インターン、1日でもOK 経団連が「5日以上」撤廃へ


これじゃあ採用対象職種のガイダンスにすらならない「子供職業体験」のレベルだな。


筆者の大学時代(30数年前)、前にも書いたがこのシステムの前身は「企業研修」という名称で理工系ではほぼ必須とだったのだが、今はどうなっているのか知らないが。


当時は1ヶ月(夏休み利用)が平均的な期間、費用は企業と学校がどういう割合かは知らないが分担して食と住(寮)は支給、採用職種だけでなくその周辺職種(たとえば研究開発だとすれば製造・物流・営業も)も体験させた。


1日では仕事を知ることさえ無理、ということであれば割り切ってそれ以外の基礎、「酒の飲み方」「付き合い方」「各種ハラスメントの知識」実社会人としての備えを行う会としてしまえばいい。


どれかひとつに絞ってたとえば一つ目では酒に強い人も弱い人もさまざまいるわけだが、両者に分けて体験談や実演を交えてどこまで飲むか、さらには回避する方法は?という点で教えたほうが会社にとっても実益になる。


筆者も体質的に受け付けない(ビールジョッキ1、日本酒2、水割り1程度でダウン)ので非常に苦労した、結局は日頃から意思疎通を怠りなくして最中は注ぎまわって喋り捲ることでダメージを回避してきた。


能力は十分あるのに日本独自のやたら飲み会・・・でからだをこわして身を持ち崩した人、会社を転々とする人をたくさん見てきた。


筆者は会社では最初、技術職と事務職の掛け持ちだったが、そのうちに若い技術者が育って専任の事務責任者(経理・総務・人事)となったときにまず何よりも先にこれらを含む「会社や社会での振舞い方やお金の知識」、学校じゃ教えない社会人としての基礎をまず教えるようにしたらそれまで結構出ていた中途退職者もゼロになった。


仕事を教えないのならまずこれらを先にやるということで企業側そして学校もその要請という形で頭を切り替えてはどうだろうか。


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和久井映見さん その14


今回は笑っていいとも(終了)のテレフォンショッキングで彼女を呼んだ人、彼女が指名した人からその交友関係。


そして和久井さんの出世作となった初の月9ドラマ「愛しあってるかい!」について。


【テレフォンショッキング】


全部で7回出演、90年代6回と2007年


( )内は共演ドラマ・映画


青文字は番組宣伝


1990年


柳葉敏郎→(すてきな片想い)→和久井映見→(愛しあってるかい)→陣内孝則


1991年


風間トオル→(結婚したい男たち)→和久井映見→(すてきな片想い)→相原勇


1992年


仙道敦子→(就職戦線異状なし)→和久井映見→(すてきな片想い)→柳葉敏郎


1994年


石黒賢→(夏子の酒)→和久井映見→( ? )→中村雅俊


1995年


岸谷五朗→(バースデープレゼント)→和久井映見→( 同主題歌 )→福山雅治


1998年


東幹久→(殴る女)→和久井映見→( ? )→仲村トオル


2007年


菅野美穂→(あいのうた)→和久井映見→(花嫁とパパ)→時任三郎



「デート」や「お義父さん・・・」のときも出ただろうが、いかんせん「笑って・・・」のほうがすでに終わっている。

意外と番組宣伝ばかりではないことと、共演者との交流が出演後も続いていたということだ。


それと和久井さんが指名した当時は関係が不明だった2人についても2008年、2016年(放映)にはそれぞれ共演していることもわかる。


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和久井さんはフジテレビ連続ドラマに月9の三作品含めて5回主演。


月9ドラマは「愛しあってるかい」1989年を皮切りに「すてきな片想い」「妹よ」「ピュア」「バージンロード」そして2015年の「デート」で6回の出演である。


和久井さんはこの前作である「夏の嵐」と「愛しあってるかい」の間に役者として非常に大きな進歩を遂げた。


「夏の嵐」も見たが、とてもかわいくて健気な演技なのだが厳しい言い方だがまだ素人に毛の生えた程度、その前の「スワンの涙」は何度目かの再放送で見たがまだどこにいるのかわからなかった。


スタパ2005のときのメールで「スワンの涙で見てこれは売れると思った」のがほんとならとんでもない目利きということになる。


これらを見返してみればたいていの人は「愛し合ってるかい」で初めて和久井さんがただものではないことに気づくはずだ。


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【愛しあってるかい】


このドラマで、和久井さん演じる女子高生 川上忍は、向かいにある男子校の美術教師 不破誠(近藤敦)に片想いする。


忍はしっかり者で成績優秀な優等生タイプで、3トップのうち2人はコメディパートだから物静かで品がいいだけに際立っていた。


近藤は、藤井フミヤを短髪にしたような感じで声は美木良介といった感じ。


ただこの片思いの経緯がちょっと不可解なのだがそれは後ほど。


いずれにせよ、初回の出会いの場面で誠が言った、「展覧会に絵を出しても感情がこもっていないと言われて落選するんだ」というせりふが最終回で回収されて、一応のハッピーエンドとなっている。


二人の恋がドラマの縦糸となる三つの恋(愛しあってる)の一本である。


あとのふたつは陣内-小泉今日子、柳葉-藤田朋子であって、それぞれにさほど気があるわけでもない敵手がついてきて・・・という話である。


男子校の3教師と女子高の2教師、それと女子高の忍の6人が主役といっていい話であり、それに「男子校への教育実習女子大生騒動」「知り合いの赤ちゃん預かり」「兄弟留学生」「エリート校と、教師・生徒ごとの対決」など横糸というよりイベントが絡む。


和久井さんは可愛い子達を集めたはずの女子高生たちの中でも、ずば抜けた美少女ぶりで、出てくる瞬間に場の空気が変わる感じ。


もちろん感情を揺さぶる声や台詞回しや微妙な表情の出し方などもこのときにはすでに確立されていた。


この雰囲気を維持したまま、NHK朝ドラヒロインをやっていたら大変な人気となり、老若男女誰からも知られるそれこそ、最優秀主演女優賞を最年少で受賞したときに期待されたように日本を代表する女優になっていたと思うし、大河ドラマのヒロインにもなっていたはずだ。


娘役の主演女優から母親役への転向ももう少し遅くなっていたことだろう。


今日はここまでで詳しいレビューは次回。


なおこのドラマには今では珍しい「卒業スペシャル」があって、翌年4月に放映されているが、そこでは大学生になる忍に誠が「そこからがスタートラインだ、君には気があるんだからゆっくり行こう。」として希望を示すにとどめている。


脚本は野島伸司だが同じ女子高生・教師ものでもあんなに暗い「高校教師」を書くようになるんだからわからないものだ、ヒロイン女優はそのイメージから抜け出せないまま引退しちゃったし。


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 今日の1曲


和久井映見さんの2ndシングル


「天使にスリルを教えてあげて」


https://www.youtube.com/watch?v=laJOspnXfRo



唯一のドラマ主題歌


フジテレビ系テレビドラマ『テニス少女夢伝説!愛と響子』後半期ED


これはデビュー作「花のあすか組」、「スワンの涙」などの時間帯(19:30-)の30分ドラマで、大映テレビ制作。


和久井さんが主演してもおかしくはなかったがやはり事務所・先輩といった力関係に左右されたのか?



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