文部科学省は30日、東京電力福島第1原発から北西に約45キロ離れた福島県飯舘村など同県内の6地点で、今回の事故で放出されたとみられるプルトニウムを土壌から検出したことを明らかにした。国の調査で、事故によるものとみられるプルトニウムが原発敷地外で検出されたのは初めて。

 プルトニウムは半減期が極めて長く、呼吸などで体内に入ると強い発がん性を帯びる。また、重い金属のため、遠くまで拡散しにくいとされてきた。文科省は「検出したプルトニウムはごく微量で、人体に影響を及ぼすような値ではない」としている。

 東京電力は「炉心溶融を伴う状況なので、水蒸気あるいは微粒子にプルトニウムが付着して飛散した可能性がある。(検出された濃度から判断すると)事故の影響があるかと思う」としている。(共同通信)

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-09-30_24137/

プルトニウム飛散がほんとにこの地域だけなのか、この量だけなのか、現在広範囲で行われているセシウム検査だけでなく、範囲をプルトニウムにまで拡大して行う必要が出てきたことだけは間違いない。