自殺したアナウンサーの方が産後うつだったと・・・
自身も産後うつを経験し、大変な時期を過ごした身としては
なんとも言えない気持ちです。
私は産後うつ真っ只中の時期はとにかく「消えたかった」です。
命を絶つとか消えたいっていう状況は
「究極の自己否定」の状況だと思うんです。
赤ちゃんのお世話に何かしら自信がない
→自分の子供さえ育てられない
→今後も成長していくわが子を育てる自信がない
→究極の自己否定
赤ちゃんって見た目可愛いけど、お世話は大変です。
3歳を過ぎたぴょろたに関して言うと、
産後うつの時期(診断されたのは生後3~6ヶ月、もしかしたらそれ以前も)
一番しんどい時期でした。
1歳~2歳の時期の「イヤイヤ期」よりも辛かったです。
で、産後うつに拍車をかけるのが、周囲の言葉かもしれません。
私の場合は実母から「情けない」の言葉もありましたし、
精神科に通うことを良しとされませんでした。
そして、パパが相談した元勤務先の先輩ママさんからは
「誰でも通る道やって」
・・・確かにそうなんでしょうけど、
そのママさんは、実家がすぐ近くにあって
すぐに子供さんを預けられる環境にあったし、
産休・育休をとって仕事復帰できる環境にあったので
ぽんよりとは状況が違う!!って反発心を覚えました。
社会復帰への道も確保され、実家で面倒をみてもらえて・・・
そんな人と一緒にしないでほしいとまで思いました・・・
心配して励ましてくれていたのに、なんてひどいヤツなんでしょう・・・
状況が好転しだしたのは
「産後うつ」と診断され、それを周囲も認めてくれて、
徐々に自分自身も「産後うつ」である自分を認めて
託児所や近くの保育園に相談に行くことができるようになってからでしょうか。
好転しだすとあっという間に子育ては楽しくなりました。
託児所に子供を預けることには抵抗もありました。
最初は預けたあと、自分を責めて泣きながら家に帰りました。
でも、託児所でぴょろたが他の子供さんたちと楽しく遊ぶ姿をみて
ふさぎこんだ母親と四六時中一緒にいるよりも
子供にとってもいいことなんだと認めて、
自分も時間を有効に使おうと就職活動を始めました。
就職後は、先輩ワーキングマザーさん達から
働きながら子供を育てる悩みを共有したり、コツを教えてもらったり・・・
今ではバリバリ働く2人の子供さんの親である管理職のママさんでさえ、
「一人目の育児休暇は、その子が成人するまで明けないかもしれない
(=永遠に仕事復帰できない)とまでおもった」
と言っていたのに驚きでした。
一人目の子供の産後うつを経験したおかげで、
現在、二人目の乳児育児は、大変だけど楽しんでやれています。
特に一人目の子育てって、今のつらさが先に来るので
将来が描けないと思います。
私もどうなるかわからなかったし・・・
乳児育児ってこんなにも楽しかったんだ。
今はつらくとも、その先に子供と一緒に生きる楽しい人生が
待っていることをちょっとでも考えていたいと思います。
※ もっと将来を想像できる機会が環境としてあればいいのにね。
その一つが保育園だったり、子育て相談だったりすると思います。
特に保育園はもっと解放して欲しいかな。
将来子供がどうなっていくのか、直接見ることができる場なんです。
子供のお世話のプロもおられるし。
地域によってはいっぱいで、話も聞いてくれそうにないぐらい
忙しそうだったりしますもんね・・・