有名になるという事 | 伝統技術を現代のライフスタイルに合わせて発信するプロジェクト  ”ARLNATA” アルルナータ ディレクターの独り言

伝統技術を現代のライフスタイルに合わせて発信するプロジェクト  ”ARLNATA” アルルナータ ディレクターの独り言

約11年に渡るヨーロッパの様々なステージのラグジュアリーブランドを経て日本に帰国し、衰退産業とも言われている日本の伝統技術を今の形で発信するためのプロジェクト”ARLNATA”アルルナータを主催しているディレクターの独り言です。
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 世の中には有名と言われる人がたくさんいます。どの業界にも有名人はいます。有名人とはどうなれば有名人なのでしょうか。まず一つに多くの人がその存在を認知しているということがあげられます。好きか嫌いかは別にしてみんなが知っている人のことです。その人のことを好きな人の場合、もちろん見かけが好印象であったり、考え方が自分に合っていたり、過去の言動でとても素晴らしい事をしていてそれに興味を持ち始め将来の言動が楽しみであったり、と言った理由があるでしょう。嫌いな場合はこの逆だと思います。好き嫌いどちらにせよ、その人の顔であれ、服装であれ、言葉であれ、活動であれ、みんなに知られているということはよく考えればすごいことですよね?つまり普通の人は自分が何かしたとしても、知られたとしてもせいぜい友人・知人・先輩・後輩・家族・ご近所程度で、結局自分の生活範囲の中くらいでしか広がる事はありません。しかし有名人というのは、全く彼らとは関係のない世界の人間ですらその言動に注目しているという事になるのです。これは“すごい”ことだと思います。


 では、なぜそういった人達が全く知らない世界の人々の間でも知られるようになったのでしょうか。それは、メディアの影響力がとても大きいと思うのです。芸能人であればテレビ、新聞、インターネット、ラジオ、雑誌など。特定の業界の人、例えばファッションデザイナーも、雑誌、インターネット、の影響力はとても大きいでしょう。では、なぜメディアが彼らの言動を紹介しようとするのか。それは、世の中がその人の活動を知りたがっている、需要があるからです。ではなぜ彼らが無名からその言動に注目されるようになったのでしょうか。それは彼らのある活動に対する評価が何らかの理由で世の中に知らされるべきと複数の人々に判断されたからでしょう。


 自分の言動が世の中に知らされるべき価値をもつ、ということはこれはとても大きな影響力です。自分の言動が自分の全く知らない所で評価され、全く知らない間に自分の言動が知られてしまう訳です。良い行いをして世に広がる事はとても素晴らしい事だと思いますが、同時に悪い行いも世に広がってしまいます。つまり、有名になるといいことばかりではなく、自分の言動に責任を持たざるを得なくなるのです。


 また、有名人というのは一般的には一般人よりも収入が多いイメージがありますし、ほとんどの有名人(まあ有名の度合いにも寄りますが)は一般人よりは多いと考えられます。なぜならそれだけの世の中に与える影響力があるし、それだけ自分の言動に責任が嫌でものしかかってくる訳で、いわば責任の重さの代償としての収入と考えれば理不尽でもなんでもありません。


 以上の事をまとめると、有名になるということは自分の言動で世の中に影響力を及ぼすことができ、そのために一般人よりもその言動に思い責任が生じ、その代償として大きな収入を得る事ができる人の事、と言える事が出来ると思います。


次回に続けます。



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