杜仲茶で内臓脂肪が減るらしいどれ飲めばいい?
そんなことを聞いて来た友人がいる。
あたしがまだ黒猫だった頃、仲良くしていたその男は、人間としては中年真っ盛りをもう既に越えたおっさんだ。
さすがに若い頃のようにはスマートではいられない、それどころか体重は徐々に徐々に増えっぱなしで、ウエストサイズも危険域。なんとかしたいというのだ。
ところが贅沢なことをいう。
昼食は、毎日外食だから食事療法は無理。
朝晩は「ちゃんと」野菜や魚を食べている田舎暮らしの良い食事だというばかりで、どれだけ食っとるのか明らかにしない。あたしは、杜仲茶で商売をするわけでなし、何を使おうとたかが健康食品で食事のチェックもなしにどんぐりの背比べのような杜仲茶の良し悪しをどうこう言えるものか。
とはいえ、体のことは気がかりだ。そこでちょっとばかり調べてみると、むぷぷっとおもしろかった。
で、こんなメールをとりあえず送った。
杜仲茶のどれがいいか?というのは、、、
あんまりわかりませんでした。
気休めにならないように、ブレンド品より100%杜仲葉のが試してみるにはよいと思います。
とりあえず、○○製薬は、成分を定量確認しているというのを売りにしていますから品質的にはいつも同じといえる部分があるので、いいかも知れませんが、どれだけ飲めばどのように効くとはっきりしたものではまだないので、そう神経質になることはないと思います。
内臓脂肪が減ったというのを見ましたがそれについてどのような検証がなされたのかまだ追跡できていません。
とにかく、脂肪を減らしてウエイト・ダウンを目指すなら摂るカロリーより使うカロリーが増えなければなりません。
代謝をよくするタイプのサプリメントは、カルニチンなどありますが、多くは望めません。じわじわです。
それに、実際代謝が増えれば、これはカロリーの問題ですから、体温が上がりそれを放熱させようとします。大量に汗をかくはずです。代謝のいい人は、食事の後大汗をかきます。これは代謝が良くて汗をかくだけで、その逆に汗を出せば代謝が良くなるわけではありません。全く違います。ですから、サウナでは痩せません。
吸収を抑えるタイプのサプリメントは、効いていればたいがい少々は下痢気味になります。
下剤タイプはもちろんで、これは便秘症でもあまり薦められません。もともとは便秘解消のため「腸にダメージを与えても」出すものだからです。
油を吸着して吸収をさせないタイプは下痢しなくてもそれに見合うだけの便が増えるはずです。
このタイプで気をつけなければならないのは、油とともに吸収されるべきビタミンもとりこめず出て行くので、それは食べなかったつもりで、別に吸収できる工夫をしてビタミン剤をとらなければ、なおさら代謝が悪くなります。
体が要求しても補充されないと正常に脂肪を燃焼させたりできなくなります。
お茶タイプの場合は、吸収に時間をかけさせる作用が多いと思います。これは、ウエイト・ダウンより血糖の急上昇を抑えるもので、インシュリンの働きが正常の場合、食べる量、食べるスピードをきちんと制御しなければ、空腹感がおさまるまでの時間が長くなるので食べ過ぎの原因になる場合があります。
http://www.tochu-club.com/index.html
にはいろいろと実験結果が出ていますが、
脂肪蓄積を抑えるというのは、ネズミの実験で、高脂肪食を好きなだけ食べさせて好きなだけ飲ませています。かたや7.5%が杜仲茶のエキスを含む高脂肪食です。単純計算でまず7.5%ぶんだけの食事制限をしたと考えても構わないでしょう。人間はノンカロリーの杜仲茶エキスを7.5%摂取してお腹を膨らませるわけに行かないので、同時に7.5%分だけ食べるのを我慢しなければなりません。
朝、昼、晩、そしておやつを食べている人は、そのおやつも10分の1弱残して食べないようにするのと同じです。
その実験では、そういう可能性が大いにあるので、いつもと同じように食べているネズミが痩せたというのでは決してありません。また、7.5%で効くなら、人間が飲むのはそれだけ飲めないので効くかなあというぐらいの分量だということです。杜仲茶が効くのは、食べるときには必ず飲んでそれでお腹を膨らませるから食べる量が減るからかもしれません。
こういう場合、同じだけ食べさせての実験なら、片群に杜仲茶のエキスを経口投与した上で、同じように食餌を摂らせるといいのでしょうが、杜仲茶エキス7.5%なんてとんでもなく多すぎて経口投与なんて不可能!無理!な量なんだってさ。
体内浄化についての人の臨床データでは、たった9人ですから多分統計学的には意味が無い、そのときタマタマのことを今後研究を続けていい結果が出るかもしれない1つの参考に過ぎないものを、宣伝に利用しているという可能性がとても大きいです。
十分な水分を意識して取るだけで、便も尿もよく出るのに、このデータには対照として同量の水や他のお茶を飲んだ場合がなされていません。
「期待されます」なんて、都合のいい表現法に過ぎないんだよ。
血圧を下げる効果については、臨床の数も100人に迫り、対照郡もあり信頼がおけるでしょう。更に既にそのメカニズムにも迫っています。
実際には、杜仲は樹皮を薬用に用い、その効用として血圧を下げるといわれてきたものであるので、それについて研究されたものであるとかんがえられます。
葉と樹皮では、もともと薬用が樹皮であったことでもわかるでしょうがその成分は、気休めと薬用ほどの差があるはずです。
。製薬会社のものの成分の定量も、「品質が成分においてそろっている低品質のものと比べると十分どのロットもそろっているので品質が安定している。」という意味しかありません。
ですから、試してみるなら、ネズミでよい結果が出た程度の食事制限は覚悟した方がよいです。
さて、杜仲茶を飲む飲まないに関わらず、簡単な食事制限の方法があります。
食事制限の方法については次のメール でお知らせします。