迎賓館が一般公開されているときいて、早速9月の連休に、和風別館見学をネットで申込んだ。本館、主庭だけの見学の定員は1回750名なのだが、和風別館見学は1回20名なので、倍率が高いと思っていた。


8月の初めにもし参加が可能だとお知らせが来るはずが来なかった。ネット予約以外にも当日も見学できるが早目に整理券を取りにいかないといけないし、私の休みと家族の休みが一致しない。


ところが、HPを見ると「緊急告知」と銘打って事前の予約や整理券なしに、8月は水曜日を除いて見学可能となったお知らせが書いてあった。(ただし本館、主庭のみ、和風別館は事前予約が必要)


これはチャンスだと、夫に「行く?」と聞いたら行くというので、二人で今日出かけた。




正門




頂いたパンフレットには前庭がきれいに写っている。

 

建物の内部は撮影禁止だったので、ブログに掲載できないが内閣府のHP「迎賓館赤坂離宮写真集」で一部は見ることができる。


最初に見学した「彩鸞(さいらん)の間」は暖炉の横に彫られた架空の鳥の鸞(らん)に由来するそうだ。他にも「花鳥の間」「朝日の間」「羽衣の間」があるのだが、それぞれの部屋には天井から柱、床、扉など全てに意味があり趣向が凝らされている。


実物は本当に豪華絢爛で、日本にもこんな所があったのかと感動した。パンフレットによると、日本における唯一のネオ・バロック様式の仕様風宮殿建築とある。


これほど美しい内部の装飾を見たのは、オーストリアのウィーンにある宮殿以来だ。歴史に名高いハプスブルグ家の宮殿に似ているなあと思ったら、やっぱりバロックだった。美しすぎて何度も心の中で感嘆の溜息をついた。




本館と主庭




噴水の前で。




この後、「和のあかりと百段階段」を見学に目黒に向かった。


続きは明日。


夫は、歩くのが速い。いつもそれで腹が立つのだが、友達だと思ってマイペースで歩いていたら、時折立ち止まって私が追いつくのを待ってくれる。しかし追いついたと思ったら、また速く歩くので、常に2メートルの間隔で歩く感じになる。ウサギとカメの話じゃないし。


う~ん、歩み寄るのもなかなか大変だ(苦笑)