入学式 | 最強おひとり様ライフ

最強おひとり様ライフ

つれづれなるままに…こわいものなしのおひとり様の生態観察

4月1日の「足止め」に書いたように、専門学校に勤める姉の新年度は欠勤で始まった。名古屋の学校に出勤するはずの日にLAにいたからだ。

本格的に授業が始まったのは今週からで、先週末は授業の準備をしていた。ああでもない、こうでもないと頭を傾げて考えていた。なぜなら科目によって数年から十数年、授業の進め方を書き溜めたメモのファイルを失くしてしまっていたからだった。効果的な板書と講義スケジュールがぁ!っと頭を抱えて、けして好スタートとは言えないようだった。

声が高い(緊張するとさらに高くなる)のと見た目から10歳は若く見られる姉は毎年各クラス最初の授業は無理に少し大人っぽい(それが普通なのだけど…)スタイルで出かけ、話す内容もくだけすぎないよう気を使っているらしかった。それでも数回授業を重ねると、必ずどのクラスでも「せんせー、なんさーい?」と質問してくるのだ。その時は曖昧に流しておいて、その学生たちの卒業式後の謝恩会などでばらしてやると、皆びっくりするのだそうだ。ひどい時には自分たちと同じくらいと思っている学生もいたりした。その驚き度合いに、今年もしてやったり!と毎年ほくそ笑んでいるのだろう。