第1350回「"ライアーゲーム シーズン2 第1回"を観て」(思考実験ドラマ) | 新稀少堂日記

第1350回「"ライアーゲーム シーズン2 第1回"を観て」(思考実験ドラマ)

 第1350回は、「"ライアーゲーム シーズン2 第1回"を観て」(思考実験ドラマ)です。「オトメン(乙女)」に続いて放送された、フジテレビ系列のドラマです。ショート・シリーズとなるのでしょうか。深夜枠から、ゴールデンタイム(火曜、9時)に放送されています。


 第1回の冒頭、第1シーズンの概要が紹介されています。なかなか複雑なドラマですので、結構忘れています。前シーズンは、第3ステージまで行なわれ、出資者である黒幕(北大路欣也さん)を引きずり出すことに成功し、物語は終わったはずです。


 お人好しで、騙されやすい神崎直(戸田恵梨香さん)に、再び紹介状が届いたのです。今回も1億円が用意されています。第4ステージへの招待状です。だれが考えましても、直にゲームは向きません。秋山深一(松田翔太さん)にも、招待状が届きますが、きっぱり断ります。しかし、・・・・。


 直は、自動車にピックアップされ、会場に向かいます。第4ステージは、3対3の団体戦です。3人がそれぞれ戦い、2勝したチームが勝です。そして、3人目のメンバーがやってきます。秋山です、秋山は来たのです。


 初戦は、24発のロシアン・ルーレットです。双方、任意の方式で、3発ずつ入れる位置を指定します(かぶった場合は、やり直し?)。それをシャッフルして、交互に撃つというルールです。6発発射されるまで、ゲームは続きます。


 しかし、ゲームですので、ルールがあります。

① チップ1枚=100万円。ただし、1億円に対し、1億5千万円分のチップが渡されます。一種のボーナスと事務局は話していますが、裏はあるのでしょうか。

② 当たった場合には、爆発音がするが、実弾は発射されません(死ぬことはありません)。その場合、チップ50枚を、相手に支払うことになります。

③ パスは可能。その場合、1、2、4、8、16とかけるチップが増えます。5回で流局。その場合、事務局が撃ちます。しかし、ルールはドラマ中に明示されていなかったと思います(あくまで私の記憶ですが)。


 直のチームの先鋒は、前回のチームで知り合っている福永(マッシュルーム・カットの男)です。秋山は、必勝法を知悉しています(?)。弾丸を3発続けて指定することです。1回弾丸に当たると、あと2回続く訳です。さらに、24連発銃(かなりブサイクな銃です)をシャッフルした際、弾丸の位置が重力のため下の位置に来ることです。敵に、連続して装てんすることを教えていますので、6発の銃弾が重さのため、下に来ることになります。


 福永はわざとパスし、相手が2回パスした段階で撃つのです。最初の数回は弾は入ってないはずです。福永は、パスのチップを取ることにより勝ち続けます。そして、チップを取られ続けた相手は、ついに撃ちます。今度は実弾です。50個のチップを、福永は手にします。大きく勝利に向かって前進したように思えたのですが、・・・・・。


 何かおかしい。次には弾が入っているはずです。5回目のパスは福永に回ってきます。直も気付きます。はたして、・・・・。福永が先の先まで読み、自分が指定した弾指定の位置を3連発していないのかもしれません(一つおきとか)。分りません。


 波乱を含み、予告が流れます。24連発ルーレットの行方は? 事務局とは? 中堅の秋山の勝敗は、大将の直の勝負は、・・・・。面白い、思考実験ドラマです。「カイジ」とも「SAW ソウ」とも異なる、異色なドラマです。