煽る女 | サディスティックに愛されて~

サディスティックに愛されて~

アメブロの闇?~終らぬ戦いを~ 事実は小説より奇なり
たまたま見つけたブログに驚愕...しかし誰にでも起こり得るかもしれない...その驚愕のブログをリプログにて発信

"確かナナミも...誰かを見たって...美香だったの..か?”

「見かけた? だから?」

「え、あ..ううん 休みの日までお客と大変だなって思って」

「まぁーな 」

「お店では見ない人だけどね 」

”何が言いたいんだ...”

「いろいろあんだろ 」

「涼 シャンパン飲もう」

美香がシャンパンを3本空けコールに酔いしれている時
優真と腕を絡め彩夏が店に入ってきた
その姿をじっと見ながらシャンパンを煽る美香

”はぁ...かち合ったか...”

一瞬の俺の曇った顔を見た優真がニヤリと笑う
優真と彩夏が席に着いた早々にボトルとシャンパンが注文され
ハデなコールが店内に響き渡る
それを見た美香がすかさずボトルとシャンパンを頼む

「美香...無茶すんなよ」

「無茶じゃないよ? ちゃんと払えるし」

「そういう事じゃないだろ」

少し話していると また彩夏がシャンパンを頼みコールが響く

「涼 シャンパン」

「やめとけって」

「だから なんで?」

「争ってどうすんだ?」

「あの女には敵わないからやめとけってこと?」

「好きにしろ 」

美香の席でのコールが終わると七瀬は別の指名客の席に行く
翼ともう1人のヘルプと飲んでる美香は
またコールがかかる彩夏の席を見ながら翼に自分もと頼んでるようだ

”っち、何で今日は煽るんだ...”

「ぷぷ 凄いねあの2人 まさに女の戦い?涼 愛されてるね~」

全く色をかけてない古くからの客が七瀬をからかう

「ちょっと参戦しちゃおうか?」

「はぁ? なんで?? 」

「面白そうだから?」

全く関係のないこの客が面白がって1番高いシャンパンを頼んだ
コールと共に空いたシャンパンをホストに振る舞い
立て続けにもう1本空ける

「たのむわ...もう」

「あはははは いいじゃないの涼の売り上げになるんだから」

「そういう問題じゃなくてさ~」

「ほら 空いたよ もう1本いっとこうか?」

3回目のコールが済むと美香の席に居たヘルプが七瀬を呼びに来る

「ふふふ いってらっしゃい 涼」

席に戻ると美香がすぐさまシャンパンを頼みコールがかかる

「おかえり 涼 」

注がれたグラスを重ね微笑む美香の肩に手を回しシャンパンを飲み
耳元で囁くように会話をし美香を見つめる七瀬
飴と鞭の飴だろうか...美香の強張っていた顔が綻ぶ.....

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