佐渡島 重文「真言宗・蓮華峰寺」（れんげぶじ） 本堂
★京都御所の鬼門に当たる小比叡は文化財多数★
場所・ 新潟県佐渡市小木町小比叡１８２
電話・ ０２５９－８６－２５３０
開山・ 大同３年 弘法大師により
竣工・ 室町時代後期
構造・ 木造寺院
参拝・ 無料 日中 無休
最終訪問・ ２００８．０６ 佐渡市は何十回も
＊国・登録有形文化財 ＊国・重要文化財
＊佐渡８８か所霊場・第８８番所 結願の地
日本海に浮かぶ佐渡島の南西部にあります
大同３年、弘法大師によって開創され嵯峨天皇の勅願所でした
当地が京都御所の鬼門に当たることから比叡山にならって建てられ小比叡と称されました
「真言宗 蓮華峰寺 唐門」 国・登録有形文化財
屋根瓦などに山陰の影響も感じる やはり北前船か
室町時代後期の建築と見られる金堂・弘法堂は国の重文であり本尊聖観世音菩薩、脇立・不動明王、毘沙門天は鎌倉時代作です
山内には金堂・弘法堂・小比叡神社・骨堂等１８の同塔があり密教特有の伽藍・別名あじさい寺とも呼ばれています
「真言宗 蓮華峰寺 仁王門」 国・登録有形文化財
室町時代後期より建築されてきた伽藍
鎌倉のあじさい寺は有名すぎて時期には９０分並んで１０分しか見られないし混んでゆっくり写真も撮れないことを考えると、静かに観覧できる佐渡島のあじさい寺は穴場です
佐渡のアジサイの時期は７月です
夏の連休なんかは帰省客、観光客でけっこう船も賑わいます
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★小比叡神社本殿・石鳥居 国・重文
小比叡神社は大同年間創立ともいわれ、祭祀は大己貴命で蓮華峰寺の鎮守でしたが、明治７年の神仏分離の際小比叡神社となりました
本殿は三間流造で室町時代の建築様式とみられています
昭和５４年、全面的解体復元修理を終えました
「小比叡神社 本殿 石鳥居」 国・重要文化財
年季の入った石鳥居と茅葺の本殿が素晴らしい
石鳥居は慶長１３年建立、初代佐渡奉行大久保石見守長安と弟の大久保山城守安政が奉納しました
本殿とともに昭和５２年、国・重要文化財に指定されました
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「真言宗 蓮華峰寺 八角堂」 国・登録文化財
Pから入るとまず現れる密教寺院らしい八角堂
小比叡地区の住宅街の角を曲がるとふいに現れる伽藍への入口
境内は高低差のある丘陵で、けっこう色々なものがあり、見応えがあります
そのどれもが鄙びているので、なかなか絵になります
お寺の中に神社があることから、ここが古い歴史を持つことが感じられます
重文や登録文化財などが点在し、ここは観光にいいと思いますよ
もちろん小比叡なので比叡山のミニ版だそうで、私はこの４年後に本家の世界遺産の比叡山（記事） に行きましたが、まあ２つの共通点はあんまり考えなくても良いかなという感じだったかも。。。
「真言宗 蓮華峰寺 金堂」 国・重要文化財
紫陽花も左端に咲く金堂はパワースポットのようです
佐渡には他にも「長谷寺」（ちょうこくじ）や「清水寺」（せいすいじ）などのミニ版があるので佐渡内で色々巡れちゃいます
ただしミニ版ですが。。。
それはそれで考えれば雰囲気のあるものなので、本家は考えない方が良いと思います
昔は今のように容易に佐渡を出て旅に出ることはできなかったため、こういう風にミニ版を誘致したのでしょうね
それだけ京都ととのつながりが深く、それも海で繋がっていたのでしょうね
江戸とは佐渡金山で繋がっていて、今よりも外部の都市とのつながりは強かったと思います（今は完全無視されてる）
「真言宗 蓮華峰寺 金堂」 国・重要文化財
昔は茅葺だったような屋根の軒 室町後期
佐渡内の８８霊場（真言宗が佐渡は多い）の結願の地でもありますので、霊場巡り好きの方にも
私の佐渡の家族は２週間のツアーで四国の８８霊場巡りをしたそうですが、佐渡でもできることって知ってたのかな
佐渡でしたことあるのかな
御朱印集めの方なんかは佐渡の寺の御朱印なんて貴重で良いと思います
佐渡の家族は写真が好きだったのでアジサイは撮りに来たことがあるかも知れません
佐渡島の中でも重要な寺院・神社なのでここは行くと良いと思います
寺院・文化財・アジサイ好きの方にもオススメです(^^♪