眠る七瀬に... | サディスティックに愛されて~

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アメブロの闇?~終らぬ戦いを~ 事実は小説より奇なり
たまたま見つけたブログに驚愕...しかし誰にでも起こり得るかもしれない...その驚愕のブログをリプログにて発信

レイコの見送りを終えて部屋に戻り
お店に休みをもらっていた私は七瀬に電話をかけた

「もしもし~七瀬? 風邪って聞いたけど大丈夫?」

「......ダイジョウブ...」

全く大丈夫じゃなさそうな声で返事がかえってきた

「あら 凄く辛そうじゃない...」

寝てたら治るからと電話を切られてしまったけど...
私はタクシーで七瀬のマンションへ行った...

インターホンを鳴らしても七瀬は出てこない

「寝ちゃってるかな...」

もう一度鳴らして出なきゃ帰ろう..と
インターホンを押そうとした時

ガチャッ

ドアが開いた

「七瀬? 」

何も言わずに入っていく七瀬の後を追い部屋に入る

「七瀬? 何か食べた? お薬は?」

「薬は飲んだ 寝てたら治るし...何で来たんだよ」

「あ、、え..っと...お見舞い? あっそうそうコレ」

コンビニで適当に買ったプリンやゼリー飲料やらが入った袋を渡す

「んだよ...腹膨れるもの無いじゃん...」

「辛そうだったから・・・あんまり食欲ないかと思って...
あ、じゃー何か買ってくるね」

「もう いいよ...」

「そ、、そう...じゃぁ..ゆっくり休んで?」

辛そうだし居ても役に立ちそうにないから帰ろうと
歩きはじめる私の手を掴む七瀬

「もう少し居て...」

その手が凄く熱く 風邪の酷さを物語っている...

「ちょ 七瀬すごい熱いじゃないのよ 早く横になって」

ベットに寝させた七瀬のおでこに手を当てると
やはり もの凄く熱い...

「七瀬 何か冷やすものないの」

何もないという七瀬にタオルの置いてある場所を聞き
冷蔵庫を漁り氷を出して氷水で絞ったタオルをおでこに乗せる

「っっ..つめてぇ...」

「当たり前じゃないの冷やしてんだから...」

何度かタオルを絞り直していると七瀬は眠ったようで...
起きた時に何か食べるものを...と考え部屋を出る

ん~コンビニもなぁ...

あぁ...風邪と言ったら お粥よねぇ...
そ言えば少し向こうに小さなスーパーあったよね

タクシーから見えたスーパーを思い出し買い物をして
部屋に戻ると七瀬はまだ寝ていた
タオルを絞り直し ごめんと言いながら
キッチンの扉を開けお鍋を探し お粥を作る

よし できた

もう一度タオルを絞り直し七瀬のおでこに乗せる

辛そうね...

いつも元気で憎たらしい七瀬が弱っているのが
何だか凄く寂しいような辛いような気持ちになり...

「早く元気になって?」と小さく声をかけ

眠る七瀬にキスをした...



キスの代わりによろしこ!

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