この伝達物質自体は、ビタミンAからこしらえる。
だから、ブルーベリーは食べなくても目は見えなくならないが、ビタミンAが足りないと目が見えなくなる。
目が使えなくなるというのは、とんでもないことだから、体はこの物質を使い捨てにしないで、再生利用をしている。でもそれでもがたが来たのから作りかえている。だからビタミンAが慢性的に足りないままだといずれ伝達をする物質が減って減って目が見えなくなる。
よっぽどの偏食があってビタミンサプリを一切取らないというのでなければ、こんなことにはなっていない。
さてどれほど力を発揮するやらわからないブルーベリーの力頼みにはできないから、サプリメントには、抱き合わせでβ‐カロテンが配合されている。摂りすぎると悪さをするビタミンAのかわりにビタミンAの材料であうβ‐カロテンを配合するというわけだ。
伝達物質の数はだいたいこれぐらいといったところだ。これぐらいというのは、原料が多ければたくさんになるわけではない、ということだ。
肉や骨の原料をたくさん食べれば、パソコンにも、食事をとるにも使いたい腕が生えてくるか。生えてはこない。
再利用して、待機中にすぐに戻せる(ブルーベリーが無くても)物質を、無制限に体は作ったりしない。
たすきのかけかえをブルーベリーが助けるにしたって、そんな手伝いは余分にあっても仕事がない。
疲弊した伝達物質を作りかえる原料なら、どのビタミンサプリにもふんだんに入っている。
猫だって目の働きは違いはしないが、ブルーベリーは必要ない。
パソコンをそう使わないって言うかもしれないけど、夜目の良さはけた違いだし、動体視力だって抜群だ。 つづく