デビューから丸20年を迎えたものの初代だけが好調でセルシオことレクサスLSの陰に隠れた格好のシーマですが、昨日本格的なマイナーチェンジが行われました。フーガ(インフィニティM)との差別化のためか、ようやく外観が海外モデル(インフィニティQ45)に準じたものとなりました。エンジンは相変わらずですが、海外向けと同じ340馬力(フーガ/インフィニティM45にも搭載、日本向けは333馬力)を搭載して欲しかったと思います。ナビもDVDナビのまま据え置かれ、フラッグシップとしてはモデルの古さを感じさせます。AWDのオートマチックが4速なのもその名残です。元々は最後のセドリック/グロリアをベースにしており、フルモデルチェンジも遠くない未来にあるからでしょうか。一部報道で年内にインフィニティブランドを国内導入と報じられましたが、正式発表は未だであり、モデルチェンジのタイミングを考えると2010年ごろだと思います。来年の東京モーターショーでモデルの詳細が明らかになるでしょう。最近のモデルチェンジを見てもインフィニティブランド導入へ向けて少しづつ動き出していることが分かります。GT-Rの販売・アフターサービスは原則ハイパフォーマンスセンターに限定していることからもインフィニティはハイパフォーマンスセンター扱いとなる可能性が高いでしょう。

これでようやく威厳が出てきたと思います。そういえばV63.0ターボがいつの間にか排ガス規制の関係で姿を消していますね。


シーマ

シーマのリア

シーマの運転席

シーマの室内


日産シーマが内外装の変更で高級感をアップ(ホビダス・オート)

日産自動車は、シーマに一部改良を施し2月7日から発売した。
今回の一部改良では、エクステリアとインテリアのデザインを変更し、フラッグシップ・セダンに相応しい、より一層の力強さと上質さを追求している。
エクステリアでは、ワイドでボリュームのあるフロント&リアバンパーや、立体感を持たせたエンジンフードとフロントグリル、新形状のサイドガードモール、横基調でワイドなリアコンビネーションランプ、メタル調17インチ・アルミホイール(450XVに標準、450XL、450X・FOURはオプション)などを採用、一層の存在感を主張させている。
またインテリアは、シートカラーをこれまでのエクリュ色から温かみのあるカフェラテ色に変えるとともに、本木目フィニッシャーを深みのあるダークレッドに変更、より落ち着きと気品のある室内を演出した。
そのほか、全車にDVD方式のカーウイングス・ナビゲーションシステムとETC、フォグランプ、本革車検証ケースを標準採用し、装備の充実を図っている。
ボディカラーは、新色のクリスタルホワイトパール、ブリリアントシルバー、ウォームサテンシルバーを含む全5色を用意。また塗装表面の擦りキズ痕が復元するスクラッチシールドが全車に標準採用されている。
価格は以下のとおり。

■日産シーマ
●2WD
・450XL(4.5V8・5A/T):630万円
・450XV(4.5V8・5A/T):714万円
・450VIP(4.5V8・5A/T):766万5000円
●4WD
・450X・FOUR(4.5V8・4A/T):714万円
・450VIP・FOUR(4.5V8・4A/T):787万5000円


一方、シーマをベースにショーファードリブン(運転手付き送迎車)向けに仕立てたプレジデントも一部改良が施されました。こちらもHDDナビの採用が見送られました。シーマとは違い、装備の追加、ボディカラーの変更に留まっています。


プレジデント

プレジデントの運転席

プレジデントの室内


プレジデント一部改良、カーウイングス・ナビ標準に(ホビダス・オート)

日産自動車は、プレジデントを一部改良し2月7日に発売した。
今回の一部改良では、ボディカラーに新色のクリスタルホワイトパールとブレードシルバーを含む全4色を採用。また、ボディの塗装表面の擦りキズ痕が復元するスクラッチシールドやDVD方式のカーウイングス・ナビゲーションシステム、ETC、本革車検証ケースを全車に標準装備している。
価格はソブリン5人乗りが903万円、ソブリン4人乗りが987万円となっている。