韓国・現代自動車、日本市場テコ入れで全県に出店へ (読売新聞マネー・経済。@CARSにも後日掲載されると思います)


韓国最大手の自動車メーカー、現代(ヒュンダイ)自動車は7日、日本での新たな販売戦略を明らかにした。販売低迷から脱却するため、2009年をめどに現在56の販売店を75店に3割増やし、店舗の空白県を解消する。今秋には新型の5ドアの小型車を発売し、07年の販売台数を前年比82%増の3000台に引き上げる計画だ。現代自は北米やインドなどを中心に海外で順調に販売台数を伸ばし、05年のグループ世界販売台数は371万5000台と世界7位に躍進している。最近では米自動車大手クライスラーの買収に動いているとの観測も出ている。しかし、2001年に進出した日本市場では、05年まで年間販売台数が2000~2500台と苦戦が続いている。06年は全体需要の縮小に加え、日本で人気が落ちているセダンが主力という車種構成のため、前年比28%減の1651台に落ち込んだ。日本での販売テコ入れの目玉は、今秋に発売する排気量1・6~2・0リットルクラスの「i30」(欧州での車名)で、背面の扉が上に開くハッチバック車だ。本拠地・韓国や欧州とほぼ同時期に日本へ投入することで話題性を高め、トヨタ自動車の「オーリス」、フォルクスワーゲンの「ゴルフ」を追撃する構えだ。また、現代自は、「ヒュンダイ」ブランドを全国に浸透させるため、09年をめどに、現在は系列販売店がない山梨、愛媛、宮崎など11の空白県に店舗を置く。エンジンや部品の無償修理を「新車購入時から最高で10年間または走行距離10万キロ・メートルまで」とするなど日本車や他の輸入車と比べて手厚いアフターサービスを売り物にする。

2007年3月8日3時27分 読売新聞)

今回ジュネーブショーで展示された欧州専用車i30を韓国、日本にも同時投入する方針です。ハッチバックとワゴンの設定があります。ヒュンダイがジュネーブで新型Cセグメント車を発表 (ホビダス・オート)
ボディパネルにGEプラスティック社製の材料を採用し、優れた燃費性能および歩行者保護性能を実現したそうです。

ヒュンダイi30

i30リアサイド

i30側面

最近のヒュンダイはグレンジャーを見る限り日本車、欧米車と同レベルに追いつき、サムソン同様韓国のモノづくりを侮る無かれと思いました。トヨタ自動車も中国製エンジンを日本国内に輸入し、カムリやエスティマに採用しています。タイ工場からの輸入車をラインナップしているメーカーもあります。かつては三菱自動車から技術を学び、デボネア(2代目、3代目)及びプラウディア・ディグニティ(ダイムラー・クライスラーの判断でメルセデスで十分だとして廃止。ヒュンダイではエクウスとして存続)を共同開発していました。三菱自動車を買収し、恩返ししても良いと思いますよ。ヤナセと協力することも良いかもしれません。ヤナセはみずほ銀行のもと伊藤忠商事の小売部門という扱いになりましたから。伊藤忠商事顧問の瀬島龍三氏のコネクションを使っても良いでしょう。

ヒュンダイグレンジャー