スキー場ビジネスに携わってる方々とミーティング。


利用者アンケートに基づいて、経営課題をみつけ改善したい、という意向があり、そのスタンスは非常に良いなと感じてたんだけど、、、


事前に調べた市場動向が、メチャクチャ厳しいものだった。



スキー人口は、ピーク時から60%以上も減少。


それに伴って、スキーメーカー、スキー専門店などの関連市場も激減しているが、、、


唯一、スキー場の数だけは減少しているものの、踏ん張ってるところが多い。



だから、当然なんだが、黒字経営のスキー場は20%にも満たない結果になってるらしい。



スキー市場は、1980年代後半から1990年半ば位までが良かった時代。


映画「私をスキーに連れてって」が、ユーミンの曲とともに大ヒットし、、、


バブル世代~団塊ジュニア層の若者たちとスキーブームに、、、


大学には、テニス&スキーサークルが乱立し、スキー合宿も盛んに、、、


スキーバス、スキー列車、など各交通機関はアイディアを競った。。。



恐らく、この人口ボリュームを背景にしたブームが、業界を混乱させた。



本来は、趣味として楽しむ一定の割合、冬のイベントして楽しむ一定の割合、で成立し、成熟していく市場だったのだと思うが、、、


ブームに乗った過剰投資が足枷となり、


いまだ過剰供給状況から脱却できない。



よって、各スキー場はどんどんコストを削減せざるを得なくなる。


設備産業に不可欠なインフラ投資が抑制され、、、


人件費の圧縮で、従業員のモチベーションは下がり、、、


魅力のなくなったスキー場へ、人が集まらなくなる。



ブームが去っても、趣味層とイベント層が残るはずなのに、そういった堅実な層からも逃げられてしまっているのが、今の実態ではないだろうか。



実際、川原も1997年を最後にスキー場に行かなくなった。


今年は久しぶりに雪山に行って、実態を確かめてみよう。


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