない。


『これ以上仲良くなるのは 嫌だ。

もうスグ別れてしまうのに、仲良くなったって、悲しいだけだ。』


そんな風に思ってしまうほど、ふたりが大事な存在になってしまったんだね。


いじめられっ子の信子を、人気者にしよう!と始めたプロデュースは見事に功を成し、今や信子は本当に人気者だ。


誰かの為に何かをすると言う事は、自分の為になる事でもあるのかな?


修二も、父親から高校もあと1年だからここに残ってもいいと言われるけど、弟の事を考えて引越しを決意するんだよね。


彰は、そんな修二の考え方がイマイチわからない。


「何で、もっと、自分のこと、大事に、しないの?」


「誰かの為に・・・っていうよりもさ、
 自分を、大事にしていないってことなのかな・・・。」


まず自分ありきの彰と、周囲を気遣う修二、、、

どちらも大切な事で、必要な事。


だから修二と彰は、ふたりでひとつなんですね~納得!(爆)


信子はと言えば、臆病なところはあっても、自分の事も他人の事もちゃんと考えられる人だった。


蒼井に許してくれなければ飛び降りる!と選択を迫られた時も、

「許さない!けど、飛び降りないで!!」と、どちらも主張していました。


* 修二なら、飛び降りて欲しくないから許せない気持ちを殺して

   許すと言ったでしょう。


* 彰なら、卑劣な行為を許せなくて、飛び降りるとか言う前に

   グーパンチが炸裂していた事でしょう。


信子はふたりと一緒にいた事で、ふたりの気持ちを理解しようと、自然に自分の中に取り入れる事が出来たのではないのかな?


それもある意味、『プロデュース』?


さらに信子は、学校に来なくなった蒼井(柊 瑠美)の家を訪ねて、学校に来るようにと説得する。

おそらく、クラスの誰も休んでいる事なんて気にもしていないんでしょうねw

「学校、出てこないの?」


「・・・学校行ったら、また小谷さんのこといじめちゃうかも
 しれないし。」


「・・・いいよ、いじめられても。
 蒼井さんの意地悪、全部、私が受け止める。
 受け止めて、見せるから・・・。」


「小谷さん、バカだな。 ほんとバカだよ。」


「だから、学校、来て。」


「考えとく。」


蒼井は、自分のした事を後悔しているんですね。

そんな事をしてしまう自分が嫌なんだろうな、、、きっと。


でも、信子の気持ちはしっかり伝わったと思います。



神社の罰当たり騒動も、一番大切な人にバチが当たると言う事でしたが、信子自身が選べてないんだから、神様だってバチを当て様がなく、シッタカがとばっちりを受けちゃう(爆)

たった一つの御札を川に投げ捨て、

「さ・・・三人で、バチ当たろう。」

そう言った信子は素敵だった!こんな子いたら惚れちゃうよね~^^

やはり、一番人間が出来てますw



転校にあたり、修二は様々な贈り物を貰います。

それは物であったり、言葉であったりするのですが、どれも大切な贈り物でした。


「お前の悪いところは、全てのゲームに勝とうとするところだな。
 さしずめ、これ(スペードのエース)だ。
 でも、2が一番強いゲームもある!
 自分が勝てるところで勝負すればいい。」

 

これは担任・横山から。


「これね、二つ集めると、幸せになれるらしいよ。


一個ずつだから、今は、幸せの種みたいなもんね。
 あとは、あなた達の運と努力で増やして、幸せになって、
 その幸せを、人にもあげられる大人になって下さい。 がんばって!」


教頭・キャサリンからは可愛いお人形。

3人に仲良くひとつずつ。


この人形は、クリスマスの日のプレゼント交換に登場する。


3人とも自分の幸せになれる権利を仲間に譲ろうとしていたんですね。

でも、結局人形は入れ替わりはしたけれど、また3人の元へ戻ってきました^^


修二は、最後に自分の気持ちを信子に伝える。


「俺さ、なんか、今まで、人を好きになるっていうのが、
 イマイチよくわかんなかったんだけどさ。
 なんか、野ブタ。のお陰で、わかった気がする。


 なんか一緒に、ものを食べて楽しかったりとか、
 同じ景色を見て、わぁ、この景色一生忘れねーんだろうなーって
 思ったりとか。
 なんか、死ぬほど笑ったりさ。
 時には、心配とかもしちゃったりして。
 あと、もっと一緒にいたいなーって、思ったりさ。


 なんか人を好きになるって、
 そういう、ささやかなことだったんだなーって。


 この先、もし俺が、誰かを好きになるたびに、
 野ブタ。のこと、思い出すと思う。


 なんか全部、野ブタ。が教えてくれたんだなーって、
 思い出すと思う。


 小谷。・・・ありがとな。」


「私のほうこそ、ありがとう。
 ってしか、言えないのが、悔しい。

 今、思ってること、全部伝わればいいのに。
 どれだけ、感謝しているか、ちゃんと、伝わればいいのに・・・。」


「わかってるよ。うん。

俺も・・・同じだし。

ちゃんと・・・なんか、まり子にも伝えなきゃなーって。」


修二は真冬の学校の教室に、彰と信子の力を借りて真夏の海をセッティング。
行きたいと言っていたまり子を招待して、楽しい時間を過ごすのだった。

わだかまりはあったと思うけど、まり子は修二の気持ちを理解してくれていたようだ。


やるべき事全てを終えて、仲間に見送られながら修二は転校して行った。


が、転校先で修二は見てはいけないものを見てしまう。

それは何と!彰の姿だ!!


修二は転校先で、もう一度仮面を付け様としてましたが、彰がいた事でそれが出来なくなりました。

修二は修二のままで、残りの高校生活を送る事が出来るのです。


それを望んだのは信子でした。


修二と彰は、ふたりでひとつ、、、。

一緒にいれば、迷う事もなくそれぞれが自分らしくいられると思ったんでしょうね。


「私は一人で大丈夫よって。
最初の3日は泣くけど、あとは絶対立ち直って見せるのよーんって。」


「なに野ブタ。、そんなこと言ってたんだ。」


「ああ。」


「そうか。」


「なあ。この空のずーっと向こうにさ、野ブタ。はいるんだっちゃ。」


二人は青空を見つめながら、想いを馳せるのだった。

その頃、いつもの屋上で青空を見上げる信子。


nobuta


「私、笑えるようになったよ。
 ちゃんと、笑えるようになったよ!」


信子はそう言うと、二人が眺める同じ青空を見つめて微笑んだ。

清々しい笑顔だ。

信子はひとりでしっかりと歩み出せたんですね^^



「俺たちは、どこででも、生きていける。」



そう、これからも変わることなく、自分達の中に揺るぎの無い友情と信頼が存在し続ける限り、、、。


nobuta




***【    】***



毎回いろいろ考えさせられるドラマでしたね。

単なる学園もの、友情物語ではなく、色んな事を投げかけてくれました。


ご都合主義の学園物が嫌いな私ですが、『女王の教室』に次ぐ作品になったと思います。


同年代の人達が、この作品から本当の友情とか、人を思い遣る心を学んでくれたらいいな!


作品の中に散りばめられた言葉の数々は、心に残るものが多く、選ぶのに苦労しましたw


原作はどうなんでしょう?気になりますね。


主演の亀梨和也クン、山下智久クン、堀北真希 ちゃん、本当にお疲れ様!

三人とも、本当に素敵でした^^


ありがとう!!『野ブタ。をプロデュース』!


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TB等でお世話になりましたサイトの皆様、

『野ブタ。をプロデュース』でのお付き合い、ありがとうございました!!


なかなかコメントを残せなくて、本当に申し訳ありませんでした。

この場をお借りして、御礼申し上げます。   


by ぽたぽた

白岩 玄
野ブタ。をプロデュース
修二と彰, zopp, Shusui, Fredrik Hult, Jonas Engstrand, Ola Larsson, 山下智久, 十川知司, 亀梨和也, 馬飼野康二
青春アミーゴ (初回限定生産盤)

野ブタ。をプロデュース


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