樹 なつみ
獣王星 (第1巻)


この人は、イマドキ女性の漫画家さんにしては珍しく、ホラーじゃなくて結構本格的なSFをかいているので結構好きです。


是非とも竹宮恵子に勝ってもらいたい。

無理かもしれんけど(笑)


今はSF氷河期なんだそーで、まったく流行ってないらしいです。

でもX-ファイルなんかは流行ったのにねえ?

(まあでもあれも、SFファンからしてみたら、「いまさらおせーよ」みたいな感じだけど)



吾妻ひでおが「失踪日記」

吾妻 ひでお
失踪日記

のなかで、SF漫画家をやって食べていくのがというか、そもそもSF漫画を描かせてもらうのがいかに難しいかを、ちらっと描いていますが、映画とかアニメだと結構流行ってるのに、なぜ駄目なんでしょうね?


紙に印刷してあると、たとえ漫画でも小難しい感じがするのでしょうか?


橘 水樹, 櫻 林子
NULLALIVE 2 (2)
橘 水樹, 桜 林子
Jane (1)

そういや、この方たちは、最初からSFでデビューした変わった人達でしたが、いつの間にか・・・・・・・・(^^;)

体調が優れないとかあるんでしょうけど、どっちかってーと、売れなかったからどのーのこーのって感じかも?

(今唐突に思ったけど、この二人って要するにトレッキーなんだろうな)


あとSF一本で結構やられている漫画家というと、華不魅さんかなあ?

華不魅
鉄錆廃園 6 (6)

イラストレーターとしての認知度の方が、高いかもしれません。


この方も、最近は・・・・・・(^^;)

って、JANEとかって、出版された年を見たら、1997年ぐらいなんですね。

華不魅さんもそのとき活躍されていたと思いましたが、あの時期はちょっとしたSFブームだったんでしょうか?




ところで、最初の話にもどりますが、「獣王星」って、アニメになっているそうです。

関東ではもう第一回目が放送されたのかな?


公式サイト http://jyu-oh-sei.com/


「OZ」っていう作品でこの方のファンになったんですが、


樹 なつみ
OZ 完全収録版1

「OZ」の方が好きなんだけど、「獣王星」は、よりマニアックなSFなので、結婚するとき実家から持ち出したんだよな。

相方に見せようと思って。


ずっと描き続けている女性のSF漫画家さんって、ほとんどこの人だけになっちゃいましたが、んじゃなんでこの人だけが、マニアックなSF作品を描き続けていられるのか?っていうと多分、


SF以外で大ヒット作があるから。


なんじゃないかと思います。


樹なつみって言ったら多分、


樹 なつみ
花咲ける青少年 (1)

の方が、メジャーなんじゃないかと。

これで、ばーーっと売れたからこそ、「OZ」を描くのを許されたんじゃないかな?


実際、「OZ」「獣王星」ときて、

樹 なつみ
八雲立つ (1)

を出して、これがまたヒットしましたから。

(本格的SFは、だめなのかよっ!)


「OZ」と「獣王星」知らない方でも、八雲とか花咲けるは知ってると思う。

漫画好きなら。


そう考えてみたら、竹宮恵子も「風と木の詩」

竹宮 惠子
風と木の詩 (第1巻)

で大ヒットしたから、本格的なSF作品を出せたということに・・・


つーことは、


SF作家・漫画家になりたかったら、


まずそれ以外で売れろ。


ということでしょうか?( ̄▽ ̄;)


それもちょっとなんか・・・。


でも、確かにそれ以外を描ける人は、ちゃんと残ってる。


ぼくたまの人は、ぼくたま終わってから全然だし。


そういや、結構本格派のSF描いていた、

由貴 香織里
天使禁猟区 (第1巻)

のこの方は、もうゴスしかやらないのかな?