貞操編 第二週目
新子(さくら)は前川家の家庭教師の仕事の第一歩を、綾子夫人の命令で軽井沢にある前川家の別荘で踏み出す事になった。
しかしそこには綾子夫人(筒井真理子)の姿はなく、子供達の小太郎(張沢紫星)と祥子(山口愛)、そして前川準之助(大浦龍宇一)との楽しい毎日に、新子は心安らぐ思いでいた。
だがそれこそが、自分だけ遅れて準之助と新子に何かが起こるのを期待する綾子夫人の策略だった。
新子の気苦労など意にも留めない母や姉、そして妹。
普通は年長者が頑張るもんでしょ?こう言う事態の時は。
新子が働いてくれるからと、浪費をやめようとしない南条家の面々には腹が立つやら情けないやら、、、。
期を見て軽井沢にやって来た綾子夫人は、偶然の雨と雷の中で夫・準之助にすがる新子の姿を目撃してしまう。
当然の如く客人扱いとなっていた新子の待遇を、使用人のそれと同等、いや、それ以下に貶める綾子。
悔しさに震えながら、「これが奉公というものなのだ」と自分に言い聞かせる新子だった。
綾子夫人は何がしたいんだろう?
夫を取られるのがイヤなら、最初から軽井沢に行ってればいいのに。
何かが起こることを期待して遅れて来たくせに、何かあったら怒るんですね。
お金持ちの考える事は分かりませんね~w
そんな中、末娘の祥子が熱を出す。
まったく無関心の綾子夫人とは対照的に、一晩中祥子の側で介抱する新子に準之助は、感謝の意を込めた大金を手渡す。
運転手の杉山仙吉(福士誠治)は、そんな新子に、「金を受け取れば、貞操は守れない」と告げる。
はい?アンタに言われたくは無いわよ!って感じですよね。
杉山は、新子の今は亡き父親によくして貰った、新子の事を何より心配していたと言いますが、どう見ても新子に気がありますよね。
でも、敵なのか味方なのか、いまひとつ分からない人物で気になりますねw
とまどう新子だったが、浪費の絶えない家族を養う為にはどうしてもお金が必要であった。
同時に、準之助の自分に対する気持ちに気付いた新子は、自分もまた準之助を意識し始めている事にも気付くのだった。
夫・準之助ばかりか、木賀逸郎(窪寺昭) までもが新子に気があると感じ取った綾子夫人は、プライドを刺激されて怒りを増幅させるのであった。
って言うか、アナタのする事が酷過ぎて、新子を気の毒に思わせているとしか思えない。
自業自得ですよね。八つ当たりもいいトコ。
東京で新子からの手紙を待ち続けている美沢(原田篤)は、新子の妹・美和子(木南晴夏)が手紙を処分している事など知る由もなく、その誘惑に耐え続けていた。
美和子ちゃんね~w この時代にもこう言う脳内オールエロな女性がいようとは!
姉の恋人だと知っているのに半端じゃない誘惑の仕方だし、自分たちの為に耐えて働く姉を一体何と心得ているんでしょうか?
だが思い余った美沢は、新子を尋ねて軽井沢の前川家の別荘に現れる。
それを追って美和子も一緒に現れ、綾子夫人の興味心をかきたてるのであった。
【思うつぼ】とはこの事でしょうね^^
美沢は、新子が準之助を始め木賀の様な身分の高い男達に囲まれている事が耐えられなかった。
自分には新子を助けられる経済力が無い事から、自信を失いかけていたのだ。
その事が美沢を焦らせ、新子の唇を無理やり奪うと言う行為に至ってしまう。
当然ふたりの間はギクシャクし始める。
ふたりの喧嘩の原因が美沢の強引なキスであると知った美和子は、焼きもちから夕食の席で公表してしまう。
綾子夫人は身の置き場の無い新子をもてあそび、準之助と木賀の動揺を楽しんでいた。
更にその夜、綾子夫人の策略によって新子は美沢と一晩同じ部屋で過ごす事になる。
結婚前の娘に何かあってはと、新子の身を案じた運転手の杉山や準之助が美沢を自分の部屋へと誘うが、その事が逆に美沢の嫉妬心を煽る事になってしまう。
準之助さん、変ですよw
自分の妻は他の男と同じ部屋に泊まっても気にもならないのに、新子が恋人と同室なのは気になって仕方がないなんて。
まあ、綾子夫人の事は何とも思っていないんでしょうね。
憎みこそすれ、愛なんてあり得ないのかな?
杉山は、新子を守りたいのか?
新子の窮地を救ったのは、以外にも妹の美和子だった。
ひとりはイヤだと美沢の布団に潜り込む美和子。
新子は、貞操の危機は脱したものの、美沢に寄り添って眠る美和子に複雑な思いを抱いていた。
翌朝、そうとは知らない面々は、それぞれの感情を隠して新子達が現れるのを待つが、部屋から出てきたのは新子と美和子だった。
「ご心配なく。
新子お姉さまの貞操は、あたくしが守ってさし上げましてよ。」
美和子の言葉に綾子夫人は、悔しさを隠せない。
美沢の姿は目覚めた時にはすでに無かったので、帰ったのに違いないから自分も帰ると言う美和子。
そこに路子(いとうあいこ)を連れた杉山が戻って来る。
美沢を駅まで送った所に、路子が到着したと言うのだ。
義兄の準之助に想いを寄せる路子は、新子の事が心配と言うよりも、準之助を取られるのが心配で飛んで来たと言うところでしょうか?
嵐が去って一安心と言った新子の元に、再び新たな火種となる電報が届く。
それは、自分の芝居の小屋代を新子に出させようと言う姉・圭子(渋谷亜希)からの金の無心であった。
圭子が女優として期待されているとことを杉山から渡された新聞で読んだ新子は、心ならずも準之助に援助を頼んでしまう。
おいおい新子さん、少しは学びましょうよ。
自分で用立てろ!くらい言ってやればいいのに、まんまと思い通りにされちゃって、、、。
家族思いも考えものですよね。
今週は盛り上がりましたね~~~!
貞操の危機と言うのがポイントなんでしょうかw
出演者が見事に役にハマっていて、面白いです。
昼ドラらしいエキサイティングな展開に引き込まれてしまいますね。
大浦龍宇一さんの品格の良さは、今時のイケメンには出せない魅力がありますし、
窪寺昭さんは、優雅な中にちょっぴり危険な香りを漂わせ、福士誠治さんも影のあるミステリアスな役どころを熱演。
筒井真理子さんの怪演も楽しみのひとつ♪
この先、女郎蜘蛛VSメデューサの対決はどうなって行くんでしょうか。(*^^)v
- 菊池 寛
- ■ 原作 貞操問答
■ 『貞操問答』
オフィシャルサイト
■ 『くちびるセクシー』 主題歌(奥村愛子)
■ 『貞操問答』 第一週目 私的空間.com内
■ 『秋の新ドラマ一覧表』 民放9時以降限定版w
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