第349話  トロピカーナ7 | ニューキングハナハナのブログ

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1985年、現在のアルゼがまだユニバーサルを企業名としていた時代、そのユニバーサルの傘下にあった

メーシー販売が世に送り出したこの1号機こそ「トロピカーナ7」である。

そのスペックは当時の機種の中でもとにかく甘めで、BIG確率を見ると最低設定でも303分の1で

最高設定では204分の1となっていた。そしてこの台は当時主流であった「吸い込み方式」ではなく、

「完全確率抽選方式」を採用していた。しかしながら、ハマリの救済措置として前BIGから約3000枚の

メダル(約1000G分)を投入すると、強制的にBIGを成立させるという「天井」が設けられていた。

この台のゲーム性で一番注目しなければならないのは「遅れ」である。通常はレバーを叩くのと同時に

回りだすリールがボーナス成立ゲームに限り「一瞬の間を置いて」回りだすのである。

これがこの台の衝撃的フラグ告知演出となっていた。そして、この「遅れ」が発生したゲームで、

14・15枚役を狙い、揃えばREGが成立、揃わなければBIGが成立というように、どちらが

成立したのかを判別することが可能であった。付け加えると、この台にはレバーON時のスタート音などは

鳴らない(存在しない)。よって今の台のスタート音の「遅れ」とは違い、あくまでもリールの回転開始の

タイミングがずれることを指している。よって常にリールを凝視してボーナスフラグの成立を見逃さないように

打つのがスタンダードなプレイスタイルとなっていた。しかし、なぜそこまでフラグ察知に注目する必要が

あったのか、それはこの台にはボーナス成立ゲームを見極めることで実現する強力な攻略法があった

からである。              



~BARセット~REG成立を確認したら「遅れ」発生ゲームを含む以後20ゲーム間、小役をわざとはずし21ゲーム目でBARを揃えることでセットが完了。その後小役の集中状態に突入し約700枚のコインを吐き出した。これはREG成立後の小役による等倍返しのプログラムのバグを利用したものであった。~設定判別法~「遅れ」によりBIG成立を確認した後、成立ゲームを1として以後19ゲーム間、小役とBIGをはずし続けると設定判別の準備が完了となり、その後の20~22ゲーム間の小役の出現状態で設定を判別することができた。~BAR回し攻略法~「遅れ」発生からREG成立を確認した場合、そのゲームを含む以後20ゲーム間、BARをはずしつつ小役(プラムが5ゲームおきに出現)を取り、21ゲーム目にBARを揃える。これは、REG成立後の等倍返しを利用し、コインを節約しつつ「天井」までのゲーム数を稼ぐというものであった。