以前ちらっと


韓国の隠れたる英雄


金在益(キム・ジェイク)のことを


取り上げました。



繰り返しになりますが、


ご了承ください。



朴(パク)大統領の


経済秘書だった金在益。


朴大統領が暗殺されると


全斗●(チョン。ドゥファン)に


請われて家庭教師になります。



そんな金在益に


元同僚たちは


「権力に近づきたがっている」


と非難します。



しかし金在益は


「韓国の国民が


強い政権を求めるのは


経済がぜい弱だからだ。


経済が安定すれば


もう独裁者は出ない」


と言い切ります。


彼は独裁者を出さないために


韓国経済を安定させようと


力を尽くしました。



チョン・ドゥファンは


自分が年上であるにも関わらず


金在益を「先生」と呼び


韓国の経済政策を


彼に託したのです。



しかし、


1983年10月9日、


ビルマで起きたラングーン事件が


起きました。


ビルマを訪問中の


チョン・ドゥファンを狙って


北朝鮮が爆弾テロを起こしたのです。



閣僚、随行員17名が


亡くなりました。


金在益は、その中にいたのです。



ラングーン事件から


もう29年ですか。


あのときの大騒動は


覚えています。



「金在益のような


愛国心のある閣僚が


このごろいない」


某新聞の某記者が


紙面で語っていました。

(紙面と言ってもネットですが)。



韓国のみならず


日本にも


金在益のような人物は


いないようです。



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このドラマで


金在益の存在を知りました。



ちなみに


金在益の死後、


チョン・ドゥファンは


「自立」せざるを得ませんでした。


金在益に学んだことを生かして


韓国の経済をさらに


発展させました。


多くの問題を起こした独裁者ですが、


経済政策には


長けていたというのが


後世の評価です。


金在益の遺産であります。