(病室からの眺め)
病室に入れたのは明け方の四時
パパが付き添うと言ったけど
娘と離れたくなくて私が付き添うことに。
酸素の鼻眼鏡(名称が分かりません…)を
つけて娘は不安そうに
「ママ、一緒にベッドで寝て」と言った
狭いけど私も娘の横にもぐりこむと
娘は私の腕にしがみついて寝た
私の持病の喘息が娘に遺伝してしまったんだな
ごめんね、娘
病院は色々と思い出す
入院してから6日間、意識を取り戻すことなく
この病院で旅立った夫
しっかり抱きしめてきた息子が
ふっと、私の両腕から消えてしまったあの日の
絶望、恐怖…痛み
心に刻まれた瘡蓋がまためくられるような
気持ちになる
娘は大丈夫
土曜日無事に退院できました
最後の方は鼻眼鏡つけながら
ベッドの上をピョンピョン跳ね
叱らなければならないほどでした。
息子の時は、いつICUへ戻るか…
いつ容態が急変するか…
グッタリする息子を抱っこしながら
いつもいつも考えていましたが
娘は血中酸素濃度が悪くてもかなり元気
ありがたい
今日一日無事に過ごせた幸せを感謝しています
家族で家で過ごせる幸せを感謝しています
いつも見守ってくれてありがとね