9月2日に手術から2年が経過します。昨年は帰国後に長期の入院などありましたが、この1年は自宅にて過ごす事ができ、元気いっぱいに笑顔で毎日を送ることが出来ました。これもひとえに、いつも私達家族を応援してくださる方々や、娘に関わる全ての皆様のお心遣いとご配慮によるものと心より感謝申し上げます。
咲帆は本当にとても元気いっぱいで、毎日を思いっきり生きています。胸の中のお友達もトクトクと今日も元気に鼓動してくれています。昨年、手術から1年を機に、ドナーのご家族様へ経過のご報告と感謝の気持ちをしたためた手紙を送らせていただきましたが、その後、ドナーのご家族様からお返事が届きました。その日から今日まで手紙のやり取りをさせていただいております。いつも娘の幸せと健康をお祈りくだされているとお手紙にあり、文面からドナーへの深い愛情と私達へ向けられる優しいお気持ちを感じます。あらためて私達へ託してくだされた命の尊さと私達には計り知れない悲しみの中でドナーとなるとご英断くだされたご家族様へ敬意と深い感謝の気持ちを感じずにはいられません。この命を大切に育み守ること、娘がいつも幸せで生きてることを謳歌出来るように努めることがドナーご家族様へ私が出来る一番の事とお手紙を拝読しながらご家族様の想いを心に刻んでいます。
来月に大阪の病院にて移植から2年目の検査を予定しています。この検査の結果をふまえてご家族様へ報告のお手紙を出したいと考えています。
来月に大阪の病院にて移植から2年目の検査を予定しています。この検査の結果をふまえてご家族様へ報告のお手紙を出したいと考えています。
今年の夏は咲帆にとって2年ぶりの夏。1歳の夏以来の夏でした。お盆には帰省する事が叶い、家族が揃う久しぶりの時間を過ごす事ができました。娘が病気になるまでは毎年の恒例行事として何かを感じる事も無く過ごす夏の日でしたが、今年は胸にじっと感じることもあり、咲帆の祖母にあつらえて貰った浴衣を着て盆踊りを踊る娘の姿がとても眩しく見えました。私にはとても贅沢でもったい時間のように思え、後で何か有るのではないかと不安な気持ちがかすめる時でもありましたが、今日まで私達家族を支えてくださる方々やこのような時間を家族で過ごさせて頂いている事へ感謝の気持ちを感じ、これからもこの子達が健やかで幸せで有るようにと願う時間でもありました。