ブログネタ:天国からのメッセージ

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どうやらあたしは、或る朝目覚めて女の子になっているらしい。とにかくも化け猫になる前に人間か魔女になれるようだ。猫としては73歳はとてもとても長生きだから。

ひょっとしたら、同居人のベッドで鯖トラのくにょくにょのぬいぐるみを抱いて目覚める女の子になるのかもしれない。

同居人が、なんども鳴らしてくれたオルゴールの「星に願いを」のままに、ピノキオがそうなったように

子猫の頃から、なんどもなんどもの子猫の頃からの、憧れをやっと果たせるときが来るのかもしれない。
あたしは時代にあった良い魔女になれるだろうか

それが来年の夏の日なのだろうか。

それから、同居人と一緒に和歌山ででもロンドンででも暮らしていけるのだろうか。



年老いた同居人のそばにいるのだろうか。
同居人があたしの肉球を両手に包んで暖めたように、あたしの両手は同居人の手を包んでいるのだろうか。

それともそれぞれに日本イギリス別の地面から同じ空を見上げているのだろうか。

あたしと同居人は、以下の二つのメッセージを並べて見比べて互いのあしたを思いあった。

まだ変わりなく猫のあたしは、無意識にあたしをなで続ける同居人の手にそっと体重を預けて、いつもの様にしずかにのどを鳴らし続けている。



2007年のわたしへ。
元気ですか?2007年ごろの自分のことを懐かしく思い出します。
わたしは73歳で、つまり西暦2069年に、寿命を全うして生涯を終えます。思えばいろんな事があったけれど、我ながらなかなか良い人生でした。
だたひとつだけ過去の自分に、つまり今のあなたに伝えておきたい事があります。それは 2008年のある暑い日の出来事です、わたしは和歌山県の田辺市というところへ引っ越すことになります。そこで人生感を変える大変な出来事が起こるのです。 怖がることではありません。楽しみにしていてください。
最後にひと言、73年間生きてみて思ったのは「こどものころに憧れた夢は、いつか叶うんだな」ってこと。
では、またいつか会いましょう。
残りの人生を存分にたのしんでください。

                                         鯖トラの猫 - 2069年の天国にて



2007年のわたしへ。
元気ですか?2007年ごろの自分のことを懐かしく思い出します。
わたしは●●歳で、つまり西暦2054年に、病院のベットで生涯を終えます。振り返ってみると、良くも悪くも、自分らしい人生だったと満足しています。
だたひとつだけ過去の自分に、つまり今のあなたに伝えておきたい事があります。それは 2017年の夏です、わたしはほとんど運命的に、イギリスのロンドンへ引っ越しする事になります。今にして思えば、それは大きな人生の分岐点でした。 慎重に対処するように心がけてください。
最後にひと言、●●年間生きてみて思ったのは「自分の人生の主役は自分じゃなきゃ」ってこと。
それでは、またいつか。
これから先の人生も精一杯たのしんでください。

同居人の苗字 同居人の名前 - 2054年の天国にて

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