恐怖・・・負の連鎖
<9/18>
ここんとこ気圧のせいなのか季節の変化のせいなのか体調が良くな
く気が滅入っていてブログを書く気になれずに少し空いてしまいました。
で、ふとトイレ中ある「恐怖」を思い出したので書くことにします。
(長いし、ダルイです。忙しい方は飛ばしてくださいm(_ _)m)
今でこそ、普通はしなくても良い経験ばかり豊富で「恐いものない」な
んて嘘ぶいてますが、多分私は元来臆病で気の小さい人間なのだと
思います。
娘がまだ小学校へ上がる前の冬のある日、家族でスケートに行って
たまたま転んだときに!!!意識はあるんだけど全身が一切動かなく
なって救急車で運ばれました。
「頚椎後縦靭帯骨化症(難病)」「中心性損傷」、身体が元に戻るかど
うかは何とも言えないとの診断。
運よく・・・・徐々に身体は動かせるようになり、1週間程で最後に残っ
ていた右手も痺れは残ったものの自由に動くようになりました。
(戻りの痛みは悲鳴もの!!!・・・・想い出したくもありません)
その後、大学病院で首を切開して骨を開きセラミックを埋め込む手
術をして、首の自由は利かないものの普通の生活が出来る様になり、
仕事に復帰することも出来ました。(色々ありましたが略)
ところが4年程経ったある日の仕事中、現場で頭を軽くぶつけた時
にそのまま倒れ(やっぱり意識はあるけど)全身が動かなくなったので
す。ただこの時は5~10分位で立って歩ける様になりました。
ここから「恐怖」の始まりでした。
何かショックがあれば首から下が動かなくなる事がある???
骨化症は「手術すれば大丈夫」って言っていたのに「さらに進行し悪
化」していた???
車で移動する事の多い私は「物凄い恐怖」を感じました。
追突でもされたりしたらその衝撃で動かなくなる可能性がある。
ハンドルを切る事もブレーキを踏むことも出来ない。場合によっては
大事故に発展なんて事も・・・あるかも知れない。
その計り知れない不安を抱えて仕事をするリスク・・・・もし何かあった
ら会社にも大変な迷惑をかけることになる。
そんな自分が車を運転する資格があるのか?
家族はどうなる・・・・・。
すぐに翌日、手術を受けた病院で検査して貰いましたが、若い医師
には原因が分からない・・・・
多分、大丈夫。きっと問題無い。そう自分に言い聞かせて普段通り
の生活、仕事をしていましたが、1ヶ月、2ヶ月、段々と指や手に痺れ
が出る様になってきました。
車の運転には特に注意を払っていましたが、不安は付きまといます。
奥さんにも「俺に何かあったらすぐにサイドブレーキを引け」といつも
言っていました。
恐怖と不安は膨らんでいきます。
やっぱりもう一度執刀医である教授にキチンと診察をしてもらおうと
予約を入れた矢先のある日、身体は悲鳴をあげます。
まずは手がパンパンに腫れあがり、翌日酷い腹痛に嘔吐・下血・・・・
またしても救急車で運ばれ・・・・次第に全身が腫れて行きました。
「結節性動脈周囲炎」・・・血管自体が腫れて血流を止める病気。
これも難病で、原因は分かっていません。
ただ、強度のストレスが原因の一つとも言われているようです。
あれから丸3年。首は2度目の手術を受け全身麻痺の不安は無くな
りましたが、動脈の病気を克服できず未だに立ち直れないでいる私は
今、新たに「生活できない危機」という恐怖を味わっているのです。
まさに負のスパイラルですか・・・けっけっけ。
すべては私の心の弱さから来ているのかも知れませんね。
でも大丈夫。間もなく立ち直ります。・・・・多分。