プリウスのリコール問題で、北米議会で豊田章男社長が謝罪する羽目となったトヨタ。日本国内ではほとんど無視され続けてきた問題が政府によって明らかになりました。

前原誠司国土交通大臣が記者会見、囲み取材で明らかにしたものです。

急発進、急加速が38件あったそうです。

いずれにしても、奥田体制の負の遺産を清算し、カイゼンしてくれ。



話は変わって、6年前の三菱自動車/三菱ふそうのリコール隠し事件は一体なんだったのかと思います。未だに首都圏の公営バス、東京都・川崎市・横浜市はトヨタ系(連結子会社の日野、独立系でみずほ/第一勧銀・三菱と関係も深いいすゞ)のみ購入。JR西日本の子会社も。

一般競争入札に名を借りた談合、「天の声」ではないのか?


トヨタ「急発進や暴走」38件 国交省が国内分調査へ

トヨタ自動車の品質問題に関連し、前原誠司国土交通相は24日、過去3年間に国交省に寄せられたトヨタ車に関する国内での「急発進・急加速・暴走」の事案が計38件あったことを明らかにし、中身を詳しく調査する考えを示した。

 同省によると、2007年1月から09年12月末までに、利用者から寄せられた全車種の不具合情報のうち、「急発進・急加速・暴走」に関する情報は134件で、トヨタ車は38件(28.3%)あった。すべての乗用・貨物車に占めるトヨタ車のシェアは27.8%(08年度)で、前原国交相は「保有台数に見合った割合。特にクレームが多いということではない」ともみている。

 また、米国では「カムリ」や「レクサス」についての苦情が多いとされるが、国内の38件で両車種での不具合情報はなかった。

 だが、不具合情報の中には「駐車場で急加速して壁に衝突した」「停止時にエンジンの回転数が上がって急発進し、前方車に接触した」「急ブレーキや急加速をした」など、大事故になりかねない内容もある。同省ですでに調査して「問題なし」「解決済み」とされた事案が多いというが、改めて独立行政法人・交通安全環境研究所の「リコール技術検証部」で技術的に分析をしたり、トヨタに詳細な報告を求めたりする方針だ。(佐々木学)