第2020回「加藤清史郎くんの挑戦的CM、白髪染め」(じじい問題) | 新稀少堂日記

第2020回「加藤清史郎くんの挑戦的CM、白髪染め」(じじい問題)

 第2020回は、「加藤清史郎くんの挑戦的CM、白髪染め」(じじい問題)です。男はある年齢に達しますと、"シラガ"派と"ハゲ"派に分かれます。悲しい現実です。その悲しい現実をダブルで背負い込んだ"ハゲシラガ"もありますが、私の場合は、"シラガ"派です。


 毛根に、毛幹なる部位があります。それが、白髪の発生に関与しているようです。一説では、生まれた段階で、白髪になる時期が決定されるとも言われています。まるで分裂限界、テロメアをイメージさせる仮説です。


 私の頭髪に、白髪が目に付き始めたのは、40歳を越えた頃からです。鬢(びん)から前髪にパラパラと出ているのを抜いていました。しかし、43歳頃には抜ききれないほどになりました。抜けば、"ハゲ"派に転向です。当然、白髪染めを検討しました。


 当時サラリーマンだったのですが、喫煙コーナーなどで話していますと、意外に白髪を染めている人が多いのです。聞くまで、染めているとは知りませんでした。ですが、スナックなどの女性などからは、自然体の方がいいという意見が多かったように思います。


 そして、そのまま、54歳になったときに、サラリーマンを辞めました。この際、茶髪、ピアスを検討したのですが、その頃、プロ野球の清原さんがピアスをしていました。こりゃダメだと思い、ピアスについては断念しました。ちょうど同じ頃、おばさんたちの頭に気付いたのです。


 はげているのです、さらに、白髪染めも時間経過のため、一層はげて見えるのです。当人は気付いていないのだと思います。ハゲは、男だけの現象ではなかったのです。白髪染めをするのなら、まめにする必要があることに気付いたのはそのときです。


 その後、6年が経過しています。自然体で白髪頭のままです。白髪の占める割合は、約3割でしょうか、鬢から前髪に集中しています。七三に分けているのですが、白髪が帯状になります。後頭部もパラパラとあるのですが、グレイにはなっていません。


 そこに、加藤清史郎くんの挑戦的なコマーシャル、「白髪をそめずにいる、そのこころがカッコわるい」(私の記憶です)、が~~ん。正直、ほっといてくれ、私の勝手だ、というのが実感ですが、コマーシャルのメッセージは実に挑戦的です。


 たしかに、清史郎くんはかわいいのですが、トヨタの子ども店長などでも、私には、一種の虐待に映るのです。清史郎くんを背伸びさせているイメージが強く、露出度も極端に高いのです。節度ある使い方をしてあげるべきだと思います。


 白髪については、いましばらく様子を見ようと思います。ところで、眉毛はほとんど白髪になっています。放っておくと、村山眉になりますので、時々カットしています。