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まずは和久井映見さんの元共演者の訃報
代表作に「日本のいちばん長い日」「四十七人の刺客」「八甲田山」などが挙げられるが、最後の官選沖縄県知事で「島の守り神」と言われた島田知事を演じた「激動の昭和史 沖縄決戦」も印象深い。
和久井映見さん出演作では、「妹よ」でのゆき子の恋人の冷徹な父、「スティング松岡 危機一髪」では娘と松岡の結婚を心配する実父役、「最後の忠臣蔵」では和久井さん演じる篠の思い人の罪一等を免じる大目付役が記憶に残っている。
ご冥福をお祈りいたします。
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何の被害かというとサイコパス再犯事件として社会を震撼させた次の事件だ。
被告の出身地の地方紙が事件の経緯を最も詳細に伝えている。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170116_13047.html
裁判員は、専門家のあいだでも意見の分かれる厄介な事件に関わることになるが、これで責任能力を否定するのであれば、殺人の数年前に起きた同級生への殺人未遂事件（これが最初の記事）への対応を誤った弁護士ら司法関係者・学校側・行政ら被告の管理責任者たるべき立場の者に対してその懈怠が問われるブーメランとなる。
今回弁護側がそれを勝ち得たとしてもまた再犯するであろうからその際は今回の弁護人がその責任追及の対象となるという連鎖である。
この事件は少年法という欠陥制度に加え、精神鑑定による責任能力否定という隠れ蓑によって凶悪犯罪者が再犯し放題に野放しにされてしまうという社会問題への国や地方・社会がどうすべきかを問いかける重要な命題である。
精神鑑定を乱用することによって人に危害を加える者を放逐して犯罪を増加させ、他国から攻められる前に自国が内部から崩壊していくという国防上の問題も自らこしらえていることにもつながっている。
同様の再犯組のひとつ相模原テロ植松事件では、具体的に時と対象を示した犯行予告を見ながらその阻止に動かなかった安倍自民の道義的責任もまた無能な県警や市の対応以上に追及されるべきだ。
まるで発生必然だった原発事故の再現そのものではないか。
筆者は裁判員制度を肯定する立場ではないが、参加する以上は制度欠陥や「いつこのような精神異常を偽装する狡猾な凶悪犯によって、自分や大切な人が傷つけられるかわからない」恐ろしい現状に鑑み、市民感覚としてどうすべきかを問いかける、本質に迫った判決を下してもらいたい。
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和久井映見さん その32
今回は先日放映された映画「ロボジー」のレビューと、初づくしについて。
まず「ロボジー」
ミッキー・カーチスが念願の五十嵐信次郎名で主演した作品とある。
しかしこの名は本名ではなく、幼いころ本名が外国的だといじめられた経験から作り出した別名である。
この人、日英のハーフ同志の父母から生まれた人で本名は英語の名前、その一部が芸名であった。
彼はその念願かなったうれしさもあってか自ら率いるバンドで、80年代プログレッシブロックの名曲をカバーし主題歌としている。
その名曲が「Mr. ROBOT（Stix）」1983年（エミー賞受賞のドラマではないｗ）
https://www.youtube.com/watch?v=dmcJDt9xx9Q
歌詞を読んで見るとまさにこの映画、この歌詞の世界の具現化ではないかと思える。
この曲を作ったStixのボーカル、Denｎiｓ Deyoungは日本公演の際に工場で働く産業用ロボットを見てこの曲の着想を得たという。
ファナック（当時は富士通ファナックという社名だった）あたりの機械であろうが、30年経過した現在、親会社の富士通が中韓の台頭や日本が半導体を作らなくなったことから斜陽産業となった今でも、日経平均を左右する対象の値嵩株であり続けるなど同社は今も元気である。
あらすじは
老人は、老人会の劇でも端役をあてがわれるなど退屈で、孫たちが来ても携帯ゲームに夢中であいさつもそれに没頭したままでと無視のされよう。
面白くない日常に変化を求めて、娘（孫たちの母）が言ったように仕事探しを始めると年齢や難しい条件不問の求人を見つける。
その求人を出したのは、ロボット開発中の電機メーカー、元々人体の動きのサンプリングデータを採取するために募集したわけだが、老人の緩慢な動きがロボットの動きにもってこいだみたいなわけのわからん理由で老人が選ばれた。
最初は開発中のロボットにデータを打ち込んでいたが、そのうちにロボットが暴走し始め、勝手に前進してビルの窓から落ちて大破してしまった。
期限に間に合う見込みがなく、老人をロボットの中に入れて動いてもらう「着ぐるみ」方式を採用して記者発表などその場をしのぐことにしたが、・・・というもの。
和久井映見さんの役は、老人の娘で二人の孫（中学女子、小学男子）の母親、斉藤春江。
物語は老人会の劇という日常の場面から始まるが、和久井さんらは老人の「変えたかった日常」を構成し、また彼をそして観客を日常に引き戻す役割だ。
劇で出番というときに態勢を崩してこけてしまう老人、レントゲン検査で異常はないがかたくなに腰の損傷を主張する。
医師は無責任にもアルツハイマーの可能性をちらつかせるが、春江は話半分として退屈をもてあましている父（鈴木）に気分転換に仕事を始めてみては？と告げる。
鈴木宅から帰る時、春江が「あんたたちもさよなら言いなさい」に対して子らはゲームに没頭しながら口だけ「さよならー」で鈴木はがっくりのところが傑作だったｗ
そうして織り込みチラシから求人広告を見つけて話の筋に入っていく。
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で、ロボットのスーツアクター（マル秘）となった鈴木だが、孫たちに話題のロボットを見せようと、自分は知り合いだと称して春江に電話する。
春江は「その日は塾もないし子供も喜ぶ」と快諾しサイン（子供に）も頼む。
しかし当日、ｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞモールのイベントに借り出された鈴木ロボットは客へのサービスに追われて約束の時間に遅刻、彼らが帰ってしまったのを確認したロボジーはタクシーで斉藤宅へ向かう。
そしてかつて鈴木が斉藤宅へ来たときと同じ振る舞いをして、筆をとり子供ふたりそれぞれに合った言葉を色紙にしたためる。
春江の「カマンベール」という掛け声で記念写真をとったとき男の子が「おじいちゃんの匂いがする」といったから気づいていたかも。
そしてロボット生活に戻るわけだが鈴木は
・自分が注目されているわけではなく側が珍しがられているに過ぎない
・イベントスケジュールが立て込んで、孫や娘らにも会えない
むなしくなって研究所から去ってしまうわけだが、出て行くとき守衛に呼び止められても彼は真相を知るはずもなく、「俺が・・・なんだよ」と言ってももういいよと追い払われてしまう。
そうして鈴木は日常に戻り、他の役の老人が主役の老人に恨み節をたたく中、文句も言わずに脇役ににこやかに甘んじるなど、日常も悪くないなあと思いつつもまた退屈の虫が騒ぎ出した。
そんな頃、開発も最終段階に入ったロボットが実験中の事故で大破、また技術者たちが救いを求めに来たところで、これ幸いと鈴木が・・・
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なんといっても出番は少ないが、特に中盤のロボット姿の鈴木と再会するまでのくだりでの和久井さんが可愛い過ぎる。(^-^)/
子供たちと屋根つき陸橋みたいなところでロボットを待つんだけども定刻を過ぎてもこない、その途中で向こうから来るコスプレ女子に「何あれ？」とびっくりする春江が可愛い。
メインのより若い女子たちにあまり魅力を感じられなかったからなおのことだと思うがｗ
また、春江の夫役の俳優、誰かと思って調べたら個性的でくせのある役が多い田辺誠一、今回はおとなしく事なかれ主義のやさしいお父さんを演じている。
家に来たロボットが帰るときに春江が電話していた相手は彼だろう。
「妹よ」の共演者では、西田尚美（松井ゆき子の同僚みっちゃん役）も出ていたがどんな役か不明
また「殴る女」「First Love」で共演の小野武彦も電機メーカー社長役。
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配役をまとめると
ロボジー（鈴木老人）：五十嵐信次郎（ミッキー・カーチス）
斉藤春江（鈴木の実娘）： 和久井映見さん
斉藤（春江の夫）： 田辺誠一
社長： 小野武彦
？： 西田尚美
春江の娘・息子
ロボット開発の３人+ロボットおたくの女子大生（のち同社開発員）
テレビリポーターの女性
というのが主なメンバーであった。
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続いて和久井映見さんの初尽くし
【初主演】
（映画）
1990年 「ぼくとぼくらの夏」
（単発ドラマ）
1991年 「ラブストーリーは突然に」第2話「素敵なボーイ・ミーツ・ガール」
（連続ドラマ）
1994年 「夏子の酒」
月９初主演
1994年 「妹よ」
【初ヒロイン】
《映画》
1991年 「就職戦線異状なし」
《ドラマ》
（NHK）
1991年 「赤頭巾快刀乱麻」
（民放）
1992年 「逃亡者」
【月９出演】 ◎は主演
1989年 「愛しあってるかい！」
1990年 「すてきな片想い」
1994年 ◎「妹よ」
1996年 ◎「ピュア」
1997年 ◎「バージンロード」
2015年 「デート」
【初舞台】
2013年 「ホロヴィッツとの対話」
【初の妻役】
《映画》
2004年 「スクール・ウォーズHERO」
《ドラマ》
（時代劇）
1991年 「源義経」
（現代劇）
2001年 「世界で一番熱い夏」
【大河ドラマ・朝ドラマ】初出演
《大河ドラマ》
2003年 「武蔵」
《連続テレビ小説》
2007年 「ちりとてちん」
【最初の母親役】通話ベース
《映画》
2004年 「そのときは彼によろしく」
《ドラマ》
（単発ドラマ）
2004年 「９．１１NYテロ真実の物語」
（連続ドラマ）
2001年 「世界で一番熱い夏」
【デビュー作】
《映画》
1989年 「べっぴんの町」
《ドラマ》
1988年 「花のあすか組」
《時代劇》《NHK》
1991年 「赤頭巾快刀乱麻」
《歌手》
1990年 「マイ・ロンリィ・グッバイ・クラブ」
【主演作】
（連続ドラマ）
1994年 「夏子の酒」
1994年 「妹よ」
1996年 「ピュア」
1997年 「バージンロード」
1998年 「殴る女」
2005年 「華岡青洲の妻」
2011年 「四十九日のレシピ」
（単発ドラマ）
1991年 「ラブストーリーは突然に」第2話「素敵なボーイ・ミーツ・ガール」
1991年 世にも奇妙な物語「耳鳴り」
1992年 「みなと未来ヨコハマ」（東芝日曜劇場）
1992年 「コップの中のわずかな反乱’92」
1992年 「聖夜に逢いたい」
1993年 OLたちのざけんなヨ「大奥、女の闘い」
1994年 「21歳の別離」
1995年 「家族 あなたは父を愛せますか」
1998年 「二十六夜参り」
2002年 「抱きしめたい」
2004年 「９．１１ＮＹテロ真実の物語」
2005年 「小さな運転士 最後の夢」（阿部寛と共同主演）（24ｈTVスペシャル）
2006年 「ヘレンときよしの物語」
2006年 「君が光をくれた」
2014年 「木曽オリオン」
2014年 「月に行く舟」
（映画）
1990年 「ぼくとぼくらの夏」
1993年 「虹の橋」
1995年 「バースデープレゼント」
【ヒロイン作品】
（連続ドラマ）
1991年 「赤頭巾快刀乱麻」
1992年 「逃亡者」
2000年 「Friends」
2001年 「世界で一番熱い夏」
2003年 「動物のお医者さん」
2004年 「最後の忠臣蔵」
2005年 「恋におちたら」
2007年 「ちりとてちん」（準主役）
2009年 「不毛地帯」
2012年 「もう一度君に、プロポーズ」
2012年 「ダブル・フェイス」
2014年 「ホワイト・ラボ」
2016年 「横山秀夫サスペンス」
（単発ドラマ）
1990年 「いつか見た青い空」（24ｈTVスペシャル）
1998年 「カミさんなんかこわくない」
2006年 「スティング松岡 危機一髪」
2008年 「忠臣蔵 音無しの剣」
（映画）
1991年 「就職戦線異状なし」
1991年 「息子」
1992年 「エンジェル 僕の歌は君の歌」
2004年 「丹下左膳 百万両の壺」
2005年 「MAKOTO」
2014年 「イン・ザ・ヒーロー」
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