白血病で生死を彷徨い、わかったこと
「白血病で生死を彷徨い、わかったこと」なんて書くと偉そうだなぁ臍帯血移植からすでに8年が過ぎたこの間、自分も自分の周りにも色々なことが起きた主治医は「すみ吉さんは後遺症が少ない方」という確かにそうだろうこうやって陶芸をやれるほどに回復しているんだからでも骨折を繰り返し、その度に心が折れて「もう立ち上がれない」と何度おもったことか「あの時、死んでいた方が楽だったよ」なんて思ったこともある臍帯血移植の後、出血膀胱炎になり全く眠れなくなった私は睡眠薬と抗不安剤に頼ることになった飲めば飲むほど精神が不安定になり、何度も死にたい、最後には、恐ろしいことに夫を殺したいとも思った私には合わない薬このことに気がつき始めてから主治医と相談しながら、徐々に止めて行くことにしたそして、2年前にやっと手を切った止めるのに3年かかったこの間のことは地獄だったと思うパニックを起こすので、友人にも会えない、電車にも乗れない毎日、毎日、ベッドに横になり、死んだ方がマシかなってそんな自暴自棄になりながらも「このままで終わりたくない」友人にも、「すみ吉、死ぬまでそんな状態でいいの?』パニックを起こすので、友人にも会えない、電車にも乗れない暗い話しかしないので、夫とも喧嘩する心底、嫌だと思ったもう一度立ち上がりたいと思った人といるのが怖くて、怖くて仕方ない絶対におかしいと思っていたけど精神状態が非常に悪かったおしゃべり好きで、人と会うのが、旅行が好きな自分はどこ?薬を止めるために毎日、どんなに辛くてもラジオ体操に行ったまずは、手芸教室にも通い始めた農園にも通い始めたそうしているうちに友人・知人ができて「救われた!」見える景色がどんどん明るくなりはじめた好きで、望んで、病気になったわけではないだけど、試練をいただいた分だけ強くなれた気がする自分が変わらないと何も景色も変わらないことに気がつけたどんなに辛くても「one door closed, another door opens」人生には何が起きるかわからない本当にシンドかった今は、毎日ワクワクしながら生きている多分、自分が変わったからだと思う人生、辛いと悪い面にばかり目がいく例えば、病気のことを検索する時だってネガティヴなワードで検索するとネガティヴな結果しか出ない辛いとネガティブなことばかり考えネガティブなことしか起こらないというか、ネガティブなことにしか目が行かない今日は昨日になり明日は今日になる常に希望はある