第604回 アイアンマン を読んで | ROCK MANIA

第604回 アイアンマン を読んで

先日、記事でも書きました、Black SabbathのTony Iommiの自伝「アイアンマン」を読破しました。
分厚い本だったので、読むのに時間が掛かるだろうと思っていましたが、忙しい中でも読みやすい作りで、2週間で読み上げました。
内容は、自身は勿論、バンド、当時のロック界の状況を語っています。
海外ロック好きにはたまらない名前が、沢山出てきましたし、各アーティストの素の姿がわかりました。
そこに関して言うと、以下のような事がわかりました。
1、アイオミは、ブライアン・メイ(クイーン)、エディー・ヴァンヘイレン(ヴァンヘイレン)と特に仲が良い。
2、当時のロック界は、まさに金、女、酒、ドラッグだった。詳細は本を見て下さい。
3、特にドラッグが酷かったのは、グレン・ヒューズ(ディープパープルetc)
4、サバスは、アメリカ版サバスと言われた、ブルーオイスターカルトをあまり良く思っていない。
5、モーターヘッドを前座にしてツアーしていた頃、彼らは大量の酒と共に移動していて、ステージ上で嘔吐しながら演奏していて、衝撃を受けると同時に、ロック中のロックだなと思ったそう。
6、酒グセが最も悪いのは、イアン・ギラン(ディープパープル)、ジョン・ボーナム(レッドツェッペリン)。ホテルのすべてのものを破壊、他人の車を破壊etc
7、一時サバスにいたエリック・シンガーは、元々当時アイオミが交際していた、リタ・フォードのバンドメンバーで、それが原因で破局した(メンバーを取られた)
8、コージー・パウエル(レインボーetc)と、ロニー・ジェイムズ・ディオ(レインボーetc)は仲が悪い。
9、フェスで、一時オリジナルメンバーで再結成した際、急にオジー・オズボーンが出れなくなり、ロブ・ハルフォード(ジューダスプリースト)に急遽ヴォーカルを依頼。彼は自分の出番が終わったあと、今度はサバスのステージに立ち、予定外だった全時代のサバスナンバーをも見事歌いきった。
アイオミいわく、「彼はプロ中のプロ」。
10、一時サバスにいたグレン・ヒューズが薬浸けでまともに歌えず、サポートメンバーだったキーボードのジェフ・ニコルズが急遽ヴォーカルをした事がある。
11、フェスの時、アイオミがイエスのリハーサルをチラッと覗いたら、びっくりするような緊迫感で、ちょっとでもミスったら殺されそうな雰囲気だった。
12、海岸沿いのホテルに宿泊していた時、バルコニーから海岸を見ていると、ロブ・ゾンビが真っ黒なレザージャケットを着用したまま、海を楽しんでいた。

などなど、ロック好きにはたまらない名前が沢山出てきました。








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