メルセデス・ベンツCクラス スポーツクーペですが、意外と販売が不振で(私の家の近くでは2台ほど見かけますが)、このたびモデルチェンジを受けて現行Cクラスから独立したCLCクラスとなりました。


CLCのサイド

CLCクラス

モデルチェンジといってもフルモデルチェンジではなく、見た感じは今のCクラスのハッチバッククーペですが、スポーツクーペのビッグマイナーチェンジ版です。骨格はそのまま流用し、フロントとリアを中心にいじり、プリウスみたいなリアハッチでは無くなりました。AクラスとCクラスの間を埋めるはずだったものの結局はBクラスを設定することとなりました。価格もBクラスとCクラスの間くらいでしょう。こういう改良を加えていくことは勿論悪いことではありません。

ちなみに、この手のモデルチェンジはトヨタが「フルモデルチェンジ」と称して4~5年おきに行っています。それに比べると断然マトモでしょう。


メルセデス・ベンツCLCが本国で発表 (カービュー)

独ダイムラー社が、メルセデス・ベンツの新型コンパクトクーペ“CLCクラス”を本国で発表。同モデルは2008年6月より販売が開始される。
CLCクラスは、Cクラス スポーツクーペの後継にあたるクーペモデル。先代スポーツクーペをベースに、1100箇所に及ぶ部品を新規に開発または改良したという。
外観は、新型Cクラスのアバンギャルド風のフロントフェイスが与えられた。リアはハッチゲートやリアコンビランプ周りを一新したニューデザインとなった。トランクルームには最大容量1100リットルを確保している。
メカニズム面では、ステアリングのラック&ピニオンシステムを改良。車速感応式のステ アリングシステムに可変ギアレシオ機構を組み合わせ、俊敏なハンドリング性能が追求されたのがトピック。
エンジンは、CLC180コンプレッサーからCLC350まで、4気筒が4種類(ガソリン2種、ディーゼル2種)、6気筒が2種類が用意される。トランスミッションは6速マニュアルが標準、でオプションで7速ATが用意される。
なお、新型CLCクラスは、欧州では2008年6月から順次各市場で発売される見通しだ。



SLクラスにもビッグマイナーチェンジが施され、外観が一新されました。フロントの楕円形を2つつなげたヘッドランプはやめてSLKやCLSなどと似た感じになりました。屋根をオープンにした際、シートに暖房の吹き出し口を設けて首周りに当てるエアスカーフが採用されたのもポイントです。


SLクラス

SLクラスのリア

SLクラスのインパネ

SLクラスのシート



【ジュネーブ08】ベンツSLクラスがスタイリング刷新(ホビダス・オート)

ダイムラーAGは、メルセデス・ベンツSLクラスにマイナーチェンジを実施。3月4日に開幕するジュネーブ国際自動車ショーで公開する。
SLクラスは今回のマイナーチェンジでスタイリングを刷新。フロントまわりはワイド化されるとともにVシェイプが強調されたフロントグリルやL字形ヘッドランプ、新デザインのバンパー、パワードームがあしらわれたボンネットフードなどを採用。より力強い印象とするとともに、1954年の300SLロードスターを思わせるクラシカルなイメージも手に入れた。
フロントフェンダーの直後にはクラシカルなデザインのエアアウトレットを採用。リアまわりは新デザインのディフューザー・ルック・パンパーや大径エグゾーストエンドなどで、よりスポーティなイメージを強調している。
パワーユニットはSL350の3.5リッターV6が従来の44hp/1.0kg-mアップとなる最高出力316hp/6500r.p.m.、最大トルク36.7kg-mに出力が向上。0~100km/h加速は従来の0.4秒短縮となる6.2秒を達成。同時に燃費性能も従来から0.4km/リッター改善し、10.1km/リッターとなっている。
また、今回のマイチェンを機に、最高出力231hp、最大トルク30.6kg-m/2500r.p.m.のV6エンジンを搭載したSL280が新設定された。このモデルはSL350と同様にトランスミッションに7A/Tの7Gトロニックを組み合わせ、0~100km/h加速7.8秒を実現している。V8搭載のSL500とV12ツインターボ搭載のSL600は、出力性能は従来どおりだが、エンジンおよびトランスミッションのマネジメント改良などにより燃費性能が向上した。
シャシー面では、車速感応式パワーステアリングをベースに新開発した可変ギアレシオ・ステアリングのダイレクトステア・システムを採用。スポーティなハンドリングに磨きをかけている。
装備面では、インテリジェント・ライト・システムを備えたバイキセノン・ヘッドランプや、新たにBluetoothに対応させた新設計のCOMANDシステムを搭載。また、オープン走行時に乗員の首まわりを暖気で包むエアスカーフが新設定された。
新型SLクラスは、欧州では4月5日に発売される予定。さらなる詳細はジュネーブショーで明らかになるはずだ。