BMW1シリーズクーペがようやく北米と同じタイミングで発売開始されました。3.0直6直噴ツインターボというディーゼル(x35d)の技術をガソリンに活かしたものです。それに日本のユーザーが大好きなMスポーツパッケージを標準装備して135iクーペのみで500万円台。M1を名乗った方が良いでしょう。3シリーズクーペやアウディA5の方が未だ良心的に見えます。とりあえず欧州で展開されている125iクーペを追加して100万円以上安くするしかないでしょう。320iクーペが400万円台前半なのでどうしても、という人以外はそちらが良心的です。欧州でもディーゼルメインなので仕方ありませんが、120i、116iがあれば・・・。後、ダウンサイジングで1シリーズを買うユーザーも多いはずです。かつての3シリーズコンパクトのように3ドアハッチバックで十分と言う中高年層も多いと思います。もっとも、北米だけはハッチバックは販売しないのでその意味では未だ恵まれていると思います(今回が北米初展開。3シリーズも北米では328iからの展開)。装備てんこ盛りという日本仕様の悪癖は元々は日本車からの乗り換えを意識(特にトヨタ)したからだと思いますが、BMWに関してははっきりいってやりすぎで、その代表例というべき5シリーズの日本仕様にはアクティブステアリングを標準装備したために評価が下がっています。


1シリーズクーペ

クーペのリア

1シリーズクーペの室内

1シリーズクーペのエンジン

BMW1シリーズ・クーペが上陸、3.0直6直噴ターボ搭載(ホビダス・オート)
ビー・エム・ダブリューは、昨年夏に発表されたBMW1シリーズの2ドア・クーペ・バージョンである1シリーズ・クーペを発売した。
5ドア・ハッチバックに続いて導入された1シリーズ・クーペの日本仕様は、最高出力306ps/5800r.p.m.、最大トルク40.8kg-m/1300~5000r.p.m.の3.0リッター直6直噴パラレル・ツインターボを搭載した“135iクーペ”のみ。右ハンドル仕様のみの設定で、トランスミッションは6M/Tと6A/Tが用意される。
ボディサイズは全長4370mm、全幅1750mm、全高1410mmで、ハッチバックと比較して全長が130mm長い。2660mmのホイールベースはハッチバックと同じだ。
エクステリアは、ハッチバックよりもキャビンが後方に配置された、ロングノーズ&ショートデッキのダイナミックなクーペスタイルが特長。リアコンビランプはL字形のデザインとなっている。
インテリアは基本的にハッチバックがベースになっているが、ドアハンドルやグローブボックスハンドル、オーディオおよびエアコンの操作ボタンなどにクローム仕上げを採用して高級感を演出した。リアシートは6:4分割可倒式とされ、高い実用性も確保。ちなみに乗車定員は4人となる。
また、日本仕様はMスポーツ・パッケージを標準装備。空力性能を向上させるとともにスポーティな外観を演出するMエアロダイナミクス・パッケージや、トラクション性能を向上させるとともにロール抑制するMスポーツ・サスペンション、サイドサポートを強化したスポーツ・シートのほか、、Mライト・アロイ・ホイール・ダブルスポーク・スタイリング、Mレザー・ステアリングなどを装着している。
価格は6M/T車が538万円、6A/T車は549万円となっている。