Q.演技、制作面での指導やエピソードを教えてください。

羽原「元々、ヤマトが大好きなスタッフの集まりで作っていました。第二章の、ヤマトが発進した後にアンドロメダと対決するシーンを女性のスタッフにお願いしたんですが、キーマン（新キャラ）の見せ方が女性ならではの視点で描かれていて、キャラクターの表情のピックアップの仕方がすごかったです。若い女性ファンにも確実に届くのではないかというカット割りを作ってくれました」。

福井「キャストには、『アニメということを意識しないでほしい』と言いました。『洋画を撮っているような雰囲気でお願いします』と」。

羽原「古代進役の小野大輔さんからは『すごく感情を乗せやすい』という感想をいただき、うまくいったかなという感じがしました」。

Q.この作品をご覧になる方々へメッセージをお願いします。

福井「社会性を取り入れた作品なので、心にグッとくるものがあると思いますが、決してかまえないで観ていただけたらと思います。今のアニメや映画で、現代の日本社会の問題とこれだけ向き合っている作品は他に無いと思うので、ぜひ受け止めてもらえたらと思います」。

羽原「“血沸き肉躍るエンターテインメント”となっています。できれば、家族や恋人と一緒に観てほしいですね。また、若い方はご両親と観ていただきたいと思っています。ご両親世代はヤマトの影響を受けているはずなので、一緒に観た後に『あの時はこうだったよ』とかの話を親子で話してもらえたらうれしいです」。

『宇宙戦艦ヤマト2202　愛の戦士たち　第二章発進篇』

上映日時：上映中（７月７日（金）まで）

上映館：MOVIX仙台

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』羽原信義監督、福井晴敏さん インタビュー 後編

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