ロングライフをうたったものはもう随分以前から売られている。
充填豆腐というと、ロングライフ豆腐のことを意味していたと思う。
充填だからロングライフです。 ということ。
でも加熱が80℃なら、必ず1ヶ月も期限を過ぎても大丈夫とはいえない。できてからつめるより随分もちがいいということ。
だからそれなりの保存方法と賞味期限がある。
賞味期限を1ヶ月を過ぎても大丈夫というのは、どうせ何かあったら足の速い豆腐のこと、とことん菌の入り込む余地を減らしたということかもしれない。そのためにはそれなりの設備が必要だ。
充填豆腐はこのようなものだと思えば、室温放置なんて無茶なことだ。
美味しい豆腐を小規模でしっかりと作っているところもいくつもあるだろう。
そういう大切に作られた豆腐に、充填豆腐だからといって超長持ちを求めても無理がある。
100点満点の100点には、実力100点の100点もあれば200点ぐらいつけたいけれど100点満点だから100点な100点もある。
スーパーで買ってくる豆腐に点数をつけるのは、難しい。
何を重要視するかで、点数はさまざまになる。
けれど、消費期限を過ぎてからの安定したもちのよさというのは、流通や家庭に持ち込んでからの保存条件のゆれをものともせず製造当初の状態を長くたもっていることをあらわしていると思う。
味を求め安全を求めるなら、豆腐は、豆腐屋さんへ出かけて出来上がったのを買ってくるのが一番だろう。
それがなかなかやってられないなら、安全性において、100点しか付かないのに200点なみの実力を持っている豆腐はありがたいものだ。
出来上がりがどんなに美味しくても、豆腐は栄養たっぷりで水分もたっぷりで、悪くなりやすいから、その過程で悪くなったとはいえなくてもどんどんどんどん・・・味が落ちる。
その点、ロングライフなら出来上がりの味が保たれるということだ。
冷蔵庫でぎりぎり賞味期限を迎える充填豆腐を作っている製造所と楽勝で1ヶ月過ぎまで大丈夫な充填豆腐を作っている製造所とどちらが多いのかはしらない。これまで度を越えて保存したことのある充填豆腐はたった2種類だし、もはやそれが充填豆腐の常識かとも思っていたがそうでもないかもしれないことに遭遇したのだから。
ロングライフで出発の味が美味しいなら、なんというか・・・ええっと・・・
たいそうな装備無しに、
ねえ、この豆腐ちょっとおいしいのよ。食べてみてよ。
と、遠く離れた友達に会うときにでも、ごくごく手軽な手土産にしてしまえるということ。
えっ! 手土産なら、大事に大事に冷して運んで、
美味しいから はやく食べてね。
の方が値打ちがある?!
そういう値打ちなら、こんなお取り寄せがある。
- 匠の技 昔ながらの手作りの味【竹ざる豆腐 青】!
- ¥600
- 新潟システム流研
- 京都のおいしい豆腐「男前豆腐」~水もしたたるいいト~フです~
- ¥298
- U&S
ありがたいことに、昔ながらのこういった豆腐屋さんもご近所にある。
こういった贅沢がしたいときには、同居人はスーパーでなく豆腐屋さんへるんるんと出かけてゆく。
2006-10-26 11:40:35
