メイドイン俺ブーム | さみしんぼう ~Something棒~

メイドイン俺ブーム

DSでプチゲームが作れる「メイドイン俺」ですが、僕はいまのところ、動画サイトでいろいろ見てるだけで満足しています。


一番気になる公式サイトで、作成したゲームを友人に配れるかどうかという周りがなかなか公開されなかったので見送ったわけですが、現在ではそのコンテンツも解禁されており、


・DS同士の通信
・wifiコネクションでフレンドコードを知らせているもの同士での受け渡し(サーバに預けておく)

・同上だが、wii経由でダウンロードしてwii上で遊ぶ


という仕様だということでした。


・・・うーん、wiiやDSiなら、スロットに挿しているSDカードや内臓メモリに保管してもらえそうですが、DSやDSLiteの場合は、やっぱり電源落としたら消えてしまうようですね…やっぱイラネーか。wiiもDSiも持ってないそうですから・・・。


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「メイドイン俺」の功績は、言うまでもなく、幅広く普及している国民的ゲーム機で、自作ゲーム配布のインフラを構築したところにあります。しかもそれを、考えうるだろう最大限のカジュアルさで提供したところが。


創造性を伸ばすべき小学生から、レトロゲームを愛する大人、ユーモアセンスにあふれる紳士まで、「ニヤニヤ、クスリと楽しんでほしい」と思っている人たちに、かなりフリーダムで、幅広く受け入れられる環境を提供したことが、やはり注目に値するポイントだと思います。


もちろん制約などはありますが、「面白いものを作りたい」と思う人は、その制約の中で発想を生かしたり、ものすごい手間をかけることも厭わないことは、FLASH職人やMAD動画職人の例からも明らかで、「メイドイン俺」でも、すでにものすごいオマージュ作品や変態的なエンタ小品の数々が各所で公開、紹介されて目にすることができます。


メジャーな携帯ゲーム上でのコンストラクション/配布環境のインフラ化は、いずれ生まれるだろう必然的な流れだったとは思いますが、デザエモンやツクールといったツールがこれまでにもありましたが、やはりここまでのカジュアルさ(=手軽さ、一般化)で、これまでとは比べ物にならない規模でのユーザーが楽しめるという点では、時代もここまで来たか・・・などと、ジジくさい感慨をどうしても禁じ得ません。


今後類似作品がでることも予想されますが、胴元でもあり、ユーザビリティとゲームの面白さをしっかりと調査・研究して把握している任天堂だからこそ、このようなインフラを構築できたのだとも思えます。


wiiも普及してることですから、次は「ファミリーBASIC」ならぬ、「wiiBASIC」に相当するような、さらに整った家ゲーコンストラクション環境が提供されたりするのかもしれませんね。言語など意識させないような、子供にもとっつきやすい「Scratch」のようなビジュアル系という形で。