興味 | sachiのブログ

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「一人ひとりがそれぞれに自分らしくいられる場」をつくる人
でありたいなあと思いながら働く日々を綴ります。


砂子さん 、という旦那さんの親友が昨日おうちに来てくれた。
いつも会うたび元気をもらう、不思議で素敵な方である。

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砂子さんにいただいたサボテンと直筆メッセージカード。

砂子さんは私たちの結婚記念日、最後にお会いした日にち、私と旦那さんの誕生日、
私がいつも眠そうに話をしていたこと、事務所の環境が悪くて私の具合が悪かったこと
色んなことをしっかりと記憶にとどめている。

毎回毎回お会いするたび色んなことをしっかりと覚えているので
びっくりしていつも「よく覚えていますね」と私は言う。
昨日も「よく覚えてますね」と感嘆すると、
「覚えられます。最近、人のことを覚えられる人と
覚えられない人の違いがわかってきました。
人に対する興味です。」と
紙にペンを走らせながらきっぱりと言葉を結んだ。

私は道を歩いていると、青と赤と紫の色しかないと思っていた紫陽花が
白や黄色や灰色や茶色、もうなんとも言いがたい色を放っていることに気づき、
以前よりもクリーニング屋さんの看板が色あせて見えることに気づき、
吸っては吐く空気の重さや味わいがいつもと違うことに気づく。

けれど、今日は○○さん元気そうだな、とか眠そうだな、とか
笑っているけどちょっと無理しているのかな、とか
そういう相対している人については感度が鈍いのかあまり気づかない。

私は自然や風景に対する興味は沢山あるけれど、
そこまでの興味と観察力を人に対しては示さない。
興味がないわけじゃないけれど、アンテナが砂子さんのように敏感ではないから
その人の周りに起こることも記憶に留めない。
砂子さんのように出会う人出会う人をあんなに興味をもって見つめていたら、
たった一度の人生で何百人分の人生を味わえるのかもしれない。

それに、そこまで興味をもって見られたら
その見られた人は、嬉しいよね。
あたたかな気持ちが胸に湧き上がるのを感じ、見つめていてくれたその人を信頼すると思う。

誰かのことを覚えているから良くて、覚えていないから悪いといいたいのではなく
そういう素敵な人と関わっているのよいいでしょ、という内容の記事でした。笑